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『外資系コンサルから学ぶロジカルシンキングと問題解決の実践講座』吉澤準持


ロジカルシンキングと問題解決ということで、ロジカルシンキングをどのように活用して、問題解決していくかということが書かれています。

例などを交えて書かれいるので、わかりやすいです。

『外資系コンサルから学ぶロジカルシンキングと問題解決の実践講座』吉澤準持

『外資系コンサルから学ぶロジカルシンキングと問題解決の実践講座』吉澤準持

『外資系コンサルから学ぶロジカルシンキングと問題解決の実践講座』吉澤準持

目次

はじめに
本書の読み方
ビジネスで使えるロジカルシンキング図解

第1部 ロジカルシンキングで「整理」をする

1章 フレームワーク:整理
・MECE/ベン図
・2軸思考
・ロジックツリー/ピラミッドストラクチャー
・フェルミ推定

2章 ケーススタディ:整理
・拡大を続けるゲーム人口を整理する
・流行のヒットソングを整理する
・人がこわがる理由を整理する
・トラブル企業への指導策を整理する
・コナンが住む町の人口を推定する

columu コミュニケーションは「THINK」の姿勢

第2部 ロジカルシンキングで「問題解決」をする

3章 フレームワーク:問題解決
・問題解決フレームワーク
・問題分析マンダラート
・問題分析フロー
・ECRS/SCAMPER
・優先度マトリクス
・ビジネスケース
・ロードマップ

4章 ケーススタディ:問題解決
・ゲーム機の失敗/成功
・マンガの失敗/成功
・後発TV局の失敗/成功

columu 仕事で目指すべきクオリティ

第3部 ロジカルシンキングで「仕事の最適化」をする

5章 ワークハック:仕事の最適化
・「説得」をする
・「資料作成」をする
・「反復実行」をする
あとがき

『外資系コンサルから学ぶロジカルシンキングと問題解決の実践講座』のここに注目・言葉・名言

「説得をする

最後まで相手がいる場合:FABE

ロジカルシンキングを実践する機会が最も多いのは、相手とのコミュニケーションの場面です。

ほぼすべての仕事が誰かとのコミュニケーションの上で成り立っています。
相手からスムーズな協力が得られるほど仕事がやりやすくなりますが、すべての人が自分の思い通りに動いてくれるわけではありません。

ロジカルに説明できたら解決するのではないか?

その答えは 「No」 です。 ロジカル ”だけ”では十分ではありません。ロジカルに加えて、相手が好むコミュニケーションができたとき、相手からのスムーズな協力を得ることができます。

相手が好むコミュニケーションの中でも、「説得」するための伝え方(セールストーク)は2つに区分できます。
それがFABE (フェイブ)と BEAF (ビーフ) です。

FABEとは、ストーリーを通じて相手からの合意を得るやり方です。最初に状況の背景を踏まえた特徴、次に競合と比べた際の利点、相手にとっての利益、最後にそれを裏付ける証拠を続けて示します。このセールストークは、最後まで説明をさせてもらえることが確実な状況で使うのに適しています (図5-1)。

途中退席の可能性がある場合:BEAF

BEAFとは、相手が得られるメリットを最初に示すことで興味を持たせ続けるやり方です。最初に相手にとっての利益、次にそれを裏付ける具体的な証拠、競合と比べての利点、最後にそれらの背景にあたる特徴を示します。

このセールストークは、説明の途中で相手が立ち去る、または話を打ち切られてしまう可能性がある場面で使うのに適しています(図5-2)。」(p.220-222)

FABE (フェイブ)と BEAF (ビーフ) 

Feature(特徴)
Advantage(利点)
Benefit(利益)
Evidence(証拠)

Benefit(利益)
Evidence(証拠)
Advantage(利点)
Feature(特徴)

ということで、このような順番で、状況に合わせて伝えることで、
説得しやすいということです。

問題解決は?

「問題解決 = 問題分析 + 課題解決

問題解決は2つのフェーズに大別できます。 最初に 「問題分析」 で真因を特定し、次に「課題解決」 で目標を実現する計画を立案します。

これらはさらに6つのステップに分解できます。 現状を調べて問題発見し、そこから解決すべき課題抽出を行い、共通する”真因特定”を経て、解決策を”施策立案”します。 施策の”優先順位づけ”をしたら、いつだれがどの施策を実行するのか”ロードマップ策定”します」(p.75)

問題解決 = 問題分析 + 課題解決

問題解決 = 問題分析 + 課題解決ということです。

そして、

問題発見
課題抽出
真因特定
施策立案
優先順位づけ
ロードマップ策定

というステップで行うということです。

取り入れたいと思ったこと

問題解決のストーリーとツール一覧(p.76-77)がまとめられています。

こういったストーリー、ツールで、問題解決を考えていくと良いというのがわかります。

取り入れたいと思いました。

あわせて読みたい

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www.biztikara.com

こちらの『トヨタで学んだ「紙1枚!」で考え抜く技術』は、紙1枚で、考える方法について書かれています。

どのように考えていくのかという方法を知りたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。

『外資系コンサルから学ぶロジカルシンキングと問題解決の実践講座』吉澤準持

おすすめ度

★★★★☆

ロジカルシンキングを問題解決にどのように使っていくのか。
ロジカルシンキングと問題解決について書かれています。
ロジカルシンキングや問題解決に興味がある方が読まれると、わかりやすくう読むことができると思います。

おすすめしたい方

ロジカルシンキングや問題解決に興味がある方。
ビジネスパーソン。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

問題解決 = 問題分析 + 課題解決

問題を分析、課題を解決していますか?