Z世代マーケティングということで、Z世代(1996~2012年生まれ)は、どのようにモノなどを購入するのかといったことが書かれています。
『Z世代マーケティング 世界を激変させるニューノーマル』ジェイソン・ドーシー アンド デニス・ヴィラ
目次
はじめにーZ世代がやってきた!
第1部 Zたちが生きる世界(ニューノーマルへようこそ/「世代」を再定義する/Z世代が見てきたもの ほか)
第2部 最強世代を顧客化する(Z時代のブランド構築/Z世代の消費行動/Z世代を優良顧客にするには ほか)
第3部 Z世代の「働き方」(Z世代への正しい求人活動/長期的戦力の採用と育成)/Z世代と10の大変容/Zの時代は始まったばかり
『Z世代マーケティング』のここに注目・言葉・名言
「企業への3つの期待
ここでは、Z世代がブランド認知や初回トライアル、決済、紹介、 ロイヤルティについて何を望んでいるかを解説する。
CEOやCMO、取締役、起業家といったリーダーと仕事をしてきた経験から、私たちは消費者世代としてのZ世代が見ている世界を知るのが最適なスタート地点だと考える。調査では一貫して、次の3点がZ世代という購買層を引きつけるカギであると示されている。①価格、②パーソナライゼーション、③社会的責任である。」(p.142)
Z世代が企業に期待していること
Z世代は、企業に3つのことを期待しているということです。
①価格
②パーソナライゼーション
③社会的責任
価格は、出費に値するのかを考えるとのこと。
パーソナライゼーションは、個人に合った経験を期待しているということです。
そして、企業は、利益だけではなく世の中に役に立つことをすべきだと考えているということです。
これらの3つが期待されていることということですね。
購買のきっかけとなった要因トップ3
「1 個人的なつながり(家族や直接の知人)からの紹介
2 ブランドやプラットフォームへの信頼
3 ソーシャルメディア、セレブ、インフルエンサーからの情報」
(p.208)
購買のきっかけとなった要因
そして、購買のきっかけとなった要因トップ3は、以上の3つとのこと。
これらを見ると、信頼が大切だということが想像できます。
失敗したくないという思いがあるのかもしれません。
つながりを大切にしていて、そこからの情報を信頼しているとも言えそうです。
思ったこと
上記のことなどからわかるのは、つながりや信頼、評判などが大切になっているのだろうということです。
SNSなどの影響なのかもしれません。
つながりやすい時代で、間違ったこともすぐに広まる。
買い物などで失敗したくない。
そんな思いから、信頼、評判を大切に考えているということなのかもしれません。
あわせて読みたい
『ブランディングの科学 誰も知らないマーケティングの法則11』
バイロン・シャープ
『ブランディングの科学』これからのマーケティングの法則11。バイロン・シャープ - ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ
こちらの『ブランディングの科学』は、ブランディングの科学ということで、データから考えられる、ブランディングについての話が書かれています。
これからのブランディングを考えたい方が読まれると、参考になります。
最近のブランディングについて知っている方には、そこまで新しい話はないと思いますが、まとめとして読んでも良いと思いますし、知らない方には、こんなことが大切なのかと思える本だと思います。
『Z世代マーケティング 世界を激変させるニューノーマル』
おすすめ度
★★★★☆
Z世代が、どのように考えて、モノなどを購入するかといったことが書かれています。
Z世代に対するマーケティングを考えたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。
おすすめしたい方
マーケティング担当者。
経営者。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
購買のきっかけとなった要因トップ3
1 個人的なつながり(家族や直接の知人)からの紹介
2 ブランドやプラットフォームへの信頼
3 ソーシャルメディア、セレブ、インフルエンサーからの情報
信頼やつながりをどう考えていますか?