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『幸福の測定―ウェルビーイングを理解する』


幸福の測定ということで、幸福について幸福度調査からの知見をまとめています。

幸せは人それぞれと言ったりしますが、全体としてはどのようになっているのかといったことを知るのに参考になると思います。

『幸福の測定』の目次

第1章 ウェルビーイング(幸福)とは
第2章 日本の幸福度
第3章 お金と幸福
第4章 人とのつながりと幸福
第5章 働き方と幸福
第6章 住みよさと幸福
第7章 幸福度の地域別比
第8章 国内47都道府県における人々の選好の比較

第9章 大都市における人々の選好の比較
第10章 東京23区における人々の選好の比較

『幸福の測定―ウェルビーイングを理解する』鶴見哲也、藤井秀道、馬奈木俊介

『幸福の測定』のここに注目・言葉・名言

「経済発展が幸福度上昇に結び付く関係性は限定的であり、働き方や人間関係、住みよさや自然とのつながりなど、様々な要素が複雑に結びつくことで、幸福度の大きさを決定している。」(p.26)

経済発展が幸福度上昇に結び付く関係性は限定的

お金や経済はある程度、幸福の上昇に影響がありますが、限定的ということです。

裕福になると、お金以外のことが大切になるというのがあると思います。

人生は、お金以外のこともありますから、それらの影響もあるというのがわかりますね。

働きがい

「働き方が幸福度に及ぼすプラスの効果として「働きがい」が、マイナスの効果を与える要素として「健康問題」や「家庭問題」が挙げられる」(p.125)

働きがいが幸福度にプラスに

仕事における働きがいがあると、幸福だと感じる人が多いということですよね。

多くの人は仕事をしているわけで、そこにやりがいがあれば、幸せを感じやすいというのもあるでしょうし、仕事自体、誰かの役に立つものでもあるので、他人の役に立てると、幸せを感じられるということもあるのではないでしょうか。

そして、健康問題はやはりマイナスの影響がありますよね。
病気やけがなどは、身体的な痛みもありますが、やりたいことができないなどありますから。

また、家庭の問題も、人間関係の悩みとしては、身近な人との関係で問題があると、重荷になってしまうと思うので、マイナスになりやすいのでしょうね。

思ったこと

本書を読んで思ったことは、全体的な傾向、地域的な傾向などがわかると思いました。

例えば、

「都道府県別の調査結果より、東日本で不幸であると回答する
割合が相対的に高く、西日本で幸福であると回答する比率が
相対的に高い傾向にあることが明らかとなった。」(p.42)

といったことですね。

あわせて読みたい

『幸福の意外な正体 ~なぜ私たちは「幸せ」を求めるのか』
 ダニエル・ネトル

『幸福の意外な正体 ~なぜ私たちは「幸せ」を求めるのか』 - ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ

 

こちらの本は、幸福の正体は?といったことに興味がある方が読まれると、参考になると思います。自分の幸せなどを見つけたい、そんな方は読んでみてください。

『幸福の測定―ウェルビーイングを理解する』

おすすめ度

★★★★☆

幸福度調査からの知見をまとめています。
全体や地域などの幸福について知ることができます。
傾向を知ることができる点が良いと思いました。

おすすめしたい方

幸福について興味がある方。
ビジネスパーソン。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

働き方が幸福度に及ぼすプラスの効果として「働きがい」が、マイナスの効果を与える要素として「健康問題」や「家庭問題」が挙げられる

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