アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏の著書です。
どのようなことを考えて、アマゾンを運営してきたのかや、仕事についての考え方などが書かれています。
『Invent & Wander』ジェフ・ベゾス、ウォルター・アイザックソン
目次
INTRODUCTION(ウォルター・アイザックソン)
■PART 1 株主への手紙
長期がすべて
こだわり
先の先を見据えて事業を築く
長期を見据える
顧客基盤が最も価値ある資産
お客様にいいことは株主にもいい
長期思考
財務について話をしよう
意思決定
新規事業を成長させる
伝道者たち
お客様起点で考える
目標を定める
基本ツール
発明のちから
最大の競争相手は自分
「あっ」と言わせる
3つのビッグアイデア
ひとつの大勝ちが多くの実験をまかなう
二日目をかわす
高い基準の文化をつくる
直感と好奇心と、さすらう力
永遠に拡大を続ける
■PART 2 人生と仕事
人生の贈り物
人生を変えたプリンストン大学での出来事
あなたの選択があなたという人間をつくる
創意工夫で問題を乗り越える力
ヘッジファンドを辞めて本を売るようになった理由
根っこにある原因を見つける
富を創造する
アイデアを育む
3年先を考える
アマゾン・ウェブ・サービスはどのように生まれたか
アレクサ・AI・機械学習
実店舗とホールフーズ
ワシントン・ポストの買収
信頼
ワークライフハーモニー
人材を採用する──傭兵か伝道者か
物事を決める方法
競争
政府による監督と大企業
気候変動対策に関する誓約
ベゾス・デイワン基金
宇宙を目指す目的
アメリカでは、毎日がはじまりの日です
訳者あとがき
『Invent & Wander』のここに注目・言葉・名言
「アマゾンの報酬はかなり高いほうだが、いわゆるカントリークラブのような文化はなく、ただでマッサージを受けられたりといった、そのときどきの流行りの社員特典のようなものはない。私は昔から特典で人を釣るのはどうかと思っている。そんな理由で会社に留まるのは間違いだからだ。社員が会社に留まるのは、使命のためであってほしい。金目当ての傭兵はいらない。使命に共感できる人間に来てほしい。」(p.338)
使命に共感できる人間に来てほしい
お金のために働くというのはあると思います。
ただ、お金だけのために働くということだと、給料が高い会社に移るということになってしまいます。
会社の目的、使命に共感している、使命のために働く、そういう人に社員になって欲しいということです。
意思決定のスピードを速める
「意思決定のスピードを速めることはできる。これはとても大切なことだ。
僭越ではあるが、ほかの経営者にアドバイスできることがあるとしたら、ぜひ気をつけてほしいのは、アマゾンでもそうだが、管理職たちは経営上層部の意思決定のやり方を見習うということだ。それは当たり前ではある。人は上位の人を見て真似をする。しかもたいていは無意識でやっている。問題は、意思決定には異なる種類のものがあることを忘れている点だ。」(p.340〜)
「意思決定には2種類ある。ひとつは、いったん決めたら後戻りできず影響が深刻な意思決定だ。このような決定はゆっくりと慎重に下さなければならない。」
「だが一方で、ほとんどの決定はそんなふうでなくていい。たいていの決定は「後戻りできる」からだ。決定を下し、実行する。そのあとで間違っていたことがわかる。そのときにはもとに戻せばいい。」
元に戻せる決定、戻せない決定
元に戻せる決定は、すぐに決める。うまくいかなければ、元に戻す。
元に戻せない決定は、慎重に考える。情報収集などをして、時間をかけて、意思決定する。
何を決めるのかで、判断の仕方を変えるということですね。
取り入れたいと思ったこと
いくつかあるのですが、大きな判断をする、3年先を考えて力を入れるなどですね。
考え方は参考にできると思うので、取り入れたいと思いました。
あわせて読みたい
『ベゾス・レター:アマゾンに学ぶ14ヵ条の成長原則』 スティーブ&カレン・アンダーソン
『ベゾス・レター:アマゾンに学ぶ14ヵ条の成長原則』 - ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ
こちらは、ベゾスレターということで、Amazonのベゾス氏の株主宛のレター
を分析してその考え方をまとめています。
ベゾス氏やAmazonの考えがわかります。
経営やマネジメントで成長を考えている方が読まれると良いですね。
『Invent & Wander』ジェフ・ベゾス、ウォルター・アイザックソン
おすすめ度
★★★★☆
アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が、どのようなことを考えて、アマゾンを運営してきたのかや、仕事についての考え方などが書かれています。
経営者やビジネスパーソンが読まれると、何かしら参考になることが見つかると思います。
おすすめしたい方
ビジネスパーソン。
経営者。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
使命に共感できる人間に来てほしい
使命とお金について考えてみる