顧客理解から、どのように顧客を獲得するのか、売れるようにするのかといったことが書かれています。
顧客理解からアプローチしたい方が読まれると、参考になることがあると思います。
- 『顧客を見れば、戦略はいらない 解像度を上げるボトムアップマーケティング』川端 康介
- 『顧客を見れば、戦略はいらない』のここに注目・言葉・名言
- CVEP
- 取り入れたいと思ったこと
- あわせて読みたい
- 『顧客を見れば、戦略はいらない 解像度を上げるボトムアップマーケティング』
- 今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
『顧客を見れば、戦略はいらない 解像度を上げるボトムアップマーケティング』川端 康介
目次
第1章 論理起点の不確実なトップダウンから事実起点のボトムアップへ転換
第2章 CV(コンバージョン)との距離と、CVEP(コンバージョン・エントリー・ポイント)
第3章 「WHO(誰に)×WHAT(何を)」以前に理解すべき「前提」
第4章 コンバージョンにつながる17の具体アプローチ
『顧客を見れば、戦略はいらない』のここに注目・言葉・名言
「顧客が「WHEN(いつ)✕WHERE(どこで)」で発生したニーズを起点に、
自社のブランドに対して欲しいという欲求に変化したのか、つまり価値を
見いだしたのかという「ブランドが選ばれた理由」の解明となります。
この「特定条件」を理解することにより、「どうすればブランドを
選んでもらえるのか」という具体的な施策に落とし込めるのです。」
(p.110)
「WHEN(いつ)✕WHERE(どこで)」
「WHEN(いつ)✕WHERE(どこで)」欲しくなったのか。
ここを理解すると、商品を買ってもらいやすいということです。
いつとどこを再現すると、欲しくなってもらいやすいということですね。
確かに、それはあるかと思います。
ただ、簡単にわかるかどうかや再現できるかどうかは、その「WHEN(いつ)✕WHERE(どこで)」が再現しやすい場合に限られるかもしれません。
なので、複数の「WHEN(いつ)✕WHERE(どこで)」があると良さそうです。
CVEP
「CVEPは、消費者にとっての「便益」を、置かれている「状況」を通じて理解を促すものです。そして、「瞬間的な優位性」を生みだし続けるためには、今使用している代替手段からのスイッチを促す必要があります。
そのために、「状況」✕「便益」✕「代替手段」の3点を抑え、どのCVEPが最もブランドにとってCVとの距離が近いのかを検証し、戦略的に「瞬間的な優位性」をつくるのです。」(p.125)
「瞬間的な優位性」をつくる
CVEPとは、Conversion Entry Pointということで、コンバージョンするポイント、買う際のポイントということですね。
そして、「状況」✕「便益」✕「代替手段」の3つを押さえて、優位性を作ることで、買ってもらいやすくする。
ここまでできると、売れやすいということですよね。
取り入れたいと思ったこと
まずは、「WHEN(いつ)✕WHERE(どこで)」という状況を考えたいと思いました。
ここを複数考えてみると良いのかなと。
決定的な場面がわかると良いのかもしれませんが、1つではなく複数あると、多くの顧客や場面で届きそうですから。
あわせて読みたい
『実践 顧客起点マーケティング たった一人の分析から事業は成長する』
西口 一希
こちらは、1人の顧客からマーケティングを考えていく方法などについて書かれています。
顧客起点でマーケティングを考えたい方が読まれると、参考になるはずです。
『顧客を見れば、戦略はいらない 解像度を上げるボトムアップマーケティング』
おすすめ度
★★★★☆
顧客理解から、どのように顧客を獲得するのか、売れるようにするのかといったことが書かれています。
顧客を理解して、売上などにつなげたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。
おすすめしたい方
マーケティング担当。
経営者。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
欲しくなる状況を考える
「WHEN(いつ)✕WHERE(どこで)」欲しくなったのか