斎藤孝氏が、アウトプットについて書かれています。
「話す」「書く」「発信する」をどうやると良いかという話です。
こういったことが苦手、まだやったことがないような方が読まれると良いと思います。
すでにやっている人には、ちょっと物足りないというか、やっていて当たり前という感じの内容かもしれません。
『アウトプットする力「話す」「書く」「発信する」が劇的に成長する85の方法』齋藤孝
『アウトプットする力』の目次
第1章 アウトプットを想定したインプットをしよう
■アウトプットは練りに練った1本より「数」で勝負しよう
■「知の回転」を意識しよう
■アウトプットを前提にインプットしよう
■能や落語にアウトプットの真髄を学ぼう
■当事者意識を持ってインプットしよう
■アウトプットをしてストレス解消しよう
■質より勇気でとにかく発言してみよう
第2章 今すぐできるアウトプットのコツ
■井上陽水さんにアウトプットの極意を学ぼう
■「インプット1:アウトプット9」を実践してみよう
■名著『マクベス』から“こぼれるように"引用してみよう
■今流行っていることは迷わず即体験しよう
■強制的にアウトプットする機会を設定してみよう
■「無茶ぶり」は素直に引き受けてみよう
第3章 話すアウトプットの基本技
■しゃべることで“自己実現"を重ねよう
■雑談にオチや結論を求めないようにしよう
■相手の話を広げるあいづちを打とう
■日頃からトークのネタをストックしておこう
■相手が面白がるような質問をしてみよう
■知らない話題でも話を回してみよう
第4章 書くアウトプットで自分を成長させる
■原稿用紙10枚書くことを目指そう
■書く前に人に話してみよう
■新たな発見や視点を文章にまとめよう
■質より量を優先して書いてみよう
■コピペではなく「請け売り」をしてみよう
■カフェで“スマホ・アウトプット"してみよう
第5章 アイデアがどんどんわいてくるアウトプット術
■“当事者意識"を持ってアイデアを生もう
■既存のアイデアをズラしてアレンジしてみよう
■ダメ元でアイデアをたくさん出してみよう
■提案は必ず3つ出してみよう
■「関数」から新しいアイデアを生もう
■上機嫌でアイデアを生みやすくしよう
第6章 ひとつ上の心を揺さぶるアウトプット
■フィードバックにはフィードバックで返そう
■20冊読んだら「専門家」を名乗ってみよう
■自分が住む街をアウトプットしてみよう
■伝えることを意識して旅をしてみよう
■落語と漫才のツッコミでユーモアセンスを磨こう
第7章 毎日できるアウトプット勉強法
■アウトプット勉強法を身につけよう
■2人1組でアウトプットをチェックし合おう
■3つのキーワードで説明してみよう
■人に教えて知識をどんどん身につけよう
■その場でアウトプットして忘れないようにしよう
第8章 自分をブランド化するアウトプット
■フォロワー数やいいね! は気にしないようにしよう
■自分自身が楽しめる範囲で評価してもらおう
■実名でポジティブな発信をしよう
■ネガティブな批評は黙って通りすぎよう
■自分なりのひと工夫をしてみよう
『アウトプットする力』のここに注目・言葉・名言
「文章そのものの技術が多少劣っていたとしても、新たな発見や視点がある
文章は、読ませる文章になります。
もちろん、美しい文章を書こうとする努力にも意味はあります。しかし、名文家のまねをして、やたら格調が高い文章を書こうとする必要はありません。
いくら格調が高くても、中身に新たな発見や視点がなければ、中身のない文章になってしまいます。」(p.102)
新たな発見や視点を提供する
何かしら、新しいことを提供する。
そういう文章であれば、うまいかうまくないかはあまり関係がなくなりますね。
この意味では、ニュースなどは、新しいことなので、読む意味が出てくることになるでしょう。
何か発見や視点を提供できると、文章に限らず、中身がそれなりにあるコンテンツになりますね。
ここは考えて、アウトプットしたいところです。
マイナーな情報を発信する
「流行っている物について言及するのは、アウトプットの王道です。
ただし、王道はメジャー路線だけに競争が激しいですし、ミーハー一辺倒というのも芸がありません。
そこでおすすめしたいのが、舗装された王道でなく、けもの道に踏み出すという選択肢です。希少性あるテーマでアウトプットしてみるのです。」
(p.62)
人が発信していないことを発信する
メジャーな情報だけではなくても、マイナーな情報を発信する。
メジャーな情報だとあふれているので、埋もれてしまいます。
せっかく発信しても、読まれない、見られないということにもなりますし、すでにどこかで言われていることを言っても、あまり価値は高くはならないでしょう。
逆に、マイナーなことなら、そもそも発信数が少ないですから、あまり知られていないことを発信しやすくなりますね。
そういう意味では、マイナーなことで、自分が興味があることを発信してみるというのはありだと思います。
取り入れたいと思ったこと
相手のリクエストを聞いてからアウトプットしよう(p.140)
ということが紹介されていました。
仕事などでは、上司やお客様などのリクエストに合ったアウトプットをしたいところですよね。
そういう意味で、まずどんなことを知りたいかなどを相手に聞いてから、アウトプットすると良いですよね。
あわせて読みたい
『学びを結果に変えるアウトプット大全』樺沢 紫苑
『学びを結果に変えるアウトプット大全』樺沢 紫苑。アウトプットを改善して行く - ビジネス書の書評ブログ:ビジネス書をビジネスのチカラに
こちらは、「アウトプット大全」ということで、アウトプットの技術が、いろいろとまとめられています。
脳科学の知見なども交えて書かれているので、わかりやすいです。
ということで、アウトプットについて慣れていない方で、アウトプットについて、知りたい方があわせて読まれると良いですね。
『アウトプットする力「話す」「書く」「発信する」が劇的に成長する85の方法』
アウトプット力。
今の時代、やはり持っておきたいところですよね。
あまり得意ではないという方が読まれると、基本的なことがわかるので、まずはここから読んでみるというのが良いと思いました。
おすすめ度
★★★★☆
斎藤孝氏が、アウトプットの方法などについて書かれています。
基本的なことなどが書かれているので、まだアウトプットに慣れていない方が読まれると良さそうです。
おすすめしたい方
アウトプットが得意ではない方。
ビジネスパーソン。
『アウトプットする力「話す」「書く」「発信する」が劇的に成長する85の方法』齋藤孝
アウトプットする力――「話す」「書く」「発信する」が劇的に成長する85の方法
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
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