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『残酷すぎる人間法則 9割まちがえる「対人関係のウソ」を科学する』エリック・バーカー


残酷すぎる人間法則ということで、人間関係などについて書かれています。

『残酷すぎる成功法則』の続編という感じでしょうか。

『残酷すぎる人間法則 9割まちがえる「対人関係のウソ」を科学する』エリック・バーカー

『残酷すぎる人間法則 9割まちがえる「対人関係のウソ」を科学する』エリック・バーカー

『残酷すぎる人間法則 9割まちがえる「対人関係のウソ」を科学する』エリック・バーカー

目次

第1章 人の心は 見た目が2割
1 犯罪プロファイリングは占いレベルの精度?
2 人の心は実際どれだけ読み取れている?
3 第一印象は本当にすべてを決める?
4 限りなく正確な嘘の見抜き方
5 人の心は読みとってはいけない

第2章 「頼れる友達」は実在するのか
1 「友だちの定義」を科学する
2 利己主義と利他主義は結局どちらが正しい?
3 友だちをつくりたければ、この「二つのシグナル」を出しなさい
4 ナルシストに人生を破壊されない(あわよくば利用する)ために知っておくべきこと
5 友情とは、何かしてあげること?それとも、そばにいること?

第3章 愛こそすべて?
1 バイアグラは2時間続く。では、結婚の幸福はどのくらい続くのか?
2「恋は病」は文字通り正しい。そして、それには理由がある
3 大切なのは情熱?それとも論理的なアプローチ?
4 愛は工夫しなければ続かない。ならば工夫するしかない
5( ロマン主義ではなく科学的に見て)充実した人生を送るには、愛が必要

第4章 人はひとりでは生きていけない?
1 森の中で幸せに生きた男と、社会に生きていても孤独な人たち
2 オンラインのつながりはリアルのつながりより人を幸せにする?
3 人間は、他人に必要とされないと生きていけない生き物
4 超個人主義に殺されないために

『残酷すぎる人間法則』ここに注目・言葉・名言

「さて、「人を見た目で判断できるのか否かの最終評決はどうなるだろう? 単純にイエスかノーと言いたいところだが、それではあまり意味がないだろう。この格言は、「ほぼ真実」であるが、誤解を招く恐れもある。この答えには、もっと微妙なニュアンスが必要だ。たしかに、人を表面的にすぐさま判断することは慎むべきだ。しかし
研究結果が示すように、私たちは、少なくとも初対面ではつねに「見た目で判断」するし、それは止められない。判断を完全に保留することは不可能で、訓練をしない限り、時間をかけても精度は上がらず、むしろ最初の判断に対する確信をますます深めていくだけだ。
だから、人をで判断しないことに重点を置くかわりに、間違いなくくだしてしまう判断を修正することにもっと力を注ぐほうがうまくいく、とするのが有効だろう。」(p.98)

人を見た目で判断できるのか?

人を見た目で判断してしまう。

というのが、多くの人の初対面での判断なのでしょう。

それら以外の判断する情報がないので仕方のないところです。

ただ、修正していくことが必要だとしています。

人は変わりますし、新たな情報が出てきたら、判断を変えたいですよね。

友情とは?

「また、親友の概念は、人類、さらに言えば霊長類に限られたものでもない。イルカやクジラ、その他の哺乳類にも、仲間という存在があることが研究者によって記録されている。研究対象となった社会の93%で、最も多く合意が見られた友情の特質は「助け合い」で、 逆にほぼすべての社会でタブー視されているのは、友情において「点数をつける」ことだった。
見知らぬ人との取引では、即金で払う。しかし友人関係では、好意のやりとりで勘定を度外視する。実際、厳密な互恵主義は、友情関係において大きなマイナスになる。急いで借りを返そうとすることは、失敬と見なされることもある。仲間とのあいだでは、コストや損得は関係ない(あるいは少なくとも、それほど重要ではない)かのようにふるまう。」(p.107)

「コスト」や「利益」を計算しないのが友情

友情とは何か?友人なのかどうなのか?

これらの問いの答えは、人それぞれ違うかもしれません。

ただ、コストや利益を計算すると、友情とは言えなくなってくるというのが共通しているようです。

それは、ビジネスなどになってしまうのでしょうね。

なので、仕事での人間関係が、なかなか友情とは言えなかったり、友人になるのは難しいというのはあるのかもしれません。

思ったこと

「孤独は、実際に一人でいるかどうかと関係がない。孤独とは主観的な感情だ。それは必ずしも物理的な孤立を意味するとは限らない。」
(p.292)

たくさんの人と一緒にいても、孤独を感じることはありますよね。一人でいても、孤独や寂しさを感じないこともあります。

孤独は、あまり体や精神に良くないとされます。

しかし、一人でいること自体というよりも、自分がその状況をどう捉えているかなのかもしれません。

あわせて読みたい

『科学的に人間関係をよくする方法』堀田秀吾

『科学的に人間関係をよくする方法』堀田秀吾 - ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ

www.biztikara.com

 

こちらは、人間関係を良くするための、科学的な方法がまとめられています。
即効性はないかもしれませんが、知らないよりは知っていると変わってくる、そんな方法が紹介されています。
人間関係を改善したいという方は、こちらも読んでみてください。

『残酷すぎる人間法則 9割まちがえる「対人関係のウソ」を科学する』

おすすめ度

★★★★☆

人間関係などについて書かれています。

どのように人間関係を考えると良いかなどを考えたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。

おすすめしたい方

人間関係が気になる方。
ビジネスパーソン。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

「コスト」や「利益」を計算しないのが友情

あなたにとって、友情とは?