行動経済学の権威であるダン・アリエリー氏に、富永朋信氏が幸せになる戦略について聞いています。
幸せなどに興味がある方が読まれると、興味深く読むことができます。
『「幸せ」をつかむ戦略』富永朋信、ダン・アリエリー
『「幸せ」をつかむ戦略』の目次
第1章 「消費」の幸せって何だろう
第2章 「人間関係」を幸せにするには
第3章 ダン・アリエリーの「幸せ観」
第4章 「辛さ」を幸せに変える
第5章 「企業と個人」の幸せな関係
第6章 職場のモチベーションを高めるには(ダン・アリエリーの講演を聞いて)
『「幸せ」をつかむ戦略』ここに注目・言葉・名言
「2つのタイプの幸福があると思います。ここでは、「幸福タイプ1」と「幸福タイプ2」と呼びましょう。タイプ1は「ラクな幸福」です。海辺に座って、モヒートを飲む。これが私たちがよく考えるような幸福です。
一方、別のタイプの幸福もあります。それは「意味」と結びついていて、一見、その行為には幸福がないようなタイプのものです。」(p.72)
2つのタイプの幸福
2つのタイプの幸福があるということです。
悦楽と意味。
この2つということですね。
短期と長期と言ってもいいかもしれません。
どちらを選ぶも自分次第ですよね。
ただ、長期は、そう簡単ではなかったりします。
そういう意味で、戦略というか方法論などが必要になってくるのだと思います。
タイプ2の幸福は不合理?
「タイプ2の幸福は、完全に不合理ですが、良い意味で不合理です。」
「愛は不合理ですが、愛のない世界をつくりたいとは思いません。詩も芸術もすべてある意味では不合理です。人間の寛大さは不合理です。」(p.80)
愛は不合理?
愛は不合理ということですが、確かに、愛する人のために死ぬといったことがあれば、不合理でしょうけれど、愛のために生きて、幸福なら合理的と言えると思います。
愛にしても、タイプ2の幸福にしても、合理的かどうかは、目的に合っているかどうかでわかるしょう。
不合理になるとは思えないというか、一見すると不合理ても、合理的なことはあると思います。
感情の話だからなのか、不合理と言いたくなるかもしれませんが、状況や目的によって変わりそうですね。
思ったこと
「パートナーから得るものとは「旅をする」ということです。
自分のことを完成した人間だと考え、ひたすら自分の旅を続けていけば、パートナーとの距離はどんどん離れていきます。」(p.60)
これは、夫婦間の話ですが、人間関係でも同じなのでしょうね。
自分が完成した完璧な人間だと思っていると、他人と協力しないとか、他人を必要としないとなって、変わらない。
そうなると、離れていってしまうのでしょうね。
ともに良い方向に変わっていく。
そういうものが、良い人間関係と言えそうですね。
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『「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室』 - ビジネス書の書評ブログ:ビジネス書をビジネスのチカラに
『「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室』
エリザベス・ダン、ロバート・ビスワス=ディーナー

「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室 (中経出版)
- 作者:NHK「幸福学」白熱教室制作班,エリザベス・ダン,ロバート・ビスワス=ディーナー
- 発売日: 2014/12/24
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幸せは、わかりにくいですね。
『「幸せ」について知っておきたい5つのこと』では、その幸せについて知っておくと良いことが5つ書かれています。
こちらの本も、幸せに興味がある方が読まれると、参考になると思います。
『「幸せ」をつかむ戦略』富永朋信、ダン・アリエリー
行動経済学のダン・アリエリー氏が、幸せについて語っています。幸せをどう考えるのか。
そんなことに興味がある方が読まれると、参考になることが見つかると思います。
おすすめ度
★★★★☆
幸せについて、行動経済学のダン・アリエリー氏が語っています。
幸せになるには、どんなことを考えると良いのか。
そんなことがわかります。
おすすめしたい方
幸せに興味がある方。
ビジネスパーソン。
『「幸せ」をつかむ戦略』富永朋信、ダン・アリエリー
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
2つのタイプの幸福がある
あなたにとっての幸せは?