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『マーケティング「つながる」思考術』池田 紀行。課題と施策を合わせよう


マーケティングの施策の点と点をつなげていけるように考えるための方法などについて書かれています。

「課題=症状」と「施策=処方箋」をうまくつなげて、成果をあげられるようにするには、どうすると良いのかが考えられるような内容になっています。

『マーケティング「つながる」思考術』池田 紀行

『マーケティング「つながる」思考術』池田 紀行

『マーケティング「つながる」思考術』池田 紀行

目次

序章 マーケティングとは何なのか?
第1部 なぜいまマーケティングの現場で“医療ミス”が頻発しているのか
 第1章 あらゆるマーケティング課題を一発で治す万能薬はない
 第2章 頻発する医療ミスとその要因
第2部 マーケティングの〈点と線と面〉をつなげる
 第3章 マーケティングの〈点と線と面〉を理解すべきこれだけの理由
 第4章 マーケティング戦略の全体像=〈面〉を描く
 第5章 マーケティング戦略の9つの原理原則
 第6章 購入に至る4つの主要ルートで〈面と線〉をつなげる
第3部 〈点〉を理解する
 第7章 主要施策の「できること」と「できないこと」
 第8章 施策の効果を正しく測定する

『マーケティング「つながる」思考術』ここに注目・言葉・名言

「つまり、「いますぐ客」市場は、「やらないと負けるが、やったからと
言って勝てるわけではない」市場なのです。ではどこで差がつくのか。私は、「そのうち客」市場だと考えています。
 数年にわたって潜在状態にいた顧客が、掃除機が壊れた瞬間に買い替えニーズが生まれ、顕在顧客として出現する。この黒から白にオセロがひっくり返った瞬間から「いますぐ答」の獲得競争にに参戦するのではなく、ニーズが生まれた(顕在顧客に変わった)瞬間に「ダイソン」を想起してもらい、勝負を決めてしまう作戦の方が圧倒的に有利です。
 「そのうち客」の育成は、今期の売上にはなりません。だから「そのうち客」なのです。しかし、来年か再来年か、もしくはそれ以降、「ほは厳実」にニーズが顕在化する潜在顧客に対し、エンゲージメントを維持しておく。
 それにより、来期、再来期、3年後、4年後と、毎年一定量の「そのうち客」が「あなた指名(第一想起)」で「いますぐ客」として顕在化する。熾烈な「いますぐ客」の奪い合い競争に参戦するだけでなく、未来を見据え、どのくらい「そのうち客」を育成しておくことができるか。競合との「明確な差」は、そこで出るのだと思います。」(p.38)

差が出るのは「そのうち客」

たしかに、そういう面はありますね。

ですから、「いますぐ客」だけではなく、「そのうち客」に対しても、アプローチしておきたいものです。

ただ、買う側からしてみたら、今の判断を重要視するというのはあります。

最終的には、買う瞬間に決めるという人が多いでしょうから。

だから、「いますぐ客」に対しても、適切なアプローチをした上で、「そのうち客」にも施策を行うという順番だろうと思います。

ということで、「いますぐ客」に対して、やっておきたいことは、Webサイトの充実でしょう。

Webサイトに顧客に必要な情報を

「主な対応課題
口商品の特徴理解を促進させたい
ロアクション(賞料調求、問い合わせ、予約、商品購入など)を促したい
できること
■自社に一定の興味を持ったニーズ顕在層に対して、強みの伝達や商品の特徴理解を促進することができる
ロベージ数や枠に限度がないため(情報設計やユーザーの関与度にもよるが)、詳しい情報を届けることができる
できないこと
口自社に興味がない層、またはニーズ着在層は訪問してこない」
(p.24)

Webサイトの充実

商品やサービスの特徴を理解してもらうには、やはりまずは自社のWebサイトが充実していないことには、わかってもらえないというのがウェブのマーケティングではあります。

そして、現在は、やはり公式サイトを見て、商品を判断するということがありますし、多いですから。

しかし、意外と、WebサイトやECサイトが充実していないというか、必要な商品情報などが載っていないということはありますね。

顧客が必要とする商品情報をしっかり伝えているWebサイトにする。

まずは、ここを行っておきたいところです。

取り入れたいと思ったこと

自分の課題に合わせて施策を打つ。

当たり前のことのように思いますが、意外とこれができなかったりします。

本書では、多くの施策、打ち手が紹介されています。

自社・自分の課題に合わせて、打ち手を選んで実行していきたいですね。

そのために、本書で、どのような施策・打ち手があるのかを知りたいところです。

あわせて読みたい

『コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略』
 フィリップ・コトラー,ヘルマワン・カルタジャヤ,イワン・セティアワン

『コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略』 - ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ

www.biztikara.com

こちらは、コトラー氏などが、これからのマーケティング、マーケティング5.0について書かれています。
これからのマーケティングについて考えたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。

『マーケティング「つながる」思考術』

おすすめ度

★★★★☆

マーケティングの課題や打ち手について書かれています。
これらの中から、自社・自分の課題に合った施策を選んで、実行していく。
そんな使い方をすると良い本だと思います。

おすすめしたい方

マーケティング担当者。
経営者。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

課題と施策を合わせる

課題に合った施策を行っていますか?