ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ

ビジネス書の書評ブログ。ビジネス書の紹介、ビジネス書の名言・言葉などを紹介しています。本の書評・感想レビュー

【メルマガ登録】(無料)まぐまぐ殿堂入りメルマガ  メルマガで読みたい方は、ぜひご登録を!
知識をチカラに
(マガジンID:0000139905) Powered by まぐまぐ
メールアドレス:

 本を書きました。絶賛発売中です!→ 『1つのことを長く続けられる技術』  本の詳細 → 『1つのことを長く続けられる技術』

 
 

『失敗の殿堂: 経営における「輝かしい失敗」の研究』


失敗をしないに越したことはないと思います。

ただ、失敗したくないと思っていても、失敗してしまうものかもしれません。

そんな失敗をどのように捉えて、失敗しないように、そして失敗を活かせるようにするにはといったことが書かれています。

『失敗の殿堂: 経営における「輝かしい失敗」の研究』

『失敗の殿堂: 経営における「輝かしい失敗」の研究』

『失敗の殿堂: 経営における「輝かしい失敗」の研究』ポール・ルイ・イスケ 

『失敗の殿堂: 経営における「輝かしい失敗」の研究』の目次

Chapter 1 「輝かしい失敗」とは何か
Chapter 2 失敗は私たちのDNAである
Chapter 3 複雑性が失敗を生み出す
Chapter 4 イノベーションと起業家精神のための風土
Chapter 5 輝かしい失敗の「16の型」
Chapter 6 学習から知識創造へ
Chapter 7 失敗する前にシナリオに学べ
Chapter 8 安心して失敗できる場をつくる
Chapter 9 文化がもたらす失敗への影響 
Chapter 10 「輝かしい失敗研究所」の活動
Chapter 11 実践的知恵としての輝かしい失敗 

 

 

『失敗の殿堂: 経営における「輝かしい失敗」の研究』。ここに注目・言葉・名言

 

「型を使うことで、どこでなぜ問題が想定外の方向に進んだのかを正確に見極めやすくなる。輝かしい失敗の価値を認識し、その恩恵をさらに享受するためには、次の4つの観点に分けて学習することが重要となる。」(p.193)

1 システムの失敗
2 組織の失敗
3 チームの失敗
4 個人の失敗

4つの観点から失敗を考えてみる

システム、仕組みから考える。
組織、チームから考える。
個人から考える。

こういうところから捉えてみると、わかりやすくなるということです。

まずは、この4つの観点で見てみたいですね。

輝かしい失敗の「16の型」

「輝かしい失敗の「16の型」」(p.48)


失敗の型

また、失敗の16の型が紹介されています。

これらを注意しつつ、4つの観点で見てみると、失敗を理解しやすいということになりますね。

16×4の組み合わせで、考えてみると良いということです。

取り入れたいと思ったこと

「失敗する前にシナリオに学べ」(p.236)

「シナリオ・プランニングを輝かしい失敗に適用する際の中心的なメッセージは、失敗は1つの選択肢であるということだ。確実性や不確実性をすべて洗い出し、その関連性に応じて組み合わせることは、起こりうる障害、その原因、想定とは違う状況になりそうな兆候を素早く捉えるのに役立つ。また、自分にできることについての理解も深まっていく。シナリオを準備しておけば、早期に的確に行動することでより迅速に対応し、好ましくない影響を極力減らすことができる。」(p.248)

シナリオプランニングが、失敗を防ぐのに役立つということです。

そのシナリオプランニングで、失敗の16の型が役に立ちますよね。

どんな失敗が起こりそうか考えておいて、避けることもしやすくなるでしょうから。

あわせて読みたい

『戦略のためのシナリオ・プランニング』ロムロ・ウェイラン・ガイオソ

シナリオプランニングの5つのステップ『戦略のためのシナリオ・プランニング』 - ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ

 

 

こちらは、戦略を作るための、シナリオプランニング。
その考え方や作成方法について、書かれています。

シナリオプランニングを考えたい方が読まれると、参考になると思います。

『失敗の殿堂: 経営における「輝かしい失敗」の研究』

おすすめ度

★★★★☆

失敗をどう捉えて、失敗しないようにして、活かすのか。

そんなことを考えたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。

おすすめしたい方

失敗をどうするか考えたい方。
経営者。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

失敗する前にシナリオに学べ

シナリオプランニングしていますか?