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『永守流 経営とお金の原則』永守重信。会社を絶対つぶさないために、お金の戦略が必要


日本電産株式会社の創業者、永守重信氏が、経営とお金の原則について書かれています。

経営についても書かれていますが、とくに、お金についての記述が多めのように思います。

『永守流 経営とお金の原則』永守 重信

目次

序章 お金の戦略が必要だ――会社を絶対つぶさないために
第1章 キャッシュこそ企業価値の源泉――コスト意識を鍛えよう
第2章 会社を成長へ導く財務戦略――創業期に重視すべき指標とは
第3章 創業時の資金の集め方――やっぱりお金から始まる
第4章 金融機関とどう付き合うか――「取引は人なり」で活路
第5章 取引先を見極める方法――その選択が会社の命運を分かつ
第6章 チャレンジと財務バランス――持続的成長へ変化を恐れない
第7章 いざ株式上場 規律の中で鍛える――問われる発信力
第8章 M&Aをどう活用するか――永守流・勝利の方程式
第9章 海外展開は飛躍のチャンス――リスク管理は分散から
第10章 波乱の時代をどう乗り切るか


『永守流 経営とお金の原則』のここに注目・言葉・名言

「将来見通しから売値を決める

ここまでコスト意識について述べてきたが、次は原価に基づいて売値をどう決めていくか、その基本の考え方を説明したい。ここでも将来のコストやマーケットの情勢など数字で裏付けながら見ることができるかがカギになる。ある製品の売値を決める際、最も重要なことは「将来性」という項目をどのように原価計算の中に取り入れていくかである。とりわけベンチャー企業の場合、この「将来性」が何よりも大切になる。
その製品を顧客がどれくらい買ってくれるようになるのか、あるいはその製品のマーケットがどのように推移していくのか、顧客の構成がどうなっていくのかそれらを一つひとつ的確に判断する。そのうえで、将来的に儲けられる部分と、現在確保しなければならない利益のバランスを考えていくのである。
例えば、ある製品を2万個受注し、それを今、単価2000円で売れば収支がトントンだったとしよう。つまり原価は2000円である。一方で近い将来、大口の取引先から10万個の発注が確実に見込める状況にある。生産量が増えると効率的に作れるようになり、一製品当たりの原価は1500円に下がる。
それならば、今回は利益がなくても売値を2000円にしておき、次の注文で500円×10万個の利益を目指そうではないか。こういうふうに発想していく必要がある。将来性のある商品であればあるほど、将来を見据えたコストポリシーを明確に持ち、マーケットを獲得していくことが大切である。」(p.51-52)

将来見通しから売値を決める

売値、価格の決め方は、将来も考えて決めるということです。

将来のコストやマーケットなどを考えて、価格を決める。

このような価格決定をすると、マーケットを獲得できるということです。

高過ぎると顧客が離れていってしまう。安過ぎれば、利益が出ない。

この中間の価格を、将来のマーケットの動向を考えつつ決めるということです。

『永守流 経営とお金の原則』バランスシート

「バランスシートの表現法に工夫を

バランスシートを作る際も工夫をしたい。作成上のテクニカルな問題にすぎないかもしれないが、それでも確かな効果は見込める。我が社も創業期以来、バランスシートの表現方法には様々な工夫をした。
例えば固定資産のうち、含みのある土地を大きくアピールしたい場合は、「有形固定「資産」という形で一本化しないで、建物とか土地などと明記する。
在庫についても、棚卸資産でまとめてしまわず、製品がどれだけ、材料がどれだけ、といった内訳が分かるようにすればよい。」(p.71)

「通常、売り上げ目標というものは誰もが立てる。しかし、バランスシートの目標となるとなかなか考えが及ばないものである。バランスシートは企業の顔である。理想的な姿はどうあるべきか、常に思い描くことが重要である。」(p.74)

バランスシートは企業の顔

売り上げ目標は、たいてい考えるでしょう。

しかし、バランスシートの目標は、あまり考えないかもしれません。

理想のバランスシートはどのようになっていると良いのか。

ここを考える。

しかも、将来のことも考えると良いということです。

資産がどれだけ将来的にキャッシュや利益を生み出すのか。
このようなことまで考えて、バランスシートも考えたいということです。

『永守流 経営とお金の原則』から取り入れたいと思ったこと

「経営者は何より長期の視点を持ち、借り物ではない独自の言葉、考えで語ることが大切である。これは将来、株式を上場し、より幅広いステークホルダーに会社の成長性を訴えていく際にも非常に重要になってくる。経営者は早い段階から数字を踏まえたうえでの発信力や表現力を鍛えていくべきである」(p.33)

長期的な数字を踏まえて、発信していくことが経営者には必要ということです。

これは日頃考えたいですし、取り入れたいことだと思いました。

また、本書で、銀行やベンチャーキャピタルとの付き合い方で、数字もですが、人間関係を作っていくことの大切さなども書かれていました。

そして、経営や人だということも書かれていました。

経営は人、お金は数字。

こういうことなのだと思います。

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経営者やビジネスパーソンが読まれると、何かしら参考になることが
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『永守流 経営とお金の原則』永守重信

おすすめ度

★★★★☆

日本電産株式会社の創業者、永守重信氏が、経営とお金の原則について書かれています。
経営とお金について考えたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。

おすすめしたい方

ビジネスパーソン。
経営者。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

経営は人、お金は数字。

あなたにとっての、経営とは?