全人類の教養大全ということですが、歴史などから学んでいくと形になっています。
歴史、経済、政治、社会、哲学、科学、芸術、宗教といった教養を、わかりやすくまとめられていました。
- 『全人類の教養大全1・2 138億年を疾走する圧倒的にわかりやすくてドラマチックな』
- 『全人類の教養大全1・2 』のここに注目・言葉・名言
- それぞれの分野が孤立した島ではない
- 思ったこと
- あわせて読みたい
- 『全人類の教養大全1・2 138億年を疾走する圧倒的にわかりやすくてドラマチックな』
- 今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

『全人類の教養大全1・2 138億年を疾走する圧倒的にわかりやすくてドラマチックな』
目次
1
プロローグ 「自分」が生きている世界のしくみを知る方法
1 歴史 「人間を動かすエンジン」って何だろう?
2 経済 お金をめぐるゲームで誰が得しているのか
3 政治 「どんな“経済体制”を選ぶのか」というたった1つで決まる
4 社会 「何を優先すべきか?」の終わらないモンダイ
5 倫理 「いい人」になる方法ではなく「いい人」とは何か? を考える
エピローグ 2つに分かれた社会で、あなたはどう生きるか
2
プロローグ さあ、“真理”を見つける旅を始めよう
1 真理 この世に「絶対に変わらないもの」はあるのだろうか
2 哲学 人類がとことん問いつづけた先に見えてきたこと
3 科学 ぐちゃぐちゃな世界を、シンプルに説明する方法
4 芸術 美術館のあの絵も「真理」を探すツールだ
5 宗教 「どう生きるべきか」僕たちの最大にして、最重要なギモン
6 神秘 人生でもっとも大切な「語りえぬもの」について
エピローグ これは、人類が長いあいだ語り合ってきた重大テーマ
『全人類の教養大全1・2 』のここに注目・言葉・名言
「4つの経済体制
たったこれだけで世界のすべてが変わる
歴史について学んでいくと、おもしろい事実がわかってくる。それぞれの世代を特徴ごとに分けると、僕たちが使っている考え方が経済とつながっているのだ。
実際にマルクスは経済を下部構造として、歴史、政治、社会、文化、意識など、経済以外の残りを上部構造とした。下部構造が上部構造を決定する「下部構造決定論」を示したのだ。簡単にいえば、経済のあり方が変わると歴史も、社会も、文化も、すべてが変わるということだ。だから経済は重要だ。経済を理解すると、世界の形を正確に見ることができる。」(p.108)
経済で、世界のほとんどがわかる
「経済を理解すると、世界の形を正確に見ることができる。」
ということで、経済で社会が変わるというところがあります。
このため、経済がわかると、社会がわかりやすくなるということですね。
経済体制
・初期資本主義
・後期資本主義
・新自由主義
・共産主義(社会主義)
これらの4つに分けて説明されています。
これで、現代の世界のあり様がある程度わかりやすくなりますね。
それぞれの分野が孤立した島ではない
「個人が大事?社会が大事?
歴史、経済、政治が僕たちの人生にどうからむ?
さて、僕たちの旅行は歴史、経済、政治をへて、社会にやってきた。
振りかえってみると、僕たちが学んだのは、それぞれの分野が孤立した島ではないという事実だ。
道と道はつながっている。そして道のうえで人びとが出会い、交流している。教養と人文学のすべての分野は深くつながっていて、それぞれが影響を与え合っているのだ。
僕たちは絡み合った道を歩いてきて、「社会」の門の前に立っているけれど、足を踏み入れる前に、いまからたどる旅先を俯瞰してみよう。
歴史は、誰がどんな生産手段を持つかで展開された。生産手段を持つ人は権力を持つことができた。古代には王が土地を、中世には王と領主が荘園を持った。近代になるとブルジョアが工場と資本を持った。資本主義の誕生だ。近代から現代までは資本主義が維持されて、発展した歴史だった。供給が需要よりも多くなるという資本主義の特性は、供給量を解消するための国家間競争を起こした。このような競争は、植民地政策と第一次世界大戦につながった。けれど供給過剰問題は解決されないまま、結果として市場の失敗から世界恐慌をまねいた。」(p.272)
分けて考えている
関連性があるということですが、そもそも分けて考えているだけで、関係があるというか、理解するために歴史、経済、政治などとしているだけですよね。
部分を見たところで、全体がわかるわかるわけではなく。
そういう意味で、本書のような「大全」として、部分から全体へと俯瞰的に知っていくことには、意味や価値があると思います。
思ったこと
やはり経済、お金などは大切だなと感じます。
他のことが大切ではないということではないのですが、ここがいろいろなことに影響していると、本書を読んで改めて感じました。
経済、ビジネスなどを、さらに学んでいきたいと思います。
あわせて読みたい
『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』
デイヴィッド・S・キダー,ノア・D・オッペンハイム
こちらは、歴史、文学、科学、哲学などの教養を、1ページ1項目でまとめられています。
ここからさらに学んでいくと良い本だと思います。
『全人類の教養大全1・2 138億年を疾走する圧倒的にわかりやすくてドラマチックな』
おすすめ度
★★★★☆
教養大全ということで、歴史、経済、政治、社会、哲学、科学、芸術、宗教といった教養を、わかりやすくまとめられていました。
こういったことを、全体として理解したいという方が読まれると、頭の整理などに良いと思います。
おすすめしたい方
ビジネスパーソン。
教養を学びたい方。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
経済で、世界のほとんどがわかる
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