『ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのか?』
石田 章洋,横山 信治
なぜ落語?
落語がビジネスに役立つ。
こう言われても、落語をあまり聞いたことがない方には、すぐにはよくわからないかもしれません。
本書では、元落語家でもある石田章洋氏,横山信治氏が、落語とビジネスについての関係などを書かれています。
▼ ここに注目 ▼
「歴史的大文豪たちも落語に学んでいた
そもそも今日のように「口語体」、話し言葉で文章を書くようになったきっかけは落語にありました。
なにしろ明治時代に言文一致運動を起こした二葉亭四迷がお手本にしたのが、江戸時代の大名人、三遊亭円朝の落語を書き留めた速記本だったのです。」(p.034)
「太宰治もよく円朝の速記本を読んでいたそうですし、夏目漱石の作品の中にしばしば当時の落語家の名前が登場するように、漱石の落語好きも有名です。」
(p.034)
大文豪たちも落語を学ぶ
おもしろい文章を書く。
そのために、落語家に学ぶ。そういうところがあるということです。
ビジネスパーソンも、文章を書く、プレゼンをするなどあるでしょう。
落語は、そういったことに応用できるわけです。
一流とそれ以外の差とは?
「一流の落語家とそれ以外の落語家の違いはどこにあるでしょうか。それをひと言で表現するならば、「覚悟」です。
一流の落語家は、どんなことでも自分の芸の肥やしにしようとする「覚悟」があります。」(p.207)
どんなことからでも学ぶ
一流とそれ以外の差。
それは、どんなことからでも学ぼうとしているかどうかということ。
ここが違うということです。
やはり貪欲ですよね。
その貪欲さが違いになっていきます。
▼取り入れたいと思ったこと
自分なりのオチ、終わりの合図を決めておく。
オチがあると、印象に残りますよね。
締めがあると、記憶にも残りやすいでしょう。
締めをきっちり締まるようにしたいものですね。
ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのか?
ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのでしょうか。
おもしろいということもありますが、やはり学べることがあるからでしょう。
どんなことが、落語から学べるのかということを知りたい方が読まれると、参考になると思います。
読んでみてください。
▼ あわせて読みたい ▼
『入社1年目から使える「評価される」技術』横山 信治(著)
『企画は、ひと言。』石田章洋(著)
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆(★4.3)
▼ おすすめしたい方 ▼
落語から学びたい方。
ビジネスパーソン。
★『ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのか?』
石田 章洋,横山 信治
★【今日の「ビジネス書をチカラに!」】
どんなことからでも学ぶ
⇒ 貪欲にどんなことからでも学んでいますか?