後悔したくないという人は、多いかもしれません。
本書は、そんな後悔にも力があるという話が書かれています。
- 『THE POWER OF REGRET 振り返るからこそ、前に進める 「後悔」には力がある』ダニエル・ピンク
- 『THE POWER OF REGRET 振り返るからこそ、前に進める 「後悔」には力がある』ダニエル・ピンク
『THE POWER OF REGRET 振り返るからこそ、前に進める 「後悔」には力がある』ダニエル・ピンク
目次
PART1 後悔の名誉回復
第1章 「後悔なんてしない」主義の落とし穴
第2章 後悔は人間を人間たらしめるもの
第3章 「せめてもの幸いは……」と「もし~~していれば……」
第4章 後悔は人間をよりよい人間にする
PART2 後悔という感情の正体
第5章 後悔の表層構造
第6章 私たちがいだく4つの主要な後悔
第7章 基盤に関わる後悔
第8章 勇気に関わる後悔
第9章 道徳に関わる後悔
第10章 つながりに関わる後悔
第11章 「~~できたのに」と「~~すべきだったのに」
PART3 後悔とどのように向き合うか
第12章 過去の行動の取り消しと「せめてもの幸い」思考
第13章 後悔を認めることからはじめる
第14章 未来の後悔を予測する
後悔にどう向き合うべきかーーまとめ
『THE POWER OF REGRET』のここに注目・言葉・名言
「後悔は、現実よりも好ましい結果を想像する上方の反実仮想の典型だ。
究極の「もし~~していれば・・・・・・」思考なのである。
研究により明らかになってきたように、後悔という感情がもつ力の源泉は、それが苦痛と快楽に関する通常の損得の計算に反する点にある。この感情の役割は、まさしく人を気落ちさせることにあるのだ。いま気分が沈むことにより、将来好ましい行動を取る後押しがされるのである。」(p.62)
もし、〜していれば
後悔は、もし〜していればという思考です。
もっと良くなっていたはずなのにということですね。
このため、将来似たようなことがあったときなどに、好ましい行動を後押しするということです。
確かに、そういう面はありますね。
だから、後悔にも力があるということだと思います。
ただ、前もってできれば、もっと良いとも、個人的には思います。
将来のことを考えて、行動するともっと良いのではないでしょうか。
夢と義務が
「夢と義務があってこそ真の人生
私たちは、実行しなかった義務よりも、失われた機会について後悔することのほうが多い。しかし、誰もがよく知っているように、本当に人間らしい人生とは、夢と義務の両方の要素が揃っている人生だ。人々がいだく後悔が写真のネガのようにくっきりと描き出すのは、真に人間らしく生きるうえでは、自分のための夢と、ほかの人たちへの義務の両方を大切にする必要があるということだ。
義務ばかりで、機会のない人生では、成長できない。しかし、機会だけで、義務を伴わない人生は、空疎だ。機会と義務の両方を重んじる人生こそが真の人生なのである。」(p.229-230)
機会と義務の両方
義務を伴わない人生は、空疎だということです。
そう考える人もいるでしょうけれど、そう思わない人もいると思います。
というか、機会だけ、夢だけの人生を送れる人は、そうはいないことでしょう。
義務などがあった上で、どうやって自分のやりたいことなどの夢を実現していくのか。
それが、現実だろうと思います。
そんな現実の中で、後悔の力を活用しつつ、行動していくと良いのでしょうね。
思ったこと
4つの主要な後悔ということで、
基盤に関わる後悔
勇気に関わる後悔
道徳に関わる後悔
つながりに関わる後悔
が紹介されています。
結局、適切に行動することが大切ということがわかります。
あわせて読みたい
『40代を後悔しない50のリスト【時間編】』大塚 寿
『40代を後悔しない50のリスト【時間編】』です、時間の使い方などについて書かれています。
時間を有効に使いたい方が読まれると、参考になると思います。
『THE POWER OF REGRET 振り返るからこそ、前に進める 「後悔」には力がある』ダニエル・ピンク
おすすめ度
★★★★☆
後悔をどう考えるかといった話が書かれています。
後悔の力を活用したい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。
おすすめしたい方
後悔したくない方。
ビジネスパーソン。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
もし、〜していれば
もし、〜していればと考えて、行動する