相手に「やりたい!」「欲しい!」「挑戦したい!」 と思わせる仕事術ということです。
「その商品ほしい!」「ともにお仕事したい!」など、相手がついやりたくなってしまう状況、気持ちにさせる話し方などが書かれています。
『相手に「やりたい!」「欲しい!」「挑戦したい!」 と思わせる ムズムズ仕事術』市川浩子
本の目次
1 「ムズムズ」とは、相手をその気にさせること
・ムズムズはレジ前の「ひと口羊羹」
・「~したい」から人は動く
・使命感でも人は動く
・誰が言うかでムズムズの度合いが変わる
・ムズムズさせるために知っておきべき5つの心理
・相手の「欲しい」を引き出してムズムズさせる
・動き出したくなる「ホットボタン」の探し方
ほか
・2 相手をムズムズさせる基本原則10
・3 会議・プレゼンでムズムズさせる
・4 部下指導でムズムズさせる
・5 SNS、サイトなど書き言葉でムズムズさせる
『ムズムズ仕事術』のここに注目・言葉・名言
「まずは相手の「〜してほしい」に対応する
人は、嫌なことを言われたり、されたりすると心を閉ざし、嬉しいことを言われたり、してもらったりすると、笑顔になり、心を開きます。
このような人の基本的な心理を理解できると、相手にとってどうしたら信頼できる自分になれるのか、どう行動すればよいかがわかってきます。」
(p.40)
まずは相手の「~してほしい」に対応する
いきなり、自分のことを話しても、聞いてもらえない可能性は高いでしょう。
相手のことを聞くことや、何か喜んでもらえるようなことを話す。
まずはここからということですよね。
ネットで、いきなり批判や非難してくる人は、このあたりがわかっていないのでしょう。
そんな人と仕事をしようと思う人は、ほとんどいませんよね。
まずは、相手のして欲しいことを考えてみるというのが、始まりですね。
理想的な未来を
「未来をイメージしたとき、それが自分にとって、世界にとって理想的な姿であれば、「こんな未来だったらいいなあ」と、ムズムズしてきませんか?
何かを提案するときは、相手がムズムズできるような理想の未来像を描き、そこにエスコートすると、その場だけでなく、提案内容が採用され、実現に向かう時もムズムズが続き、応援者となってくれます。
ポイントは、その理想の未来に相手や、会社への提案であれば上司や部下も経営陣を登場させること。そうすることで、より相手はイメージを鮮明にすることができます。
また、決裁者は、理想の未来のために、どうすべきか、どうあるべきかを考え、決断しています。言い換えると、理想の未来のために役立つ情報、提案を欲しているため、実際に情報、提案に出会えるとムズムズします。」
(p.133)
理想の未来にエスコートする
理想の未来の話をする、提案をする。
そのような話を聞いたら、気になるという人は多いのではないでしょうか。
さらに、現実的な方法なども提案できたら良いですよね。
理想的な話は怪しいと思う人もいるでしょうから。
いずれにしても、理想の未来をどうしたら実現できるのか、提案などができると良いと思います。
取り入れたいと思ったこと
「「自分しかいない」と自覚すると力を発揮する
「自分しかいないーー」そう自覚したとき、人は火事場のバカ力で、すごい力を発揮します。そして、これまで以上に大きなことができるようになります。」(p.160)
代わりの人がいるなら、自分がやらなくてもと考えてしまいますよね。
やれるのは、あなたしかいない、自分しかいないと思ったら、やってやろうと思うことでしょう。
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『相手に「やりたい!」「欲しい!」「挑戦したい!」 と思わせる ムズムズ仕事術』
おすすめ度
★★★★☆
ムズムズ仕事術ということで、相手に「やりたい!」「欲しい!」と思われるような話し方などが書かれています。
相手がやりたい、行動したいと思うような提案などがしたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。
おすすめしたい方
ビジネスパーソン。
経営者。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
まずは相手の「〜してほしい」に対応する
まずは相手の「〜してほしい」に対応していますか?