『ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム』
クレイトン・M・クリステンセン,タディ・ホール,カレン・ディロン,デイビッド・S・ダンカン
ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)
- 作者: クレイトン M クリステンセン,タディホール,カレンディロン,デイビッド S ダンカン,依田光江
- 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
- 発売日: 2017/08/01
- メディア: 単行本
『ジョブ理論』の目次
この本を「雇用」する理由
第1部 ジョブ理論の概要(ミルクシェイクのジレンマ
プロダクトではなく、プログレス
埋もれているジョブ)
第2部 ジョブ理論の奥行きと可能性(ジョブ・ハンティング
顧客が言わないことを聞き取る
レジュメを書く)
第3部 「片づけるべきジョブ」の組織(ジョブ中心の統合
ジョブから目を離さない
ジョブを中心とした組織
ジョブ理論のこれから)
ジョブ理論
クレイトン・M・クリステンセン氏が、以前から書いていた、「ジョブ理論」についてまとめている本ですね。
これまで、クリステンセン氏が、他の本などでも書いてきたジョブ理論というものがわかります。
『ジョブ理論』・ここに注目・言葉・名言
「・ジョブとは、特定の状況で人あるいは人の集まりが追求する進歩である。
・成功するイノベーションは、顧客のなし遂げたい進歩を可能にし、困難を解消し、満たされていない念願を成就する。また、それまでは物足りない解決策しかなかったジョブ、あるいは解決策が存在しなかったジョブを片づける。」(p.62)
ジョブ理論:ジョブとは?
ジョブというと、仕事とか雇用、職業とかいったことが一般的な意味ですよね。
ここでは、「解決すべきこと」といった意味合いで使われているように思います。
解決すべきことのために、その「ジョブ」の解決策を選んで購入する。
よく言われる例は、穴を開けるために、ドリルを買う、というものですね。
「穴を開ける」がジョブで、ドリルを買うが、解決策を買うということです。
ジョブ理論:ジョブを中心とした組織
「プロセスには力がある。プロセスの力によって、社員は各自のタスクを一貫した方法で繰り返し実行することができる。プロセスが顧客の片づけるべきジョブを中心としてつくられていれば、つまり、顧客の求める進歩を促し、体験を届けることに最適化されていれば、競争優位の大きな源になる。」
(p.262)
競争優位の大きな源
顧客の求める進歩を促し、体験を届けることに最適化されていると、競争優位の源になるということです。
片づけるべきこと、ジョブを解決することができるように最適化されいてる企業、組織は、競争優位に立ちやすいということですね。
なぜなら、顧客は、ジョブを片づけるために、商品やサービスを購入するからということです。
取り入れたいと思ったこと
ジョブ理論は、顧客が何を求めているのかを考える、考え方というようなところかなと思います。
自分が作りたいものを作る、売りたいものを売るというのとは違って、顧客の片付けたい用事、ジョブから考えるということですね。
そのような考え方をする際に、ジョブ理論的に考えるとわかりやすいですね。
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『ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム』
クレイトン・M・クリステンセン,タディ・ホール,カレン・ディロン,デイビッド・S・ダンカン
ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)
- 作者: クレイトン M クリステンセン,タディホール,カレンディロン,デイビッド S ダンカン,依田光江
- 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
- 発売日: 2017/08/01
- メディア: 単行本
イノベーションとジョブ理論。
その関係性などについて書かれています。
片付けたい用事のために、商品やサービスを、顧客は購入する。
こういったことを考えたい方が読まれると良いと思います。
おすすめ度
★★★★☆
クリステンセン氏のジョブ理論について書かれています。
顧客が購入する商品やサービスを考えたい方が読まれると、参考になると思います。
おすすめしたい方
マーケティング担当者。
経営者。
『ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム』
クレイトン・M・クリステンセン,タディ・ホール,カレン・ディロン,デイビッド・S・ダンカン
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