『科学的に人間関係をよくする方法』堀田秀吾
本の目次
第1章 コミュニケーションの基本ルールを理解する
第2章 思い込みは危険!科学が示す意外な事実
第3章 相手と向き合うための理由づけ
第4章 苦手意識はこうすれば克服できる
第5章 より深いコミュニケーションを目指して
人間関係をよくする方法
社会で生きていれば、人付き合いはありますよね。
だとしたら、人間関係があって、悪いより良いほうがいいですよね。
とはいえ、それほど簡単なことではなかったりもします。
本書では、そんな人間関係について、科学的に良くする方法がまとめられています。
『科学的に人間関係をよくする方法』:ここに注目・言葉・名言
グライスの協調原理
「「人が円滑にコミュニケーションしているときには、『量のルール』『質のルール』『関連性のルール』『伝え方のルール』という4つのルールにしたがって話をしている」という理論で、「グライスの協調の原理」と呼ばれています。」
(p.31)
人が円滑にコミュニケーションしているときの4つのルール
人間関係で、コミュニケーションは大切なポイントになるでしょう。
そのコミュニケーションで、人が円滑にコミュニケーションしているときは、4つのルールに従って、コミュニケーションしているということです。
上の4つのルールがそれですね。
他にも、暗黙のルールのようなものがあるかもしれません。
たとえば、ビジネス上のコミュニケーションでは、結論から話すなどわかりやすく話すなどあったりしますよね。
こういうなんとなくのルールが共有できていると、円滑にコミュニケーションが行える。
逆に言うと、こういったルールのようなものが破られると、円滑に行きにくくなるというのはありますよね。
『科学的に人間関係をよくする方法』:会話は、ツンデレが好かれる
「「最初から最後まで、ず〜っと好き」という態度をとられるよりも、「最初は嫌いだったけど、最後好きになっちゃった」という態度をとられるパターンのほうが、良い印象を抱くのです。」(p.72)
ツンデレ、デレデレの順
ツンデレのほうがいいとは、結構聞く話だろうと思います。
最後のほうの印象が大きいのでしょうね。
ちなみに、ツンデレの次に良いのは、デレデレで、さらにツンツン、最も悪い印象は、デレツンということです。
最初に良かったのに、あとで、ひどい態度を取られると、ひどいことが印象に残るのでしょう。
だとしたら、最初は、印象が悪いほうが、もしかしたら良いのかもしれませんね。
取り入れたいと思ったこと
親切が幸福につながるということが書かれています。(p.130)
ただ、毎日やるよりも、1日にまとめて行ったほうが、幸福感は多くなるなどあるようです。
このあたり、どう行うか考えたいところですね。
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『人間アレルギー なぜ「あの人」を嫌いになるのか』岡田尊司
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好きだった人を、なぜ嫌いになるのか。
こういったこともあるのが人間関係だったりします。
こちらの本は、「アレルギー」という考え方で人間嫌いを考えていて、
人間を嫌いになる理由などが理解しやすいです。
嫌いな人をどうすると良いかといったことも書かれています。
「人間アレルギー」について知りたい方が読まれると、参考になると思います。
読んでみてください。
『科学的に人間関係をよくする方法』堀田秀吾
人間関係に悩む。
そういうことは多いのかもしれません。
今、ちょうど悩んでいる、という人もいるかもしれませんね。
本書は、そんな人に即効性のある方法が書かれているわけではないかもしれませんが、こういうこともあるんだなと思っていると、知らないよりは、円滑に人間関係やコミュニケーションを進められるようになるでしょう。
おすすめ度
★★★★☆
人間関係を良くするための、科学的な方法がまとめられています。
即効性はないかもしれませんが、知らないよりは知っていると変わってくる、そんな方法が紹介されています。
人間関係を改善したいという方は、読んでみてください。
おすすめしたい方
人間関係を良くしたい方。
ビジネスパーソン。
『科学的に人間関係をよくする方法』堀田秀吾
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
コミュニケーションには、「ルール」がある
円滑にコミュニケーションできていますか?