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『ミッション・エコノミー:国×企業で「新しい資本主義」をつくる時代がやってきた』マリアナ・マッツカート


ミッション・エコノミーということで、ミッション・使命によって、経済を作り変える、新しい資本主義を作っていくということについて書かれています。

とくに、国などの公的な機関などの力の重要性などが書かれています。

 

『ミッション・エコノミー:国×企業で「新しい資本主義」をつくる時代がやってきた』マリアナ・マッツカート

目次

第1章 政府・企業・資本主義をつくり直す
第2章 危機に瀕した資本主義
第3章 新自由主義の間違い
第4章 いま、アポロ計画こそが「最高の教訓」である
第5章 課題起点のミッションマップをつくる
第6章 理論と実践
第7章 新しい資本主義へ
原注
「なぜ世界は今、マリアナ・マッツカートを支持するのか?」――訳者あとがき

『ミッション・エコノミー』ここに注目・言葉・名言

「「ミッション志向」の取り組み、つまり官民が手に手を取って重要な社会課題を解決する手法が今、切実に求められている。たとえば、都市部での犯罪から独り暮らしの高齢者の孤独問題まで、さまざまな問題の解決に必要な社会的・組織的・技術的なイノベーションを、できる限り多く、公共部門の調達政策によってうながすといったことだ。」(p.26)

「この本で紹介するミッション思考が、このところの資本主義を立て直すのに間違いなく役に立つ。大規模な改革の実現に必要なのは、これまでにない政治経済の筋書きであり、新しい共有言語だ。その土台になるのは、公共の「パーパス」が政策や企業活動を主導するという考え方である。そこには志が欠かせない。持続可能で公正な社会を担保できるように、官民の契約形態と関係性と広報を変えなければならない。」(p.27)

ミッション思考

ミッション・使命や目的などが、資本主義を立て直すために役立つということです。

公共のパーパス・目的が、政策や企業活動を主導するとのことです。

もし資本主義を変えていくということであれば、そこには、共通の目的が必要になってきます。

SDGsなどの目標も大切なのですが、何のために行うのかという目的を共有できると良いですよね。

ミッション志向の考え方

「現状を前提にしていては、ミッション志向の考え方はできない。
ミッション志向の取り組み方とは、支援したいセクターを選ぶのではなく、さまざまな分野の連携をうながすような問題を見つけることだ。また、小さいからとか、困っているからという理由で資金を手渡すのではなく、多くの組織から異なる解決策 (プロジェクト)を呼び込めるように政策を設計することだ。
それは、市場を修正することではなく、市場を創造していくことを意味する。 
それは、リスクを取り除くことではなく、リスクを共有することである。
それは、勝者を選ぶのではなく、リスクを喜んで受け入れる人を選ぶことである。
そして、ただ「競争のルール」を決めるのではなく、競争のあり方そのものを変えて、変革-ーたとえば低炭素経済への移行や国のデジタル化に向けた変革ーーをうながすことなのだ。」(p.197)

ゲームそのものを変える

多くの組織から異なる解決策 (プロジェクト)を呼び込めるように政策を設計することとのことです。

政府の政策決定の基準を変えるということですね。

解決策を一緒に考えられるようにしていく。

公的部門に限らず、企業などにおいても、必要な考え方のように思います。

取り入れたいと思ったこと

「パーパス志向の企業

政府だけではミッションを追求できない。目標を達成するにはパーパス志向の企業と力を合わせる必要がある。この本で述べてきたように、そのためには現代資本主義の最大の難問に取り組まなければならない。それは、産業の仕組みを変えて、民間企業が目先の金もうけのために利益を運用するのではなく、広く経済に還流させるよう再投資する方向に導くということだ。ミッションを通して、新しいビジネスチャンスをつくり出し、公共投資のリターンを上げることで、この転換を加速できるはずだ。そうすれば、ステークホルダー価値が実現できる。
 これは医療、エネルギー、デジタルプラットフォームなどさまざまな分野で、より共生的なパートナーシップやコラボレーションをつくることでもある。」(p.252)

パーパス志向の企業は、まだまだ多くはないのかもしれません。

ただ、これからは増えていきそうですし、そこには解決したい課題があるはずなので、ビジネスとしてもうまくいきそうですよね。

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こちらの本は、スタートアップや中小企業が「偉大な企業」になるために
必要なことについて書かれています。
ビジョナリー・カンパニーを目指したい方が読まれると、参考になる
ことが見つかると思います。

 

『ミッション・エコノミー:国×企業で「新しい資本主義」をつくる時代がやってきた』

 

おすすめ度

★★★★☆

ミッションや目的から、資本主義を変えていくということについて書かれています。

これからの政府や企業について考えたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。

おすすめしたい方

ビジネスパーソン。
経営者。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

ミッション志向

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