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『一点集中術——限られた時間で次々とやりたいことを実現できる』


なかなか集中できない。。。

そういう人は多いかもしれません。

本書では、集中するメリットや、その方法などについて書かれています。

『一点集中術——限られた時間で次々とやりたいことを実現できる』デボラ・ザック

『一点集中術——限られた時間で次々とやりたいことを実現できる』デボラ・ザック

『一点集中術——限られた時間で次々とやりたいことを実現できる』デボラ・ザック

目次

はじめに ── つねに「1つ」に集中する
INTRODUCTION 一点集中の原則  たった1つの肝に銘じるべきルール
Part1 原則を固める
第1章 マルチタスクを封印する  「同時進行」の誘惑から逃れる
第2章 すべてを一気にシンプルにする  「一点集中術」とは何か?
Part2 行動を変える
第3章 脳の「集中力」を最大化する  脳がエネルギーをだせる環境をつくる
第4章 全行動を「1つずつ」にする  最大の成果をもたらす1日の行動法
第5章 5分で周囲の「信頼」をつかむ  「ノー」を言うことで人望を集める
Part3 定着させる
第6章 賢者の時間術「タイムシフト」 「最重要課題」を攻略する
第7章 継続する方法  24時間「いまここ」にいつづける
付録 シングルタスクのメリット、マルチタスクのデメリット
訳者あとがき
参考文献

『一点集中術』のここに注目・言葉・名言

「「一点集中」で生産性を最大化する

「一点集中の原則」とは、「一度に1つの作業に集中して、生産性を上げる」こと。
シングルタスクを始めれば「1日働いて何もできなかった」という徒労感がなくなる。
一点集中術は、もっとも重要なことに注意を引き戻せるシンプルな方法。
作業の能率が落ちる原因は2つ「頭に浮かんだ別の思考」と「外部からの刺激」。
タスクをあまり切り替えない社員こそ、もっとも能率がいい。
マルチタスカーはシングルタスカーより、外部からの刺激で能率を下げやすい。」(p.42)

「一点集中」で生産性を最大化する

マルチタスクをしたくなる気持ちはわかります。

いろいろ気になりますよね。

ただ、1つに集中したほうが、効率は良いと言われていますし、実際、そうでしょう。

なので、集中したいところですが、なかなかできなかったりしますね。

「1✕10x1」システム

「「1✕10x1」システムを使う

仮にあなたが数日のあいだ、オフィスを留守にしていたとしよう。そして久しぶりに出社したところ、メールや書類の山が待ち構えていたとしよう。
とはいえ、あわてる必要はない。
こんなときは、私はあるテクニックを使うことにしている。私はこのシステムを「1✕10✕1」と呼んでいるが、これもまた類似タスクをまとめて片づける手法の一種だ。
デスクに山盛りになった書類やメールの洪水を崩していく最初の方法は、「1分間前後で片づけられるタスク」にいますぐ着手することだ。これには、「すぐに対応できるメールへの返信」「企画の承認」「留守番電話への対応」「言われた通りにスケジュールに予定を組み込む」といったタスクが含まれる。
次に、「10分以内で片づけられるタスク」を特定しよう。このグループのタスクは、1日のうちできるだけ早い時間帯に取り組むのがいい。
最後に残ったグループは、「片づけるのに1時間か、それ以上かかるタスク」だ。
こうしたタスクは、作業に取り組む時間を今後2、3日のスケジュールのどこかに予定として組み込もう。」
(p.138-139)

短時間でできる仕事からやっていく

一言で言ってしまうと、短時間でできることからやっていくということです。

時間のかからない小さい仕事やタスクを、先に終わらせて、大きな仕事を後から行う。

こうすることで、大きな仕事に集中しやすくなります。

時間的な余裕もできるので、質も高めやすいと思います。

すぐにできることは、すぐにやってしまう。

こういう形で行うと、集中しやすいですよね。

取り入れたいと思ったこと

「自分はいま、本当は何をするべきなのか?
自分にとっていちばん大切なものは何かをよく考え、決定しよう。
たとえば、あなたがソファに寝転がり、「ザ・シンプソンズ」のアニメをのんべんだらりと観たい気分になっているとしよう。だが、きょうは友人の誕生日で、彼女の好きなスイーツを買いにでかける予定を立てていた。

そんなときは、いちばんラクな道を選ぶのではなく、大切なものを尊重する道を選ぼう。
そうしつづけるうちに、「より大切なこと」を選べば、結局は「満ちたりた気分になる」ことがわかるようになるはずだ。
私はなにも、つねに自己犠牲をともなう道を進むべきだといいたいわけではない。
ただ、いまこの瞬間、自分にとってどんな選択がまっとうだと思えるかを、そのときの状況に応じて自問してもらいたいのだ。そうするうちに、やがてほとんど迷わずに良い選択を重ねていけるようになるはずだ。」(p.226-227)

今、大切なことをする。

ここを意識して、選択したいですね。

ここができるようになると、自然と集中できるのではないでしょうか。

大切なことには集中できるはずなので。

あわせて読みたい

『ゾーンに入る EQが導く最高パフォーマンス』
ダニエル・ゴールマン,ケアリー・チャーニス 

www.biztikara.com

 

こちらは、ゾーンに入るためのEQや感情のコントロールなどについて書かれています。
ゾーンやEQに興味がある方が読まれると、参考になることが見つかると思います。

『一点集中術——限られた時間で次々とやりたいことを実現できる』

おすすめ度

★★★★☆

1つのことに集中する、大切ですよね。
ただ、わかっていても、できていないことかもしれません。
集中したい、そんな方が読まれると、参考になることが見つかるはずです。

おすすめしたい方

集中したい方
ビジネスパーソン。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

「一点集中」で生産性を最大化する

今、大切なことをしていますか?