NETFLIXの共同創業者・会長兼CEOのリード・ヘイスティングス氏とINSEAD教授のエリン・メイヤー氏が、NETFLIXの企業文化などについて書かれています。
『NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX』
リード・ヘイスティングス, エリン・メイヤー
NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX (日本経済新聞出版)
- 作者:リード・ヘイスティングス,エリン・メイヤー
- 発売日: 2020/10/22
- メディア: Kindle版
目次
Section1 「自由と責任」のカルチャーへの第一歩
第1章 最高の職場=最高の同僚
第2章 本音を語る(前向きな意図をもって)
第3a章 休暇規定を撤廃する
第3b章 出張旅費と経費の承認プロセスを廃止する
Section2 「自由と責任」のカルチャーへの次の一歩
第4章 個人における最高水準の報酬を払う
第5章 情報はオープンに共有
第6章 意思決定にかかわる承認を一切不要にする
Section3 「自由と責任」のカルチャーの強化
第7章 キーパーテスト
第8章 フィードバック・サークル
第9章 コントロールではなくコンテキストを
Section4 グローバル企業への道
第10章 すべてのサービスを世界へ!
ここに注目・言葉・名言
「能力密度ーー優秀な人材はお互いをさらに優秀にする」(p.35)
「能力密度が本当に高い会社こそ、誰もが働きたいと思う会社なのだ、と私たちは気づいた。とりわけ優秀な人材は、全社的な能力密度が高い環境で真価を発揮する。」
能力密度
能力密度は、あまり聞かない言葉なのではないかと思います。
能力がある人が集まっているという感じの意味かなと思いますが、普通の人が集まっても、能力を発揮しにくいことの逆なのでしょう。
NETFLIXは、優秀な人材を高い給料で集めるということを行っています。
人材に投資をしているということですね。
最高のパフォーマンス
「「高いパフォーマンス」+「私心のないフィードバック」=「最高のパフォーマンス」」(p.51)
フィードバックの大切さ
率直なフィードバックの大切さについて書かれています。
高いパフォーマンスの人が、周りから私心のないフィードバックを得て改善すると、さらに高い最高のパフォーマンスになるということですね。
建設的なフィードバックをもらえるような、できるような関係を作っていくということだと思います。
なかなか企業文化としても、人間関係としても簡単ではないと思いますが、さらに高いパフォーマンスを発揮するには、必要なことなのでしょう。
取り入れたいと思ったこと
フィードバックのガイドライン「4A」(p.73〜)というものが紹介されています。
1 相手を助けようという気持ちで(AIM TO ASSIST)
2 行動を促す(ACTIONABLE)
3 感謝する(APPRECIATE)
4 取捨選択(ACCEPT OR DISCARD)
といったことを意識して行ったり、受け取ると良いということで、これらを取り入れたいと思いました。
あわせて読みたい
『NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く』
パティ・マッコード
『NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く』パティ・マッコード - ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ
こちらも、NETFILXの本です。
人が活きる、そんな企業を作るにはどうしたらいいのか。
そんな疑問がある人や経営者の方が読まれたら、参考になる一冊ですね。
経営者、人事担当者は、読んでおきたい本です。
『NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX』
NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX (日本経済新聞出版)
- 作者:リード・ヘイスティングス,エリン・メイヤー
- 発売日: 2020/10/22
- メディア: Kindle版
おすすめ度
★★★★☆
NETFLIXが、自由と責任の文化をどうやって作ってきたのか、といったことが書かれています。
能力を発揮する人たちをどうやって集めて、能力を発揮してもらうようにするかということに興味がある方が読まれると、参考になると思います。
おすすめしたい方
人事担当者。
経営者。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
能力密度ーー優秀な人材はお互いをさらに優秀にする
能力の人材をどうやって集めますか?