エモ消費ということで、エモな消費について書かれています。
このエモ消費、わかるようでわからない言葉かもしれません。
まずは、本書で言う「エモ」から見ていきます。
『エモ消費 世代を超えたヒットの新ルール』今瀧健登
目次
第1章 「エモ」が自分にとっての「買う理由」になる
第2章 「エモ」が生まれる場所
第3章 ハッピーな共感を生み出す「エモシチュエーション」
第4章 小さな幸せを可視化する「エモクリエイティブ」
『エモ消費 世代を超えたヒットの新ルール』のここに注目・言葉・名言
「「エモ」をひと言で表現すると、「ハッピーな共感」です。」(p.80)
「もちろん、1人で感じるハッピーもありますが、それは自分の中で完結するものです。コミュニケーションがあるからこそ広がりが生まれ、人に伝えたいと感じます。誰かといるときに、あるいは誰かといたときを思い出すことで感じることを、エモと考えます。
このように、エモとは、誰かとのコミュニケーションを通して、ハッピーを感じた経験です。わかりやすく言えば、誰かと一緒に笑っていたときと重なる部分。それが多くの人にとっての共感のポイントになります。そしてほかの人に伝えようという意識が生まれ、UGCが広がっていきます。」(p.87)
「エモ」とは「ハッピーな共感」
エモとは、誰かとのコミュニケーションを通して、ハッピーを感じた経験ということです。
楽しいとか嬉しいとかを、誰かと共有したことを「エモ」としています。
そして、エモ消費とは、このエモと商品やサービスとひも付けて、購入してもらう、消費してもらうということです。
「人に勧めたくなる」まで磨き込む
「「人に勧めたくなる」まで磨き込む
エモマーケティングの目的の1つは、UGCを生み出すことです。そのためには、消費者に「商品を買いたい」と思わせるだけではなく、「シェアしたい」と思ってもらえる状況まで設計する必要があります。」(p.147)
人に勧めたくなるところまで考える
エモ消費につながるように商品を考えるわけですが、商品を買いたいと思うだけで終わるのではなく、誰かと話したくなるような、シェアしたくなるようなところまで考えるということです。
例えば、誰かにプレゼントできるような商品にできないか?
ギフトとして提案できるようにできないか?
こういったところまで考えると、エモ消費につながる商品になりやすいということです。
取り入れたいと思ったこと
幸せな共感を作れるような商品・サービスを考える。
これが、エモ消費の考え方なのではないかと思いました。
そして、人と幸せなコミュニケーションや時間などを作れるような商品・サービスをどうしたら提供できるのかを考えていくと、エモマーケティングがうまく回り出しそうです。
まずは、そのような考え方を取り入れて、やってみたいと思います。
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おすすめ度
★★★★☆
エモ消費について書かれています。ここから、エモマーケティングの考え方や手法を説明されています。
エモ消費などに興味がある方が読まれると、参考になることが見つかると思います。
おすすめしたい方
マーケティング担当者。
経営者。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
「人に勧めたくなる」まで磨き込む
「人に勧めたくなる」まで磨き込まれていますか?