ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ

ビジネス書の書評ブログ。ビジネス書の紹介、ビジネス書の名言・言葉などを紹介しています。本の書評・感想レビュー

【メルマガ登録】(無料)まぐまぐ殿堂入りメルマガ  メルマガで読みたい方は、ぜひご登録を!
知識をチカラに
(マガジンID:0000139905) Powered by まぐまぐ
メールアドレス:

 本を書きました。絶賛発売中です!→ 『1つのことを長く続けられる技術』  本の詳細 → 『1つのことを長く続けられる技術』

 
 

『スタートアップの技法 新規ビジネスをスケールさせる「7つの視点」』杉田浩章


本書では、スタートアップのよくある失敗とさまざまな成功事例を分析し、再現性のあるフレームワークとしてまとめられています。

成功に向けての7つの視点などが解説されています。

『スタートアップの技法 新規ビジネスをスケールさせる「7つの視点」』杉田浩章

『スタートアップの技法 新規ビジネスをスケールさせる「7つの視点」』杉田浩章

目次

序章 問題意識と本書の構成
第1章 うまくいかない15の原因
-典型的なよくある落とし穴
-構造的にとらえる視点とサイエンスで見立てる視点 ほか
第2章 ケースに学ぶ、成功に向けてのサイエンス
-①NOT A HOTEL
-②ウェルスナビ
-③chocoZAP
-④スタディサプリ
-⑤ファームノート ほか
第3章 成功に向けてサイエンスすべき7つの視点
-①「旬」な市場に乗る
-②PMFを進化させ続ける
-③顧客の論理を読んでプライシングモデルを決める
-④儲かる構造のユニットエコノミクスを組み立てる
-⑤先にキャッシュが入ってくる仕掛けを作る
-⑥「範囲の経済」を効かせ収益機会を面で拡げる
-⑦持続的なMOAT(参入障壁)を築く ほか
第4章 自分がどこにいるかの認識とチェックポイントを持つ
-フェーズ1 初期プロダクトの構築
-フェーズ2 ビジネスモデルの確立
-フェーズ3 スケーラビリティの獲得 ほか
第5章 他力を活かすための事業パートナーシップ
-大企業の力を借りて成長するための相互理解
-国・自治体の支援の活かし方 ほか
第6章 経営チームに必要な能力
-エマージングゾーンの目利き
-アービトラージの目利き ほか

『スタートアップの技法』のここに注目・言葉・名言

「さまざまなスタートアップや新規事業開発の過程において、顔開・投資家・壁打ち相手として伴走していると、スケーラブルにならずに失敗してしまうポイントには共通項があることがわかる。やるべきことを捨象していたり、考え方が甘すぎたり/緩すぎたりするのだ。そのポイントは3つの突き詰めが足りない要素とフェーズの見立て違いという4つのかたまりで、15個ほどにまとめられるのではないか、と考察している。」(p.26)

1.勝てる市場とポジショニングが見つけられていない
2.儲けのメカニズムが見立てられていない
3.持続的に成長できる参入障壁が築けていない
4.今いるフェーズの見立てを間違え、検証ポイントを外している

考え方が甘すぎたり/緩すぎたりする

上のような4つのポイントで、考え方が甘すぎたり/緩すぎたりするということです。

15個ほどのことがまとめられています。

これらを考えて、実現できると、スケールさせることが可能になりやすいということだと思います。

15個となると、なかなか難しいと思いますが、少なくとも、上の4つは考えたいところですよね。

持続的なMOAT(参入障壁)を築く

「MOATはなぜ重要なのか

サイエンスすべき視点の最後は、持続的なMOAT (参入障壁)を築く、である。MOATとは、元来「&」を意味し、経営戦略においては競合他社からの参入や模倣を防ぐ持続可能な競争優位性を指す機念だ。この用語は投資家のウォーレン・バフェット氏が頻繁に使用したことで広く知られるようになった。
MOAT の構築方法にはさまざまある。たとえば、「顧客のスイッチングコストを高める」「強力なブランドを構築する」「コスト優位な事業構造を作り上げる」といったものである。これらを通じてMOATを築くことで、企業は長期的に高い収益性を維持することができるようになるのだ。
より、スタートアップに話をフォーカスすると、あるVCのジェネラルパートナーは、投資前のデューデリジェンスにおいて、このMOATを時系列の中でどのように維持、強化していくかというストーリーを重視していると話していた。MOATは一朝一タでは築くことができず、しかし重要であり、そして一度築いても競争環境は常に変化するため永遠には維持できないからだ。」
(p.231)

参入障壁を築く

なかなかここまで考えるのは、難しいですよね。

とはいえ、競合はいるというか、出てきたりするわけです。

なので参入障壁も考えておきたいところだったりします。

ただ、そう簡単にはできないとも思うので、優位性などを考えたりするのが現実的なことなのかもしれません。

取り入れたいと思ったこと

各フェーズにおける、チェックリストが紹介されています。(p.258〜)

これらのチェックリストで、できているのかどうかを確認して、足りていないところをどうするかを考えるという使い方をすると、行動や結果が変わってきそうだと思いました。

あわせて読みたい

『「起業参謀」の戦略書 スタートアップを成功に導く「5つの眼」と23のフレームワーク』田所雅之

www.biztikara.com

こちらの本は、スタートアップを成功に導く起業参謀に必要な5つの視点などについて書かれています。

これらをチェックしつつ、ビジネスを起業して進めていくと、成功確率を高めることができるようになると思います。

『スタートアップの技法 新規ビジネスをスケールさせる「7つの視点」』

おすすめ度

★★★★☆

スタートアップや新規事業をスケールさせるための7つの視点について書かれています。
チェックリストなどがあるので、実際にどうなっているかを確認するなどに使えると思います。

おすすめしたい方

起業家。
経営者。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

考え方が甘すぎたり/緩すぎたりする

考え方が甘すぎたり/緩すぎたりしていませんか?