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『多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織』


このところ、多様性が大切と言われています。

なぜ、多様性が大切なのか。

本書は、一つの見方を提供してくれる本だと思います。

『多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織』

『多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織』

『多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織』マシュー・サイド 

『多様性の科学』の目次

第1章 画一的集団の「死角」
第2章 クローン対反逆者
第3章 不均衡なコミュニケーション
第4章 イノベーション
第5章 エコーチェンバー現象
第6章 平均値の落とし穴
第7章 大局を見る 

 『多様性の科学』ここに注目・言葉・名言 

「視点があるからこそ盲点がある。これは本書の主軸の1つとなるコンセプトだ。我々はみな、自分自身のものの見方や考え方には無自覚だ。誰でも一定の枠組みで物事をとらえているが、その枠組みは自分には見えない。結果、違う視点で物事をとらえている人から学べることがあるのに、それに気づかずに日々をすごしてしまう。」(p.36)

盲点

気づかない視点というものがありますよね。

気づかないとわからないので、できませんよね。

だから、気づくということは大切なわけですが、そのために、多様性があると、気づきやすくなるということです。

本を読むというのも、別の視点や知識を得ることができるので、気づくための方法だと思います。

考え方が同じ仲間

「人は同じような考え方の仲間に囲まれていると安心する。ものの見方が同じなら意見も合う。すると自分は正しい、頭がいいと感じていられる。自分の意見を肯定されると、脳の快楽中枢が刺激されるという研究結果もある。こうして「類は友を呼ぶ」傾向には、いわば引力のような力があって、その集団全体を問題空間の片隅に引きずり込んでしまう。」(p.68)

考え方が同じ仲間が、盲点をつくる

考え方が同じ仲間が集まると、盲点ができやすいということですね。

同じ見方をするので、「見えないもの」が出てくる。
問題を解決する方法が見つからない可能性が出てくる。

こういうことですね。

逆に、違った見方の人たちといると、見えるものが出てくる。

その可能性がある。

多様性の大切な理由の一つでしょう。

思ったこと

別の考え方や見方があると、思っていること。

それだけでも違うと思います。

私がよくやるのは、反対側の意見や考え方はないかと考えてみることです。

例えば、スマホやネットがない世界を考えてみるとか。

そうすると、今とは違うものが見えてくる可能性がありますよね。

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こちらの本は、企業の文化について考えたい方が読まれると参考になると思います。

どうやって文化を作るのか。考えて、行動できると良いですよね。

 『多様性の科学』

おすすめ度

★★★★☆

組織などになぜ多様性がなぜ大切なのか。

このあたりに興味がある方が読まれると、参考になることが見つかると思います。

多様性について考えたい方は読んでみてください。

おすすめしたい方

ビジネスパーソン。
経営者。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

視点で、見えるものが変わってくる

違う視点で物事を見ていますか?