『コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法』名和 高司
『コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法』の目次
第一部 コンサルの基本技
1章 問題解決力
2章 課題設定力「論点思考」
3章 仮説構築力「仮説思考」
4章 インパクト力「インパクト思考」
5章 フレーミング力❶MECEとロジックツリー
6章 フレーミング力❷定番フレームワーク
7章 分析の切れ味
8章 ストーリーとしての戦略
第二部 一流コンサルのスゴ技
9章 大前研一の「ワープする脳」
10章 IQ・EQ・JQと「真善美」
11章 システム思考
12章 非線形思考
第三部 コンサルを目指す、コンサルを超える
13章 コンサルを目指すあなたへ
14章 コンサルを超えたいあなたへ
15章 社会課題を解決したいあなたへ
問題解決と価値創造の全技法
マッキンゼーとボストンコンサルティングでコンサルタントをされていた名和高司氏が、コンサルの技法について書かれています。
コンサルタントの問題解決と価値創造の技法がまとめられています。
ここに注目・言葉・名言
「問題解決は総合芸術だと述べた。そこにはさまざまな要素があり、さまざまな能力が求められる。大別すれば、「分析力」と「構築力」だ。」(p.028)
問題解決の二大要素、分析力と構築力
問題解決には、2つの要素があるということです。
問題を分析する分析力。
そして、問題の解決策を考える構築力。
この2つということです。
とりあえず、この2つがあれば、解決策を考えるまではできるということになりますね。
六つのステークホールダー
「重量とされるのが、次の六つのステークホールダーだ。
・顧客
・バリューチェーン上のプレーヤー
・コンペチター
・従業員
・政府と地域コミュニティ
・株主
かつての「三方よし」が、いまや、「六方よし」というところか。
いずれにせよ、さまざまな関係者に向き合うのが、現代経営の基本になって
いる。AかBかなどと言っているのは、もはや時代遅れもいいところなのである。」(p.387)
『コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法』六方よし
様々なステークホルダーのことも考える。
こういうことが求められる時代ということですね。
地域に限らず、グローバルなことも考えないとならないというのは、
大企業などではあるでしょう。
関わりのある人たち、組織のことも考えないとならない時代ということですね。
とはいえ、すべてを行うのは難しいでしょうから、優先順位をつけて実行していく、これが現実的な対応になると思います。
取り入れたいと思ったこと
上記のたくさんの関わりのある人や組織を考える必要性は、あるのだろうと思います。
ただ、現実問題としては、すべては対応しきれないようにも思います。
優先順位をつけて、考えて、行動したいと思いました。
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こちらの『問題解決大全』は、問題解決大全ということで、問題解決のツールが37個紹介されています。
まとめて知ることができるのが良いですね。
問題解決の方法などを知りたい方が読まれると参考になると思います。
『コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法』名和 高司
問題解決と価値創造の全技法ということで、問題解決と価値創造の技法が
まとめられています。
3部構成になっていて、第一部 コンサルの基本技、第二部 一流コンサルのスゴ技、第三部 コンサルを目指す、コンサルを超えるとなっています。
本書だけで、コンサルを超えられるかどうかはわかりませんが、コンサルタントが考える、問題解決、価値創造の方法、ノウハウがわかります。
一冊でまとめられているので、これから学びたい方に良いですね。
おすすめ度
★★★★☆
コンサルタントの問題解決、価値創造の技法がまとめられています。
一冊でまとめられているので、これから学びたい方に良いと思います。
おすすめしたい方
問題解決の技法などを知りたい方。
経営者。
『コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法』名和 高司
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
問題解決の二大要素、分析力と構築力
分析力と構築力を磨こう