本書は、コピーライターの阿部広太郎氏が言葉について書かれています。
タイトルに、「コピーライターじゃなくても知っておきたい」とあるように、コピーライター向けというだけではなくて、何か伝わって欲しいことがある方が読むと、参考になることが見つかると思います。
『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』阿部 広太郎
『心をつかむ超言葉術』の目次
●はじめに・「I LOVE YOU」の訳し方
●第1章・自己紹介をしてみよう
●第2章・言葉の正体
●第3章・言葉に矢印を込めよう
●第4章・感動屋になろう
●第5章・名付けの力
●第6章・SNSで発信しよう
●第7章・企画書はラブレターだ
●あとがき・才能とは、掛けた時間である
ここに注目・言葉・名言
「「伝わる」とは「思い出せる」」(p.24)
「たとえば、何か困りごとがある時、「そうだ、あの人ならきっと△△を知っているはずだ」と思い出せる。
「伝わる」とは、受け取った相手が頭の中で「思い出せる」ことを言うのではないだろうか。
思い出してもらうには、当然ながら覚えてもらう必要がある。」
伝わるとは?
伝わるとはどういうことか?
思い出せるということだということです。
まずはそうかもしれないですね。
ただ、さらにというか、伝えた相手の行動が変わることという考え方もあります。
こう考えると、思い出さなくても、行動が変わったら、伝わっているとも言えますね。
いずれにしても、「伝えたい」と思うなら、伝わったというのは、どういうことなのか、自分なりに考えてみるというのはいいですよね。
企画
「「企画」は決して特別なものではない。あなたにとても関係のある行為なのだ。
仕事の領域だけではなく、たとえば、今日の晩ごはんをどうするか、週末はどこに行こうか、休暇は何をして過ごそうか、身近なところに企画の対象はあるし、人生は企画の連続と言っても良い。
企画ができる、つまり「→(矢印)」の使い手になれば、日々の積み重ねで人は幸福へと進んでいけるはずだ。」(p.086)
矢印
言葉 → 概念 → 行動
「矢印」の話がこの企画についての前にあって、こういった流れがあるのではということです。
言葉が、行動につながると。
上の話に戻ると、伝わるというのは、行動につながるものなのでしょう、やはり。
だから、求める行動があるなら、どんな言葉を使うと良いのか。
これを考えてみると、伝わって、行動が変わるというのはあるでしょう。
取り入れたいと思ったこと
本書では、企画についても書かれています。
そのポイントなどが書かれていました。
このポイントなどを考えつつ、言葉を使いたいですね。
言葉は魂と言ったりしますが、道具でもあるので。
あわせて読みたい
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『心をつかむ超言葉術』阿部 広太郎
伝えたいことがある人が読むと、参考になることが見つかると思います。
言葉をどう使うのか。
そんなことを考えたい方は読んでみてください。
おすすめ度
★★★★☆(★4.3)
コピーライターの阿部広太郎氏が言葉について書かれています。
伝えたいことがある方などが読まれると、参考になるはずです。
読んでみてください。
おすすめしたい方
言葉で伝えたい方。
ビジネスパーソン。
『心をつかむ超言葉術』
コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
言葉の使い方を考えてみる
伝わるとはどういうことか?