『「ラクして速い」が一番すごい』松本 利明
『「ラクして速い」が一番すごい』の目次
はじめに リストラされた5万人と選抜された6000人の「差」とは?
第1章 一発で決める
第2章 スパッと割り切る
第3章 抱え込まない
第4章 組織の「壁」を利用する
第5章 自分で「できる」ようになる
「ラクして速い」が一番すごい
速くてラクなら、同じ仕事をするならいいですよね。
本書では、そんな仕事術について書かれています。
「ラクして速い」が一番すごい:ここに注目・言葉・名言
「「やりたい仕事」は捨て、「勝てる仕事」に注力する」(p.068)
「人事・戦略コンサルタントとして、6000名以上のリーダーを選抜してきま
したが、リーダーたちは「やりたい仕事」を与えられてきたわけではありませんでした。
「最初はやりたい仕事ではなかったけれど、やってみたら楽しくて、うまくいきました。のめり込んで仕事をしているうちに、気づいたら出世していました」とリーダーたちは、やりたい仕事よりも「求められる仕事」で結果を出してきたのです。
「求められる仕事」とは、「向いている仕事」といえます。向いている仕事だからこそ、結果がすぐ出るのです。」
「勝てる仕事」に注力する
まず、結果を出す。
これができていると、説得力が増しますよね。
やりたい仕事をいきなりやれるなら、それも良いと思うのですが、
そうでないなら、まずは結果を出して、その実績を元にして、やりたいことを言えば、周りも納得しやすいでしょう。
だから、まずは、勝てる仕事、向いている仕事をやって、そこから成果を出す。
その後で、やりたい仕事をやれることもあると考えると、やりたい仕事がやれていないとしても、求められる仕事に注力できるのではないでしょうか。
「ラクして速い」が一番すごい:新しい取り組みをラクに実現させる方法
「イノベーションまでいかなくとも、新しいとり組みをラクに実現させる方法を
教えます。
それは「お客様を連れてくる」ことです。
新しいとり組みを考えるとき、話を通したいときは、先にお客様を見つけてしまいます。しっかり外堀を埋めてから、決定権者に「このお客様を失う責任を負ってもいいということですね?」と詰め寄るのです。」(p.132)
先にお客様を見つける
これも、実績や結果を先に作るということと似ています。
うまく行くとわかっていれば、よほどのことでもない限り、実行できるでしょう。
やはり、先に成果を出すというのは、説得するのに大切ですね。
どういう成果を出すという良いかというのはあるでしょうけれど、人を説得したいなら、やはり実績に勝るものはないですから、何かしらの成果を先に出して、提案すると良いということですね。
『「ラクして速い」が一番すごい』で取り入れたいと思ったこと
「横の根回し」ということが紹介されていました。
縦の根回しは、上司ですよね。
これだけではなくて、横の根回し、関係者、現場、同僚などへの根回しという
ことです。
意外と忘れがちかもしれませんね。
関係している人たちに、気配りしておく。やりたいと思いました。
あわせて読みたい
『SPRINT 最速仕事術――あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法』
ジェイク・ナップ、ジョン・ゼラツキー、ブレイデン・コウィッツ
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SPRINTの手法を、一つずつステップやタスクに分けて説明してくれています。
仕事やプロジェクトをうまく進めたい、実現させたいと考える方が読まれると、参考になる一冊です。
『「ラクして速い」が一番すごい』松本 利明
ラクして速い仕事術、仕事の考え方などが書かれています。
こういったことを知っておいて仕事をすると、成果も変わってくると思います。
ということで、ラクして速い仕事術を知りたい方が読まれると良いですね。
『「ラクして速い」が一番すごい』のおすすめ度
★★★★☆
ラクして速い仕事術がわかります。
どのような考え方、方法で、仕事をすると、速く、ラクに、仕事ができるかがわかりますね。
『「ラクして速い」が一番すごい』をおすすめしたい方
ラクして速い仕事術を知りたい方。
ビジネスパーソン。
『「ラクして速い」が一番すごい』松本 利明
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
まず「勝てる仕事」に注力する
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