人と話すのが苦手。
そういう人は、意外と多いのかもしれません。
本書は、そんな人が話し方で得する方法などについて書かれています。
話し方で損したくないという方は読んでみてください。
『100%得する話し方』新井 慶一
『100%得する話し方』の目次
第1章 なぜ「自分のこと」を話してはいけないのか?
第2章 話し方で得する人、損する人
第3章 まずは「合いの手」をマスターする
第4章 リアクションができると、話はこんなに盛り上がる
第5章 聞きたいことが100%引き出せる魔法の質問術
第6章 実践! 「100%得する話し方」
『100%得する話し方』のここに注目・言葉・名言
「自分の意見を通したいときは、まず相手の「真の目的」を聞き出す」
(p.82〜)
「多くの人は、「自分の主張を伝えられないことが問題だ」と思っています。
しかし、本当に自分の主張を通そうと思ったら、相手の言い分を聞くことのほうが近道なのです。
これには理由があります。
まず、相手の言い分をしっかり聞くと、その人が依頼したい仕事の先にある、目的が見えてきます。
そして、その目的を達成できることを伝えると、相手はその目的をかなえられるなら、どんなにお金がかかっても、安いと思うようになるのです。」
行動には、目的や理由がある
行動には、目的や理由がありますよね。
なんとなくやってしまうということもあるでしょうけれど、何かを買うとか仕事をするといったことなら、目的があるでしょう。
その目的が達成できるようになるなら、協力しようとか、お金を払おうと思う。
逆に、そうでないなら、そう思わない。
そういうことですよね。
だから、相手の目的を知ることで、何をどう伝えたら良いかがわかりますから、自分の意見は伝わりやすくなりますよね。
初対面の人と話すのが楽になる「4S質問」
「誰でも答えやすく、しかも一度会話がスタートしたら、あとは合いの手と
リアクションだけでどんどん会話が進む質問というものがあります。
それは、「4S質問」です。
4Sとは、その名のとおり「4つのS」を指します。
・住処(SUMIKA)
・出身(SHUSSIN)
・仕事(SHIGOTO)
・趣味(SYUMI)」(p.194)
質問で話すのが楽に
初対面で話す際に、話題が続かないで困るというのはありますよね。
そんなときに、質問すると、話が出てきやすくなります。
中でも、上の4つは話しやすいということです。
誰でも、趣味や仕事、出身地、そして今住んでいるところの話はできますよね。
とくに、出身地や今の住まいなどは、話しやすいと思います。
話題に困ったら、話したい話ですよね。
思ったこと
「人は、ほとんど人の話を聞いていない。」ということが書かれています。
そうなんですよね。人の話を聞いているようで、自分のことを考えたいたり
します。
だから、人の話を聞くと、そういう人は貴重になります。
そして、上でも紹介しましたが、人の行動の理由などがわかるので、
得にもつながっています。
話を聞くことが、話で得するコツの一つなんですよね。
あわせて読みたい
『話すチカラ』齋藤 孝,安住紳一郎
『話すチカラ』齋藤 孝,安住紳一郎 - ビジネス書の書評ブログ:ビジネス書をビジネスのチカラに
こちらの「話すチカラ」は、安住紳一郎氏が、話すことについて明治大学で講義をしたものをまとめています。
どのようなことを意識して話しているかがわかりますね。
話す力をつけたい方は、読んでみてください。
『100%得する話し方』新井 慶一
得する話し方。
そんなものがあるなら、知りたいですよね。
ということで、話すのが苦手という人が読まれると、参考になることが見つかると思います。
読んでみてください。
おすすめ度
★★★★☆
話すのが苦手。そういう人は、人間関係やコミュニケーションが、辛いところ
がありますよね。
そんな人が本書を読むと、話し方などがわかると思います。
話し方で損したくないという人は読んでみてください。
おすすめしたい方
話すのが苦手な方。
ビジネスパーソン。
『100%得する話し方』新井 慶一
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
自分の意見を通したいときは、まず相手の「真の目的」を聞き出す
相手の目的を聞いていますか?