『人に頼む技術 コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学』
ハイディ・グラント
- 作者: ハイディ・グラント
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2019/07/12
- メディア: Kindle版
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『人に頼む技術』の目次
第1部 なぜ、頼み事をするのは難しいのか(誰かに何かを頼むのを気まずく感じる理由
なぜ“頼んでも断られるだろう”と思うのか
“頼み事をしたら嫌がられるかもしれない”という誤解)
第2部 良い頼み方、ダメな頼み方(“助けを求めること”が抱える矛盾
必要な助けを得るための四つのステップ
こんな頼み方をしてはいけない)
第3部 人を動かす3つの力(「仲間意識」を活用する
「自尊心」を刺激する
「有効性」を感じさせる)
人に頼む
人に頼むのが苦手。
そういう人はいると思います。
それで問題ないならそれでも良いですが、人の力を借りることが必要なとき、借りたほうが良いときに、借りられないとしたら、困りますよね。
本書では、人に頼みやすくなる方法などが書かれています。
『人に頼む技術 』ここに注目・言葉・名言
「必要な助けを得るための四つのステップ」(第5章)
ステップ1 相手に気づかせる
ステップ2 助けを求めていると相手に確信させる
ステップ3 助ける側は責任を負わなければならない
ステップ4 助ける人が、必要な助けを提供できる状態でなければならない
助けを得るためのステップ
何か助けて欲しいときには、まずどんな助けが必要なのか明確になっていると良いですよね。
そして、人にそのことを気づいてもらう。
さらに確信を持ってもらって、相手が責任というか、必要な助けを提供できる状態であることですね。
こういうステップを踏むことで、助けが得やすくなるということです。
気づいてもらわないとならないですし、相手が助けられないなら、助けてもらえないでしょう。
何を得ようとしているのか?
「誰かに頼み事をするときは、それによって何を得ようとしているかを必ず伝えるようにする。また、助けてくれたことに感謝する際(感謝はしますよね?)、相手が助けてくれたことの結果を知らせるようにする。」(p.220)
頼む理由
何を何のために頼むのか、これがわかると、頼まれる側は何ができるのかなど判断しやすいですよね。
そして、助けてくれた結果、どうなったのかを知らせると良いということです。
どうなったかわからないと、役に立ったのかどうかわからないですよね。
伝えたいですね。
取り入れたいと思ったこと
まずは、四つのステップは考えたいですね。
そして、得たいことが何かをはっきりさせて、伝えることですよね。
それで動いてもらえるかどうかは、あとは、相手次第というところでしょうか。
あわせて読みたい
『こうすれば人は動いてくれる』ボブ・バーグ、弓場 隆 (翻訳)
【人間関係】『こうすれば人は動いてくれる』ボブ・バーグ、弓場 隆 (翻訳) - ビジネス書の書評ブログ:ビジネス書をビジネスのチカラに
こちらの本も、人が動いてくれるようになる方法や考え方が書かれています。
すごい秘訣というわけではありませんが、こういうことなのだろうという納得感はあります。
人を動かしたい方が読まれると、参考になると思います。
『人に頼む技術 コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学』ハイディ・グラント
なぜ人に頼むのが苦手なのか、あまり好きになれないのか、そんなことについても書かれています。
このあたりを知りたいという方も、読んでみると参考になるだろうと思います。
そして、頼み方、頼む技術を知りたい方も読んでみると良いですね。
おすすめ度
★★★★☆
人に頼む技術ということで、頼み方などが書かれています。
また、なぜ人に頼むのが嫌だと感じてしまうのかなども、紹介されています。
助けを得る方法などを知りたい方が読まれると、参考になると思います。
おすすめしたい方
頼むのが苦手な人。
ビジネスパーソン。
『人に頼む技術 コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学』
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
助けが必要なときに、人に頼む
助けを得るために何をしますか?