君はなぜ働くのかということで、斎藤一人氏と、著者の永松茂久氏が、働くことについて対話しています。
なぜ働くのか?といったことを考えたい方が読まれると、参考になることが見つかります。
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『君はなぜ働くのか』永松茂久
目次
第1章 夢がなくてもうまくいく(アナタノユメハナンデスカ?;夢が持てないのって、そんなに悪いことですか? ほか)
第2章 働く意味の見つけ方(僕らはみんな商人である;本当の意味で、好きなことを仕事にできる人が少ない理由 ほか)
第3章 道が開ける一問一答会(「たくさんの質問を集める」という使命;「心の癖」という厄介なもの ほか)
第4章 仕事がうまくいく人のルール(「魅力」について深く考えたことはあるか?;「また会いたい」と思われる人のルール ほか)
最終章 君はなぜ働くのか(多くの人が夢を持てない時代的背景;夢を持ちにくい時代に生まれて ほか)
『君はなぜ働くのか』のここに注目・言葉・名言
「「大切なところだから繰り返すけどね、人が動くためのモチベーションの正体、それはこの『なぜ』なんだよ。ここが見えると、人は夢があろうがなかろうが、勝手に前に進むし、今目の前にあることに対して意味が見えれば、途端にやる気になる」
「モチベーションの正体が『なぜ』。それは考えたことがなかったです」
「そうか。じゃあ考えてみよう。さっき言った5W1Hな。あれはひと言でまとめるとどうなる?」
「ひと言ですか?」
「お願いします」
「そう。馴染みがないと思うから、簡単に言おうね」
「『何を、なぜ、いつ(いつまでに)、誰と(誰に向けて)、どのようにやって、最終的にどこに辿り着くのか?』ということ。ちょっと無理があるかな?」
「いえ、まだちょっと慣れてないので」」(p.44)
なぜ働くのか?
なぜ働くのか?
働く理由です。
これがはっきりしている人は、働きますよね。
逆に曖昧だと、働きたくない、働かないということにつながっていくと思います。
だから、なぜ働くのかという理由が明確になっていると、働くモチベーションになる。
というか、理由が大切ということですよね。
なぜ働くのか?
「「もう一つ、私の好きな話があってね。これは松下幸之助さんの話なんだけど、知ってるよね」
「もちろんです。昭和ナンバーワンの大経営者ですから」
「ある日、松下さんが工場を見て回っていたときに、おもしろくなさそうに電球を磨いていた若者がいたらしい。松下さんはその彼にこう聞いた。『仕事はおもしろくないか?』ってね。その若者は『はい。何のためにこんなことをやらされているのかがわかりません』って答えた。すると、松下さんは何と言ったと思う?」
うーん、なんて言ったんだろう? いくら僕も経営者と言えども、相手が偉大すぎて、答えがまったく見つからなかった。
「松下さんはこう言ったらしい。『それは、君が電球を磨くっていう作業ばかりにフォーカスしているからや。そうやなくて、もうちょっと向こうを考えてみ。
この電球があるから、家族が楽しく過ごすことができる。この電球があるから、人が本を読むことができる。この電球があるから、世の中の人々が暗闇に怯えることなく楽しく過ごすことができる。そう考えたとき、君が磨いているのは電球やない。人々の幸せを磨いているんや』って」
「師匠……」
「うん? どうした?」
「僕、感動しちゃいました。傍から聞いていても、働く意味がわかるとモチベーションが変わります」
「だよな、私も大好きな話なんだよ」」(p.70-71)
人々の幸せのため
なぜ働くのか?
人それぞれ理由があると思います。
ただ、人々の幸せにつながっていると考えると、働く意味が変わってきますよね。
あまり言われないこと、教えてもらえないことかもしれませんが、働く理由の一つには、人々の幸せがあるというのは、わかっているのとわかっていないのでは違ってきますね。
どう働くか、誰と働くかなど働き方も大切ですが、なぜ働くのかで仕事の意味が変わってくる。
よくわかる話だと思います。
取り入れたいと思ったこと
「自分は誰を幸せにしたくて働くのか」(p.225)
さらに、誰を幸せにしたくて働くのか、ここも考えると良いということです。
具体的にそういう人があると良いですよね。
考えたいですね。
あわせて読みたい
『幸せに働くための30の習慣: 社員の幸せを追求すれば、会社の業績は伸びる』前野隆司 - ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ
こちらは、従業員の幸せ、幸せに働くための習慣などについて書かれています。幸せの追求が業績アップにつながるといったことも。
従業員の幸せなどに興味がある方が読まれると、参考になると思います。
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おすすめ度
★★★★☆
なぜ働くのか。働く理由などを考えたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。
自分なりの働く理由を見つけて、より良く働くためのマインドなどを知って働けると良いですよね。
おすすめしたい方
ビジネスパーソン。
経営者。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
働く理由を考える
君はなぜ働くのか?