ウェルビーイングビジネスの教科書ということで、ウェルビーイングビジネスについての考え方などが書かれています。
ウェルビーイングビジネスの事例なども紹介されています。
『ウェルビーイングビジネスの教科書』藤田康人,インテグレートウェルビーイングプロジェクト
目次
第1章 ウェルビーイングが新時代のスタンダードになる理由(日本は世界で何番目に幸せな国なのか?;意外に知られていないウェルビーイングの本当の意味 ほか)
第2章 ウェルビーイングビジネスの現状(「ウェルビーイング」はポスト「SDGs」;急成長するアメリカのウェルビーイングビジネス ほか)
第3章 ウェルビーイングで関係性をリデザインする(新しい価値を生み出す「関係性のリデザイン」とは?;リデザインのヒント1 「康健にいいお酒」はつくれる ほか)
第4章 ライフサイエンスにおけるウェルビーイングビジネス(健康の先にある「自分らしい生き方」の実現;老化を「治す」ライフサイエンスの最新研究 ほか)
第5章 ウェルビーイング目線をビジネスに落とし込む(先行事例から紐解く、関係性のリデザイン;関係性のリデザイン事例1 生活者と保険の関係性をリデザイン ほか)
『ウェルビーイングビジネスの教科書』のここに注目・言葉・名言
「日本協会の仮訳によると、
「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます」。
ウェルビーイングとは、肉体的にも、精神的にも、社会的にも満たされた状態のことを言うのです。平たくいうと、体も心も元気で、社会との関係も良好であるということです。
さらにいえば、ウェルビーイングから得られる幸福感や満足感、充実感は、「ハピネス(Happiness)」 や 「ジョイ (Joy)」といった言葉で表現される短期的なものではなく、持続性のある長期的なものとされています。」(p.37)
ウェルビーイングとは持続性のある長期的なもの
ウェルビーイングとは持続性のある長期的なものということです。
ウェルビーイングとは、肉体的にも、精神的にも、社会的にも満たされた状態が、長く続くということですね。
これらに沿ったビジネスが、ウェルビーイングビジネスと言えるのでしょうね。
心を満たすもの
「昨今の生活者のニーズは二極化したといわれています。
コストパフォーマンスがいいものか、心が満たされるものか。
コストパフォーマンスがいいものが売れるのは当たり前のことですが、価格とは違う価値観で売れることも多くなってきているということです。
心を満たすものとは、まさに個のウェルビーイングを実現するプロダクトであり、サービスといえます。
つまり、心を満たすものは、十分に他社と差別化ができるということなのです。」(p.095)
心を満たすもの
最近では、さらにタイムパフォーマンスがいいものも求められているようです。
そして、心を満たすものも求められているということです。
物質的に満たされているとしたら、そういうものも求められるのだと思います。
そういう意味で、ウェルビーイングということなのかもしれません。
取り入れたいと思ったこと
「幸せを売るビジネスにリデザインする」(p.188)ということが書かれています。
ウェルビーイングを売るということですよね。
持続的で、肉体的にも、精神的にも、社会的にも満たされるようなものを売る。サービスや商品を作る。
このようにリデザインすることが、これからのビジネスに求められそうですね。
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『ウェルビーイング』前野 隆司、前野 マドカ
『ウェルビーイング』前野 隆司、前野 マドカ。ウェルビーイングとは?幸福度とパフォーマンスの関係 - ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ
こちらの『ウェルビーイング』は、ウェルビーイングについて書かれています。
幸福などについても書かれているので、ウェルビーイングや幸福に興味がある方が読まれると、参考になると思います。
『ウェルビーイングビジネスの教科書』
おすすめ度
★★★★☆
ウェルビーイングビジネスについて書かれています。
ウェルビーイングビジネスに興味がる方が読まれると、参考なることが見つかると思います。
おすすめしたい方
ウェルビーイングビジネスに興味がある方。
経営者。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
ウェルビーイングとは持続性のある長期的なもの
ウェルビーイングを売るとしたら?