ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ

ビジネス書の書評ブログ。ビジネス書の紹介、ビジネス書の名言・言葉などを紹介しています。本の書評・感想レビュー

【メルマガ登録】(無料)まぐまぐ殿堂入りメルマガ  メルマガで読みたい方は、ぜひご登録を!
知識をチカラに
(マガジンID:0000139905) Powered by まぐまぐ
メールアドレス:

 本を書きました。絶賛発売中です!→ 『1つのことを長く続けられる技術』  本の詳細 → 『1つのことを長く続けられる技術』

 
 

『最高の働きがいの創り方』三村真宗。何を共有すると良いか?


株式会社コンカー代表取締役社長が、働きがいの創り方について書かれています。

Great Place to Work(働きがいのある会社)ランキング1位(従業員100~999人部門)のコンカーがどのようなことを行なっているのかがわかります。

『最高の働きがいの創り方』三村真宗

『最高の働きがいの創り方』三村真宗

『最高の働きがいの創り方』三村真宗

目次

第1章 最高の働きがいは企業文化の醸成から生まれる
第2章 戦略の可視化・実行―社員に高い視座を持ってもらい、最高のパフォーマンスを発揮できるようにする
第3章 モニタリング・フィードバック―良いことも悪いこともきちんと受け止め、次の一手を打つ
第4章 認知・感謝―貢献を目に見える形にして、全員で共有する
第5章 連帯感・コミュニケーション―タテ・ヨコ・ナナメで双方向のつながりを強める
第6章 人材採用―採用率3%に厳選し、会社に溶け込んでもらい、辞めない仕組みを作る
第7章 人材開発―長期の視点でキャリアを作ってもらう制度を作る
第8章 人材評価―納得感を最大化し、目立たない努力に目を配る
第9章 働きやすさ―「ワークライフバランス」と多様性に配慮し、休みが取りやすい、柔軟に働ける仕組みを作る


『最高の働きがいの創り方』のここに注目・言葉・名言

「もちろん、何度もお伝えしているように、ミッションやビジョンは大事で、それを共有することにより、マイクロマネジメントの必要性が大きく低下するのも事実です。しかし、ビジョンを共有するだけでは、具体策がわからず、部下は迷ってしまうこともあります。そこで、ビジョンだけではなく、「会社はどんな戦略を持っていて、どんな課題に直面しているか」をしっかり共有することによって、社員の視界は大きく開けていくのです。これがないと、瑣末な問題に拘泥するようなことになりかねず、自分の部門の利益ばかり気にしたり、「だれかとだれかが仲が悪い」といった社内の噂話やゴシップが気になったりしてしまいます。
 ビジョンに加えて、戦略と課題を共有していれば、「会社がこっちに大きく向かっているので、他部門からこんな要請があれば、それを実現するために双方で協力するのは当たり前だろう」というムードが生まれていくのです。」(p.79-80)

ビジョンと戦略と課題を共有

ビジョンやミッションが大切ということが書かれています。

そして、これが、社員が自ら動けるきっかけになるということです。

目指す方向性がわかるので動きやすいということになりますよね。

ただ、これだけだと具体的に何をするかが判断しにくいということもあります。

戦略と課題を共有することで、協力して動きやすくなるということです。

ビジョン、ミッション、戦略、課題を共有したいですね。

コンストラクティブフィードバック

「当時、「360度評価を導入してはどうか」という声が一部の社員からありましたが、私がやりたいと考えたのは、個人の評価ではなく、あらゆる観点・立場での改善機会の特定でした。
 こうして、年1回の「コンストラクティブフィードバック」がスタートしました。端的 にいえば、社員に向けたアンケートです。
 ポイントは、単なる不満や思いつきの共有にならないよう、会社全体、他部門、上司に対して「建設的な」 フィードバックを記入すること。「建設的」を強調するために、施策の名前にも建設的を意味する”コンストラクティブ”を付けました。課題も、調査項目としては「課題」と記述せず、「より強くするために」という建設的にならざるを
えない聴き方をしています。
 また、改善点だけでなく、優れている点も積極的にフィードバックすることも1つの特徴です。」(p.125)

建設的なフィードバック。改善点と強み

建設的なフィードバックを行うようにしているということです。

よりよくするための改善点を聞くようにしているとのこと。

フィードバックを行うことで、よりよくできることがわかりますね。

また、優れている点や強みなどをフィードバックすることも特徴とのことです。

より良くしていくために、こういったことをしているということです。

取り入れたいと思ったこと

そのほかにも、さまざまな仕組み、施策があります。

働いている人たちが、より良く働けるように、取り組まれているのだと思います。

こういう仕組み、施策を作って行っていくということが、働きやすさや働きがいにつながるのだと思いました。

目的があって、仕組みなどがあるということがわかります。

あわせて読みたい

『リデザイン・ワーク 新しい働き方』リンダ・グラットン 

『リデザイン・ワーク 新しい働き方』リンダ・グラットン - ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ

www.biztikara.com

こちらも、自社の働き方を再デザインするにはどうすると良いのかといったことが書かれています。

新しい働き方を考えたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。

『最高の働きがいの創り方』三村 真宗

おすすめ度

★★★★☆

働きがいを作るために、どんなことをやっているのかといったことが書かれています。
様々な仕組み、施策を行なっているということがわかります。
働きがいを作りたい経営者の方などが読まれると、参考になることが見つかると思います。

おすすめしたい方

人事担当者。
経営者。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

ビジョンと戦略と課題を共有

ビジョンと戦略と課題を共有していますか?