『買いたがる脳 なぜ、「それ」を選んでしまうのか?』デイビッド・ルイス
買い物と脳
脳は、買い物をするときにどのような反応をしているのか。
このあたりがわかるとしたら、マーケティングや買い物は変わってきますよね。
本書では、買い物と脳について書かれています。
▼ ここに注目 ▼
「食品の買い物に行くと、確かに体が必要としているものが購入行動に強く影響し、食後すぐの買い物かどうかによって、購入する量が大きく変わる。」
(p.95)
体と買い物
お腹がいっぱいであれば、食べ物を買う量は減りますよね。
今日食べるものでないにしても、減るでしょう。
体の状況も買い物に影響するということです。
「買いたくなる」行動
「うなずくだけで商品への好感度は上がる。」(p.101)
うなずくということ
うなずくと、好感度が上がる。
これは、モノだけではなく、人にも言えると言われています。
好感度を上げたければ、うなずくようにすると良いわけですが、逆に、クビを振ると好感度は下がると言われています。
行動が「脳」に影響するということです。
脳が決めていると思いがちだが
行動は、脳が「決めている」と思いがちです。
たしかに、そういう部分が多いでしょう。
しかし、行動することで、別の行動をしてしまうことにつながるということもあります。
うなずくだけで、商品への好感度が上がるとは、脳の興味深いところです。
▼取り入れたいと思ったこと
「私たちは安心、安全でいたい。周囲と親密でいたい。帰属意識を感じたいと思っている。そのためブランドがそれらの役に立つことをアピールすれば、ブランドの魅力が高まる可能性が高い。」(p.195)
人々の欲求に基いて、商品をアピールする。
こうすると、魅力が高まりやすくなるということです。
考えたいことですね。
買いたがる脳 なぜ、「それ」を選んでしまうのか?
脳が、買い物をするときにどのように反応しているのか。
なぜ、その商品を選んだのか。
なかなかわかりにくいことでしょう。
こういうことに興味がある方が読まれると、参考になると思います。
読んでみてください。
▼ あわせて読みたい ▼
『買い物する脳』マーティン・リンストローム(著)
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆(★4.3)
▼ おすすめしたい方 ▼
マーケティング担当者。
経営者。
★『買いたがる脳 なぜ、「それ」を選んでしまうのか?』デイビッド・ルイス
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