脳力を改善したい。
そういう人は、意外と多いのではないでしょうか。
本書では、脳を改善する方法などについて書かれています。
- 『世界の最新メソッドを医学博士が一冊にまとめた 最強脳のつくり方大全』
- 『最強脳のつくり方大全』ここに注目・言葉・名言
- 運動は脳と体の双方を鍛える
- 取り入れたいと思ったこと
- あわせて読みたい
- 『最強脳のつくり方大全』ジェームズ・グッドウィン
『世界の最新メソッドを医学博士が一冊にまとめた 最強脳のつくり方大全』
ジェームズ・グッドウィン
目次
1 脳を知る
2 運動と脳
3 食事と脳
4 脳と腸内細菌
5 脳が欲する栄養素
6 人間の社会性と脳
7 脳と性欲
8 脳を明晰にする活動
9 睡眠と脳
10 脳と幸福
『最強脳のつくり方大全』ここに注目・言葉・名言
「ブレイン・フィットネスはそもそも、神経可塑性に基づいている。
神経可塑性とは、外傷や病気、学習をはじめとする新たな必要性、環境の変化に応じて、生涯を通じて新たな結合を作る脳の能力のことだ。脳の可塑性については、本章の後半で詳しく解説する。
脳の健康には遺伝と同じくらい、生活習慣が重要であることが研究によって明らかになった。
これは画期的な発想だ。脳の老化はかなり早い段階ではじまり、それが全身の老化速度と関連している。さらに、革新的な研究によって、そういった変化に歯止めをかけて、精神的な若さを保てることも明らかになっている。
大半の人は20代や30代では、脳の健康のことなどまだ気にもしないが、その頃から脳に良い生活を送っていれば、40代や50代になったときに、脳が良い状態に保たれる。脳の老化速度をゆるめられるという発想でさえ、20~30年前なら、相手にされなかったはずだ。さらに、新たな研究で、脳の健康状態を改善するのに遅すぎることはないこともわかった。何歳になろうと、努力次第で明断な頭脳を保てるのだ。
脳についてわかっていることは、一文で言いあらわせる。”脳は既知の宇宙の中で、もっとも復雑な構造をしている”のだ。」(p.19-20)
脳の健康には遺伝と同じくらい、生活習慣が重要
仮に脳を鍛えないにしても、老化したくないという人は、かなり多いのでは
ないかと思います。
20代、30代から脳に良い生活を送ると、脳が良い状態に保たれるそうです。
もう50代以上という人もいるかもしれませんが、
いずれにしても、なるべく早く脳に良い生活習慣を送りたいものです。
運動は脳と体の双方を鍛える
「運動は脳と体の双方を鍛える
有酸素運動が、脳に良い影響を与えるという証拠は無数にある。気分や認知機能(思考能力)が向上するのだ。そういった良い影響がどのようにして生じるのか考えてみよう。
これまで長い間、人は生まれながらにして決まった数の脳細胞を持っていて、25歳を境にその数が減っていくと考えられていた。つまり、25歳以降はずっと下り坂というわけだ。
だが嬉しいことに、現代の科学者はこの定説に反旗を翻した。生きているかぎり、新たな脳細胞が作られることがわかったのだ。これは神経発生と呼ばれ、記憶を司り、感情をコントロールする海馬で起きると考えられている。
それだけではない。運動が大人の脳の神経発生を促すことがわかると、認知神経科学が大きく変化した。そこからさらに進歩して、運動すると、脳内の成長因子である脳由来神経栄養因子(BDNE)という科学物質が増えることもわかった。BDNFは既存の脳細胞を維持し、新しい細胞を成長させて、細胞間のつながり(シナプス)を増やす。
こういったことはどれも、脳の可塑性につながる。脳の損傷への抵抗力が高まって、学習機能も精神機能も向上するのだ。となれば、神経発生が増えると認知力(精神機能)が高まり、逆に新たな神経細胞の数が減ると、老化が進んだり、気分が落ちこんだりすると考えられる」(p.61)
運動
運動が体に良いというのは、常識だろうと思います。
ただ、脳にも良いというのは、知らない人もいるのでは。
脳に良い習慣としては、運動がありますよね。
有酸素運動が脳に良いということで、ジョギングやウォーキングなどは、習慣にしておきたいですよね。
運動することで、BDNEが増えて、新しい細胞を成長させるということです。
運動したいですね。
取り入れたいと思ったこと
「脳を健康に保つには腹八分目」(p.119)
また、食事は腹八分目ということです。
脳にも、食べすぎないほうが良いとのこと。
長生きにも良いと言われます。
食事は、腹八分目ぐらいにしておきたいですね。
あわせて読みたい
『EAT 最高の脳と身体をつくる食事の技術』ショーン・スティーブンソン
こちらは食事について書かれています。
脳と体を作るための食事についてです。
食事や健康に詳しい人にとっては、あまり新しいことはないかもしれませんが、あまり詳しくない人には参考になることが見つかると思います。
『最強脳のつくり方大全』ジェームズ・グッドウィン
おすすめ度
★★★★☆
最強脳のつくり方ということで、どういったことが脳に良いのかということが書かれています。
自分の脳を鍛えたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。
おすすめしたい方
脳力を改善したい方。
ビジネスパーソン。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
脳の健康には遺伝と同じくらい、生活習慣が重要
脳に良い生活習慣で暮らしていますか?