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『対立を超える日々の実践──他者と根源から関わり、複雑なシステムを変える七つの習慣』アダム・カヘン


対立を超える日々の実践ということで、人との関わりの中で、対立をどう超えるかということについて書かれています。

『対立を超える日々の実践──他者と根源から関わり、複雑なシステムを変える七つの習慣』アダム・カヘン

『対立を超える日々の実践──他者と根源から関わり、複雑なシステムを変える七つの習慣』アダム・カヘン

『対立を超える日々の実践──他者と根源から関わり、複雑なシステムを変える七つの習慣』アダム・カヘン

目次

Introduction:システムの変容には根源からの関わりが必要である
HABIT 1:責任を引き受けて行動する
HABIT 2:三つの次元で関わる
HABIT 3:見えないことに目を向ける
HABIT 4:裂け目に働きかける
HABIT 5:進むべき道を模索する
HABIT 6:異なる他者と協働する
HABIT 7:忍耐強く続け、休息する

『対立を超える日々の実践』のここに注目・言葉・名言

「ほとんどの人が「現行のシステムで起きていることは問題ではない自分たちにとってシステムを変容する必要はない」と考えている場合、そのシステムの変容は起こらない。
ほとんどの人が、システムがうまく機能していないと気づいていながらも「現実的にそれを変える手立ては何もない!現状のシステムと共に生きるか、少しはましになるように調整する以外に選択肢はない」と考えている場合、そのシステムの変容は起こらない。
そしてほとんどの人が、それがシステム、つまり現在起きていることをくり返し続ける仕組みを構成する要素の集合体であることを理解せず、今起こっていることを変える方法も理解していない場合、システムの変容は起こらない。

システムはどうすれば変容するのか

まず認識すべきことは、私たちは自らがつくり出したシステムのなかで生きていて、そのシステムをつくり直すこともできるということだ。ジャーナリストのナオミ・クラインは次のように述べている。

私たちは、君主制や最高裁判所、国境、億万長者など、人間がつくり出した非常に多くのシステムを、不変で変更不可能なものとして扱うのをやめるべきです。なぜなら、人間がつくり出したものはすべて、他の人間の手で変えることができるからです。そして、もし現在のシステムが生命を根本から脅かすなら実際にその通りですがしそのシステムを変えなければなりません。」(p.31-32)

システムはどうすれば変容するか

今ある仕組みやシステムをどうすれば変えることができるのか。

本書のテーマとなっています。

まずは、システムを変えることができると認識することからということです。

まずはそこからですよね。

責任を引き受けて行動するという選択

「責任を引き受けて行動するという選択

責任を引き受けて行動する上で重要な選択とは、自分が特にどのような関係性や役割を認識しているのか、そして与えられた役割であれ、自ら引き受けた役割であれ、それらすべてに対して責任を受けいれているかどうかに関わっている。私の場合の役割は、個人として自分自身に責任を負うこと。兄弟、夫、父親、叔父、祖父として家族に責任を負うこと。レオス・パートナーズの創設者として、同僚や顧客に責任を負うこと。著者として出版社や読者に責任を負うこと。隣人、市民、消費者、投資家として責任を負うこと。モントリオール市民、カナダ人、ヨーロッパからの移民の子孫、ユダヤ人として責任を負うこと。そしてあらゆる生命と関わりを持つ存在として、私たちはどのような責任を負うべきだろう?これらの役割のそれぞれには、異なる機会と義務が伴う。「責任を引き受けて行動する」とは、手順の定まったレシピというよりも謎かけに近い。」(p.61)

責任を引き受ける

変えることが認識できたら、自分の責任を引き受けるということです。

自覚することと言えるかもしれません。

自分がどうしたいのか、何をしたら良いのか。

こういうことを考えてみる。

そこから、少し変わっていく可能性が出てくるのではないでしょうか。

思ったこと

「システム変容においては、前に進む道筋が明確であったり、一筋縄でいったりすることは、めったにないだろう。それは高速道路ではない。つまり、スタートする前に障害を取り除き、まっすぐな道をつくっておくことはできないのだ。迅速で、規律にのっとり、機敏に、反復して試すことによってのみ、先に進むことができる。私たちが直面しているシステムの危機は、断固とした決定的な行動を求める圧力を生み出しているが、先に進むことはいつも線形であったり、予測可能であったりはしない。各習慣の章の終わりにあるシンプルな演習で私が提案しているように、私たちは、何がうまくいくかを学び、自と能力と勢いを積みあげるために、小さなステップをくり返すというサイクルを幾度となく行う必要があるのだ。」
(p.161)

一気に変わるのは難しいということです。

そういう面があるのでしょうね。

少しずつ変わっていく。

それが積み重なって、大きな変化になる。

そういうものなのかもしれません。

あわせて読みたい

『世界はシステムで動く』ドネラ・H・メドウズ

www.biztikara.com

こちらの本では、システムのように世界が動いている。
こういうことがわかると、思考や行動が変わってきます。
システムとして、世界を捉える。
そんな思考をしたい方が読まれると、参考になる一冊です。

『対立を超える日々の実践──他者と根源から関わり、複雑なシステムを変える七つの習慣』

おすすめ度

★★★★☆

システムを変えていくための7つの習慣が書かれています。
対立を超えて、システムを変えていく。
そんなことに興味がある方が読まれると、参考になることが見つかると思います。

おすすめしたい方

対立を超えたい方。
ビジネスパーソン。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

変えられると認識することから

システムはどうすれば変容するのか