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『「よい説明」には型がある。』犬塚壮志。よい説明をするには?


説明が下手だと、伝わりにくいですよね。

なので、よい説明をしたいという人は、意外と多いのではないでしょうか。

本書では、そんなよい説明の型について書かれています。

『「よい説明」には型がある。』犬塚壮志

『「よい説明」には型がある。』犬塚壮志

『「よい説明」には型がある。』犬塚壮志

目次

第1章 なぜ「よい説明」ができないのか
第2章「よい説明」は「聴き手を知る」ことから始まる
第3章[第1の型]メリット訴求
第4章[第2の型]対比
第5章[第3の型]因果
第6章[第4の型]カットダウン
第7章[第5の型]破壊
第8章[第6の型]ニュース
第9章[第7の型]希少性
第10章[第8の型]伏線回収
第11章[第9の型]決断誘導
第12章[第10の型]自己主張
第13章[第11の型]欠如アピール
巻末資料 よい説明「11の型」即効フレーズ集

『「よい説明」には型がある。』ここに注目・言葉・名言

「「よい説明」は聴き手の「脳」を満足感で満たす
食べ物を食べると胃が満たされるのと同じように、人は情報を吸収すると、脳が満足感で満たされます。人は、情報や知識を得ることなしに生き続けることは不可能な生き物なのです。
あふれる情報を消費し続ける現代人は、「舌」ならぬ「脳」が肥えています。
それぞれの情報が自分にとって価値があるかないか、厳格にジャッジされる時代でしょう。
だからこそ、情報を伝えるときに聴き手の脳が「その情報を自分のものとしたい!」と欲するようなおもしろい説明をできるかどうかが重要になるのです。
それでは、聴き手の脳に「その情報を自分のものとしたい!」と思わせる説明、すなわち「よい説明」とは、どのようなものなのでしょうか。」(p.41)

「これは、『人間性の心理学』(産業能率大学出版部)で心理学者のマズローが提唱している「認知的欲求」で、いわゆる知的好奇心です。人は元来、「知りたい」「理解したい」という欲求を持つ生き物なのです。
だから、「おもしろい」と思ってもらえるような説明をすると、脳が「その情報を自分のものとしたい!」という欲求を持つ。結果として、
その情報は聴き手の中にスムーズに取り込まれていきます。つまり、「よい説明」とは知的好奇心を刺激し、聴き手をワクワクさせる説明なのです。」
(p.42)

「よい説明」とは

「よい説明」とは、知的好奇心を刺激して、ワクワクさせる説明がよい説明だそうです。

満足感も、これに加えてあるということなのだろうと思います。

知りたいという気持ちをワクワクさせて、知ることができたと満足感を得られる。

そんな説明がよい説明なのでしょうね。

「メリット訴求」

「「まず、1つ目の型が、「メリット訴求」です。説明を聴くことのメリットを相手に伝えるというものです。例として、前ページでこれから型の説明を聴く(読む)メリットをお伝えしました。
話し手と聴き手の間に、深い頼関係があったりすれば別ですが、人が誰かの話を聴くときにたいていの場合はまず「それで、その話を聴いて何の得があるの?」と思うはずです。この「メリット訴求の型」は、まず聴き手側のメリットをしっかり説明し、聴き手の欲求をかき立てることを目的とします。
「説明を聴くメリット」とは、説明を受けることで聴き手にどんなよいことがあるかということです。これをまず伝えることで、説明の中身(ネタ)を聴き入れる態勢が初めて相手に整うのです。
このメリットは、聴き手自身が気づいていない潜在的なニーズになっていることも多々あります。だからこそ、それを言語化して明確に伝えることで、説明を聴いてもらうモチベーションを高めるのです。
この型を使うときの具体的な手順が、以下の4ステップとなります。

[ステップ1]聴き手の問題点をあぶり出し、メリットの存在に気づかせる
[ステップ2]成功事例を紹介し、頭の中に絵を描かせる
[ステップ3]自分がそのメリットを提示できる理由を伝える
[ステップ4]メリットを享受できる具体的なステップを説明する

この手順を踏みながら聴き手のメリットをしっかり説明していくだけで、相手は驚くほど「説明を聴くメリット」を理解でき、さらに、話の内容に大きな価値を感じてくれます。」(p.65-66)」

説明を聴くことのメリットを伝える

友人や家族などでなければ、メリットのない話は、なかなか聞こうとは思わないかもしれません。

話や説明を聞くことのメリットを、まずは伝える。

そこから聴いてもらうことに繋げていくということですね。

さらに細かいところについては、本書を読んでみてください。

メリットから、具体的なステップまで説明すると、納得感があると思いました。

取り入れたいと思ったこと

11の型が説明されています。

それぞれについて、適切な場面などで使うと有効だと感じました。

11の型を使って、よい説明ができるようにしたいと思います。

あわせて読みたい

『クリエイティブ・サイエンス ココロを動かす11の手法』松井正徳 

www.biztikara.com

クリエイティブ・サイエンスということで、ココロを動かす11の手法が紹介されています。
コンテンツや広告を作る際の参考にできることがあると思いました。

『「よい説明」には型がある。』犬塚壮志

おすすめ度

★★★★☆

よい説明の型が11個紹介されています。
それぞれ適切な状況で使うと、よい説明をしやすいように思いました。
11の型を知って、よい説明をしたい方が読むと、参考になると思います。

おすすめしたい方

ビジネスパーソン。
経営者。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

 「よい説明」とは、知的好奇心を刺激して、ワクワクさせる説明

知的好奇心を刺激して、ワクワクさせる説明をしていますか?