習慣が大切とよく言われます。
そんな習慣をどうしたら作っていけるのか。
本書では、そんな行動習慣の作り方などについて書かれています。
わかりやすいです。
『習慣超大全——スタンフォード行動デザイン研究所の自分を変える方法』
BJ・フォッグ
『習慣超大全』の目次
INTRODUCTION:変化は簡単に起こせる(しかも楽しい)
■CHAPTER 1 行動を分析する
■CHAPTER 2 〈モチベーション〉編
■CHAPTER 3 〈能力〉編
■CHAPTER 4 〈きっかけ〉編
■CHAPTER 5 定着させる
■CHAPTER 6 小を大に育てる
■CHAPTER 7 悪習をやめる
■CHAPTER 8 一緒に変わる
CONCLUSION:小さな変化がすべてを変える
『習慣超大全』ここに注目・言葉・名言
「フォッグ行動モデル」(p.48)
「この行動モデルを理解すれば、ある行動がなぜ起きるのかを分析でき、自分を間違った理由(とくに性格や自制心など)で責めずにすむようになる。そしてこのモデルは、あなた自身、さらには他者の行動の変化をデザインするためのツールになる。
ある行動が起きるのは、MAP(モチベーション、能力、きっかけ)が一定の条件を満たしたときだ。」
B=MAP
Behavior(行動)=Motivation(モチベーション)とAbility(能力)とPrompt(きっかけ)
行動は、
Motivation(モチベーション)
Ability(能力)
Prompt(きっかけ)
の掛け算というか足し算というか、これらで決まるということです。
行動=モチベーション・能力・きっかけ
このため、行動を変えたいなら、これら3つを変えることで変わるということになります。
そして、行動習慣は、これらをどうするかで変わるということになりますね。
「したい」と「できる」が一致した行動
「「したい」と「できる」が一致した行動、それこそが実行できる可能性がもっとも高い行動である。その行動こそが、習慣を成長させるもっとも肥沃な土壌なのだ。」(p.137)
「したい」と「できる」
逆に言うと、「したい」と「できる」が一致しないと、習慣にするのは難しいですよね。
やりたくないことはやらないでしょう。
できないことはできません。
だから、こういう行動を見つけることが、まずは習慣には大切になるということです。
このために、できる小さな行動から始めようとよく言われるわけですね。
成長したいなら、新しいこと、できないこともやる
ただ、できることだけやっていると、能力は伸びないですよね。
ですから、何か新しいことを身につけたいなら、
必要なことで、できそうなことをやると良いですね。
やってみないとわからないけれど、できそうかなというところをやってみると、習慣だけではなく、成長もできます。
必要で、できそうなことをやるというのを、習慣にすると、成長もできますね。
取り入れたいと思ったこと
本書を通して、行動デザインのステップというものが紹介されています。
(p.346)
ステップ1:「願望」を明確にする
ステップ2:「行動の選択肢」を挙げる
ステップ3:「自分に合った行動」を選ぶ
ステップ4:小さく始める
ステップ5:「効果的なきっかけ」を見つける
ステップ6:成功を「祝福」する
ステップ7:トラブルシューティング、反復、拡大
このようなステップで進めると、習慣にしやすいということです。
取り入れたいですね。
あわせて読みたい
『1つのことを長く続けられる技術』こばやしただあき
続けたいのに、続けられない。
もし、あなたがそんな人なら、本書を読んでみてください。
習慣化の技術を身につけて、続けられる自分に変われるはずですから。
『習慣超大全——スタンフォード行動デザイン研究所の自分を変える方法』
おすすめ度
★★★★☆(★4.3)
習慣化について、わかりやすく書かれています。
公式とステップで書かれているのでわかりやすいです。
何か習慣化したいことがある方が読まれると、習慣化の参考になる本ですね。
おすすめしたい方
習慣化したい方。
ビジネスパーソン。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
行動=モチベーション・能力・きっかけ
あなたが習慣化したいことは?