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『スタートアップ企業の経営管理を学ぶ』藤浦 宏史


『スタートアップ企業の経営管理を学ぶ』は、スタートアップ企業の経営管理ということで、スタートアップなどの経営について書かれています。

個人事業から企業に変えるタイミングなども書かれているので、小さく始めて、大きくしていくというところも考えられます。

『スタートアップ企業の経営管理を学ぶ』藤浦 宏史

『スタートアップ企業の経営管理を学ぶ』の目次

Prologue 経営管理
「経営管理体制」とは/「経営管理体制」の整備は早いほうがいい/経営管理体制構築の5つの視点/経営管理体制構築をストーリーで学ぶ
Chapter1 会社設立 Departure
法人化/資本金/役員報酬/経営管理機能の分業/売上計上基準を見直す
Chapter2 黒字化に向けて Turning black
設備投資(第3教室の展開)を計画する/公募採用で人材を得る/取引先との契約は慎重に! /第1期決算を締める/幹部育成への注力
Chapter3 2本柱体制へ Rising
利益から資本への振替による増資/新規事業の立ち上げ/部門別損益管理/第2期決算を締める/退職希望者への対応
Chapter4 さらなる飛躍を目指して Next Stage
分社化の検討/ビジョン発表会開催の検討/海外展開を考える/人事評価制度を導入する/第三者割当増資を行うときに心得ておくこと

『スタートアップ企業の経営管理を学ぶ』のここに注目・言葉・名言

「経営には2つの側面があります。1つは経営企画的な側面、つまり「やりたいこと、行きたいところへの道順を考える側面」であり、もう1つは経営管理的な側面、つまり「道順どおりに行くための運転技術の側面」です。
 どこに行くか、そのための行き方を考えることも重要ですが、行くための運転技術も欠かせません。運転技術が未熟なために、行きたいところへたどり着けないというのは、非常に残念なことです。
 そういう意味で、運転技術(経営管理)も重要です。」(p.3)

経営管理体制の整備は、早いほうがいい

ということで、経営管理体制の整備は、早いほうがいいとのことです。

両方が必要ということですね。

企画と管理・運営。

アイデアと実行と言い換えられると思います。

考えて行うわけですが、両方が揃って、うまく行くということですね。

組織

「会社の成長とともに、経営者が1人で経営管理面を見られなくなるときが来ることをあらかじめ想定し、経営管理機能をチームで分担することが大切です。その際、すべてを社内でカバーしようとせず、外部の専門家をうまく活用することも一案です。」(p.46)

一人で抱えない

企業運営、経営管理を一人で全部できるならそれもありだと思うのですが、現実的には難しいでしょう。

ですから、一人で抱えずに、チームで分業するということです。

財務、経理、総務、人事、法務。

これらの分担をあらかじめ考えておいて、どのように経営管理を行うのか、決めておきたいですね。

思ったこと

『スタートアップ企業の経営管理を学ぶ』は、経営管理の方法が書かれているわけですが、制度・仕組みと人の話のように思いました。

制度や仕組みを作って、人がどのように運営するのか。

とくに、人事などの運用が難しいように思います。

制度を作っても、人が運用するわけで、経営も人が大切なのだと本書を読んで感じました。

あわせて読みたい

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こちらの『爆速成長マネジメント』は、スタートアップを成長させる
ために必要なことについてまとめられています。

スタートアップの成長を考えたい方が読まれると、参考になると
思います。

『スタートアップ企業の経営管理を学ぶ』藤浦 宏史

おすすめ度

★★★★☆

スタートアップの経営管理について書かれています。
小さく始めて、大きくしていく際に、どのような経営管理が必要となるのかがわかります。

おすすめしたい方

人事担当者。
経営者。

 

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

経営管理体制の整備は、早いほうがいい

経営管理できていますか?