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『小さな会社の「仕組み化」はなぜやりきれないのか』小川実。人を育てる成長考課制度のつくり方


仕組み化が大切、仕組み化をしたい、そう思っている経営者の方は多いのではないでしょうか。

しかし、実際に行うとなると、うまくいかない。

そういった仕組み化の必要性を感じつつも、なかなかできていない経営者の方などが読まれると、参考になると思います。

『小さな会社の「仕組み化」はなぜやりきれないのか』小川 実

『小さな会社の「仕組み化」はなぜやりきれないのか』小川 実

『小さな会社の「仕組み化」はなぜやりきれないのか』小川 実

目次

第1章 仕組み化の前に必要なこと
第2章 人が辞めない成長企業をつくる
第3章 ビジョンをつくる
第4章 ビジョンをマネジメントする
第5章 人を育てる成長考課制度のつくり方
第6章 社長としての新しいスタート

 

『小さな会社の「仕組み化」はなぜやりきれないのか』ここに注目・言葉・名言

「一見すると行動目標に落とし込めていて問題ないように思えますが、これで社員に成長への道筋と成長できる納得感が伝わっているでしょうか。おそらく伝わりません。
社長 (あるいは上司)と社員の間には「納得度のギャップ」が必ずあります。
すでに仕事ができて成功体験もある社長には、アプローチを増やせば結果に
つながるプロセスが見えています。どうやって数を増やすか、そのうえで商談をどう進めて、どうクロージングするかもわかっています。
ところが社員にはプロセスが見えていません。数字を追うことが大事なことは理解できるでしょうが、売上目標の達成までには距離があります。
「どうやって?」の筋道がわからないし、どんな自分になれるのかもイメージできません。これでは結果も出ないし、ただ数字を追うだけの仕事に、社員はやる気を
失っていきます。」
(p.156)」

道筋が見えないから、納得できない

目標を掲げたは良いが、達成できない。

こういうことはありますよね。

社員・従業員にも、目標の納得感がなく、どう動いたら良いのかもわからず、うまくいかない。

道筋が見えない、何をしたら、目標を達成できるかがわからないので、やりようがないというのがあると思います。

目標を決めるだけではなく、具体ていに何をどうしたら良いのかを見えるようにして、伝えることが必要ということです。

社員の成長につながる成長考課制度のポイント

「社員の成長につながる成長考課制度のポイントは、以下の2つです。
1つ目は、社員それぞれのミッションを明確にする。
会社から求められていることが明確になると、社員は何を、どのように、どこまでがんばればいいのかわかりやすくなります。
2つ目は、処遇の基準を明確にする。
どういう仕事ができるようになると、どういう役割をこなせるようになると、どんななスキルが身につくと給与やボーナスが上がるのか、また昇給できるのかという客観的な基準があると、社員間の不公平感がなくなります。
この2つを満たすことで、社員の成長スピードは格段にアップします。」
(p.219-220)

社員の成長

何をどのようにどこまでやるのかわからなければ、行動のしようがないですよね。

ここを明確にする。

また、どういう仕事ができるようになったら、給与などが上がるのか。

ここもはっきりしていないと、やりたいとは思えないでしょう。

この2つを明確にして、社員の成長を促すようにすることが、成長考課制度のポイントということです。

思ったこと

目的を持って、制度や仕組みを作る。

まずここが大切だと思いました。

企業の成長のための仕組みを作る。人事制度などを作る。

そして、その仕組みが回るように、人が動くようにしていく。

この両輪があって、仕組み化がうまくいくのだと思います。

人と制度。

この2つを揃えたいですね。

あわせて読みたい

『最高の働きがいの創り方』三村真宗

www.biztikara.com

 

 

『最高の働きがいの創り方』では、働きがいを作るために、
どんなことをやっているのかといったことが書かれています。
様々な仕組み、施策を行なっているということがわかります。
働きがいを作りたい経営者の方などが読まれると、参考になることが見つかると思います。

 

『小さな会社の「仕組み化」はなぜやりきれないのか』

おすすめ度

★★★★☆

小さな会社が、仕組み化する際に押さえておくことなどが書かれています。
仕組み化が必要だと感じている経営者の方などが読まれると、参考になると思います。

おすすめしたい方

人事担当者。
経営者。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

社員の成長につながる成長考課制度を作る

社員の成長につながる成長考課制度がありますか?