『超訳 自省録 よりよく生きる』マルクス・アウレリウス
- 作者: マルクス・アウレリウス,佐藤けんいち
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2019/04/27
- メディア: 単行本
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『超訳 自省録』の目次
1 「いま」を生きよ
2 運命を愛せ
3 精神を強く保て
4 思い込みを捨てよ
5 人の助けを求めよ
6 他人に振り回されるな
7 毎日を人生最後の日として過ごせ
8 自分の道をまっすぐに進め
9 死を想え
自省録
ローマ皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスが書いたものを超訳している本です。
ローマ皇帝による人生訓ということですね。
本書から、自分なりに考えてみるのが良いなと思います。
『超訳 自省録』ここに注目・言葉・名言
「善悪の判断は行動で示される
どんな人に出会ったときにも、ただちに自分にこう問いかけてみることだ。
「この人は、善と悪に関してどのような原則をもっているのだろうか?」
というのも、快楽と苦痛、それぞれの原因について、また名誉と不名誉、生と死について、その人がなんらかの原則をもっているなら、その人がその原則にしたがって行うことは驚くことでもおかしなことでもないからだ。
そして、その人はそう行動せざるをえないのだということを、私は忘れないだろう。」(p.080)
行動で示される
今の時代、SNSなどがあるので、その人の考えなどを簡単に伝えることはできます。
ただ、行動はどうかというと、どうでしょうか。
意外と、言葉と行動が合っていないというのはあると思います。
行動でその人のことを判断すると、わかりやすいというのはありますね。
幸福は自分の行動にある
「名声をこよなく愛する者は、幸福は自分を賞賛する他人の言動にあると考える。
快楽に身をまかせる者は、幸福は自分の感覚をとおしてやってくるものと考える。
叡智を身につけた人は、幸福は自分の行動にあると考える。」(p.164)
幸福はどこにある?
幸せとは何か?
人それぞれと言ったりします。
ただ、知識が増えていき、知恵が増えてくると、行動の中に、幸せがあるとわかってくるということです。
動けることも、それ自体幸せなことだと思いますが、動くことで、より良いことを実現していくことができたら、それは幸せですよね。
こういうことがわかってきますね。
『超訳 自省録』で取り入れたいと思ったこと
上の「幸せ」と関係していることでもありますが、人の役に立つことが、自分の利益になるということも書かれていました。
人の役に立つと、自分の利益になってくる、というのはありますよね。
人の役に立つように動けば、自分の利益になって、幸せにもなる。
そういうことなんですよね。
『超訳 自省録』とあわせて読みたい
『心。』稲盛和夫
こちらは、稲盛和夫さんが書かれたものですね。
心を変える、心を磨く。
そのために、どうすると良いのか。
人格を磨きたいという方が読んでおきたい一冊です。
『超訳 自省録 よりよく生きる』マルクス・アウレリウス
ローマ皇帝による、自省録です。
人生訓などを知りたい方が読むと、参考になることがあると思います。
ここから、自分なりに自省すると良いと思いました。
自分で考えたいですね。
おすすめ度
★★★★☆(★4.3)
おすすめしたい方
人生訓などを知りたい方。
ビジネスパーソン。
『超訳 自省録 よりよく生きる』マルクス・アウレリウス
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
幸福は自分の行動にある
あなたの幸福は?