ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ

ビジネス書の書評ブログ。ビジネス書の紹介、ビジネス書の名言・言葉などを紹介しています。本の書評・感想レビュー

【メルマガ登録】(無料)まぐまぐ殿堂入りメルマガ  メルマガで読みたい方は、ぜひご登録を!
知識をチカラに
(マガジンID:0000139905) Powered by まぐまぐ
メールアドレス:

 本を書きました。絶賛発売中です!→ 『1つのことを長く続けられる技術』  本の詳細 → 『1つのことを長く続けられる技術』

 
 

『店は客のためにあり 店員とともに栄え 店主とともに滅びる 倉本長治の商人学』笹井 清範 (著),柳井 正(解説)


倉本長治氏の言葉をまとめてあります。

「商売の心構え」を商売人にむけて書いた本とのことです。

『店は客のためにあり 店員とともに栄え 店主とともに滅びる 倉本長治の商人学』笹井 清範 (著),柳井 正(解説)

『店は客のためにあり 店員とともに栄え 店主とともに滅びる 倉本長治の商人学』笹井 清範 (著),柳井 正(解説)

『店は客のためにあり 店員とともに栄え 店主とともに滅びる 倉本長治の商人学』笹井 清範 (著),柳井 正(解説)

目次

第一章 損得より先きに善悪を考えよう
第二章 創意を尊びつつ良い事は真似ろ
第三章 お客に有利な商いを毎日続けよ
第四章 愛と真実で適正利潤を確保せよ
第五章 欠損は社会の為にも不善と悟れ
第六章 お互いに知恵と力を合せて働け
第七章 店の発展を社会の幸福と信ぜよ
第八章 公正で公平な社会的活動を行え
第九章 文化のために経営を合理化せよ
第十章 正しく生きる商人に誇りを持て


ここに注目・言葉・名言

「商人とお客様とが
人としてあたたかいものを
与えあおうと誠実を尽くす
その営みを商いという」(p.64)

「お客様と商人は、対等な立場にあります。上下の関係ではなく、どちらも同じ人間として、信頼感を醸成することからすべてが始まります。
愛される商人とは、困ったときにはいつでも頼れる隣人であり、見習いたくなるような賢い生活者であり、心許せる誠実な友人であるべきです。商人の道、それは誠実を尽く人間の道にほかなりません。」(p.65)

お客様と商人は、対等な立場

お客様と商人は、対等な立場で、同じ人間として、誠実に付き合うということです。

人間同士の関わりの一つが、商売なのでしょう。

売り手としては買ってもらえばありがたいですし、買い手としては良いものを買うことができれば嬉しい。

そんな関係を作れると、良い商売になるのだと思います。

値決め

「常にお客様の利益を守り
かつ己の利益も外さない
正しい利益を生み出す
不退転の売価を付けよう」(p.116)

「価格は商人の哲学の反映であり、品質は商人の誠実さを映し出す鏡にほかなりません。 あなたの店に並ぶ一つひとつの商品の価格と品質を見直しましょう。常にお客様の利益を 守りつつ、かつ己の利益も外さない値決めこそ商いの要諦です。」(p.117)

お客様の利益にも、己の利益にもなる価格

お客様の利益にも、己の利益にもなる価格、値段をつけることということです。

安くすれば良いというわけではなく、また、高すぎる価格も違うということですよね。

自分にもお客様にも利益になる価格をつける。

ここを考えたいですね。

取り入れたいと思ったこと

「利益とは
お客様から信頼された証拠であり
商人が責任を負う
未来のための資源である」(p.118)

利益とは、未来のための資源。

利益をどう使うかで、未来が変わってきます。

利益の使い方を考えたいですね。

あわせて読みたい

『現代語訳 論語と算盤』渋沢 栄一。守屋淳(翻訳)

www.biztikara.com

 

こちらは、渋沢栄一氏が、論語からどのようなことを学んで実践しているのか、といったことがわかります。
論語と一緒に読んでみると、なお良いと思います。
論語や渋沢栄一から学びたい方は、こちらも読んでみてください。

 

『店は客のためにあり 店員とともに栄え 店主とともに滅びる』

おすすめ度

★★★★☆

出版社「商業界」の主幹だった倉本長治氏の言葉がまとめてあります。
商売とはどういうものなのか、といったことを考えたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。

おすすめしたい方

ビジネスパーソン。
経営者。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

商人とお客様とが人としてあたたかいものを

与えあおうと誠実を尽くすその営みを商いという

あなたにとって、商売とは?