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『超ファシリテーション力』平石直之


『超ファシリテーション力』ということで、ABEMAの報道番組「ABEMA Prime」の進行を担当している、平石直之氏がファシリテーションのコツなどについて書かれています。

ファシリテーション力の向上につながる方法などを解説されています。

 

 

『超ファシリテーション力』平石 直之

目次

第1章 ファシリテーターの心得(そもそもファシリテーターとは?-ファシリテーターの立ち位置は、ひとつにあらず。顔ぶれによって柔軟にアレンジを。/面識のない人ばかりの会議で、堅い空気を和ませるには?-ファシリテーターはとにかく初めての参加者に寄り添う姿勢を。 ほか)

第2章 話し合いを円滑に進めるコツ(会議の出だしをスムーズにするには?-会議の序盤は、否定的なコメントをできるだけ避ける。/アジェンダが多くて、時間配分がうまくいかないのですが…。-あらかじめアジェンダを開示して、参加者にも進行管理に協力してもらいましょう。 ほか)

第3章 ファシリテーションは準備が9割(準備すべき要素を書き出し、優先度の高いものから着手する。/ファシリテーターの生命線は情報収集!速読や倍速を駆使して効率アップ。 ほか)

第4章 即使える!キラーフレーズ集(参加者同士で激しい言い合いが始まってしまったとき/脱線した話題を本題に戻したいとき ほか)


『超ファシリテーション力』のここに注目・言葉・名言

「アナウンサーとしてテレビ朝日に入社してからは、会議に参加したり、記者会見を取材する機会も多く、司会者がダラダラと話すのを聞かされて退屈な思いしたり、一部の人たちだけで盛り上がっているのを見て疎外感を感じることもありました。仕切りの悪さが組織やチームにもたらす悪影響を、さまざまな場面で目の当たりにしてきたのです。

そうした経験から、「円滑なコミュニケーションを促す人=ファシリテーター」の存在がいかに重要であるかに気づいていきました。

私がたどり着いたファシリテーションのノウハウは、議論を有意義なものにするだけではなく、会議やミーティングの枠を超えて、メンバー間のコミュニケーションを深めるのに役立ったり、やる気を引き出したり、チームの一体感を醸成できることもわかってきました。」(p.14-15)

ファシリテーターの役割

ファシリテーション、ファシリテーターで、コミュニケーションや会議、ミーティングが変わってくるというのはありますね。

とはいえ、どうやったら良いのかは、難しいところでしょう。

ということで、本書などで、ファシリテーションの技術を学ぶと良いですよね。

『超ファシリテーション力』:揉めにくくするために

「Q 揉めごとが嫌いなので、
  なるべく平和的に話し合いたいのですが・・・・・・。
 
 A あらかじめ
  「意見は意見」と宣言して
  お互いのリスペクトを促す。」(p.126)

「私自身も番組内でたびたび経験していることですが、熱くなって議論する2人のあいだで立ち回るのは、非常にエネルギーを消耗するものです。
なかにはどちらの意見にも理があり、口調は穏やかではなくても聞くに値する議論もありますが、感情的なやり取りはたいてい気持ちのいいものではありません。とりわけ社内の会議であれば、感情のもつれはその後の会社生活にも差し障りますので、遺恨を残すようなものにはしたくないのが本音でしょう。」
(p.127)


「意見は意見」と宣言

会議やミーティングなどで、「意見は意見」とあらかじめ宣言すると良いということです。

「「意見はあくまで意見です。意見が違うからといって個人攻撃は控えてください」
「意見が異なることは構いませんが、ぜひお互いにリスペクトする気持ちを
持って議論していければと思います」

こう宣言しておくだけで、賛成派も反対派も、自分の思いに反する意見に触れ、
受け止める心構えができます。また、仮に相手が過激な態度に出た場合にも、
ファシリテーターが割って入ってくれることが期待できるので、自分も一緒に
なって反撃する必要はないという、参加者たちにとっての安心感にもつながります。」
(p.128)

こんな感じで、宣言しておくと、揉めたときでも、間に入りやすいということ
ですね。

取り入れたいと思ったこと

参加者同士で激しい言い合いが始まったら

「いったん、こちらで引き取らせていただきます」(p.164)
として、間に入るということです。

議長などが行うと良いのでしょうけれど、
そういう人がいないなら、いったん止めてみる、落ち着いて整理して
みましょう、というようにすると良さそうですね。

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会議は、会社によってやり方が違っていたりしますよね。
会議を改善することで、仕事も改善しやすくなるはずです。

こちらは、アマゾンの会議などについて書かれています。
会議や仕事の改善をしたい方は読んでみると、参考になることが見つかるはずです。

 

『超ファシリテーション力』平石 直之

おすすめ度

★★★★☆

ABEMAの報道番組「ABEMA Prime」の進行を担当している、平石直之氏がファシリテーションのコツなどについて書かれています。
ファシリテーション力を上げたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。

おすすめしたい方

ファシリテーション力を上げたい方。
ビジネスパーソン。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

「意見は意見」と宣言

ファシリテーションを駆使していますか?