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『WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方』ジル・ボルト・テイラー 


脳科学者のジル・ボルト・テイラー博士は、脳出血により左脳の機能をすべて失い、リハビリの末に脳機能を回復させた経験があるということです。

そのテイラー博士が、脳科学の分野の「4つのキャラ」を協力させることで、心が軽くなるような脳の働き方について書かれています。

脳と心の関係などに興味がある方が読まれると、興味深く読むことができると思います。

『WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方』ジル・ボルト・テイラー 

『WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方』ジル・ボルト・テイラー 

『WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方』ジル・ボルト・テイラー 

目次

まえがき 心の安らぎはすぐそこにある
第一部 脳のなかをちょっと覗いてみる
第1章 私の物語、私たちの脳
第2章 脳の構造と人格
第3章 脳を支えるチーム―四つのキャラクター
第二部 あなたの四つのキャラ
第4章 キャラ1 考える左脳
第5章 キャラ2 感じる左脳
第6章 キャラ3 感じる右脳
第7章 キャラ4 考える右脳
第8章 脳の作戦会議―安らぎのための強力なツール
第三部 人間関係における四つのキャラ
第9章 自分自身とのつながり―四つのキャラと体
第10章 ほかの人たちとのつながりー―恋愛関係における四つのキャラ
第11章 分離と再連結社会との断絶と結び直しー―依存症に立ち向かう四つのキャラ
第12章 この百年をふり返るー―四つのキャラと世代とテクノロジー
第13章 完璧で、ありのままで、美しい

『WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 』のここに注目・言葉・名言

「進化論の観点から見ると、人間の脳は、神経学的な傑作ですが、それでも完成品からは程遠いのです。むしろ人類は、進化の途上にあります。第一に、私たちは左の考える脳〈キャラ1〉に新しく追加された組織と、もとからあった左の感じる脳〈キャラ2〉の組織を活発に統合中です。第二に、右の考える脳〈キャラ4〉に新しく追加された組織と、もとからあった右の感じる脳〈キャラ 3〉の組織を統合中です。第三に、私たちは左の感じる脳の組織〈キャラ2〉と右の感じる脳の組織〈キャラ3〉を連携中です。そして最後に、左の考える脳組織〈キャラ4〉を連携中です。これらを成し遂げたとき、私たちは脳全体を使った生き方へと進化するのです。
 人間の脳は現在進行形で進化していますが、(第3章で解説する) 左脳と右脳の価値観の相違が、人生や社会に影響を与えていることは明らかです。政治的な意見の対立による社会不安のほか、統計的に、アメリカ人の成人の五人にひとりが、人生のある時点で重い精神疾患と診断されることなども、その一例と考えられるのです。私たちは種として、自らの進化を促進する方向を選ぶことで、個人、共同体、そして地球規模での平和を見つけられるはず。」
(p.29-30)

脳の4つの部分を協力させる

脳の4つの部分、これらを4つのキャラとして、本書では解説しています。

そして、左脳のキャラ1は思考の脳で、左脳のキャラ2は感情の脳。
また、右脳のキャラ3が思考の脳で、右脳のキャラ4が感情の脳。

これらが協力できるようにしていくことで、脳全体、ホール・ブレインを使ったことになるということです。

そしてこれらの脳の進化が、個人や共同体、地球での平和につながるとのことです。

心を支える錨

「心を支える錨

脳のほかの神経回路と同じように、何気ない瞬間に「脳の作戦会議」を開く時間が増えれば増えるほど、その回路は強くなっていきます。最終的には「脳の作戦会議」が習慣として 自動的に、自然におこなわれるようになります。そして、感情のボタンが押されたと感じたらすぐ円陣を組むことが、脳のあたりまえの反応になったとき、あなたの人生は大きく変わるはず。
その最大の収穫は、〈キャラ2〉の大げさな反応や感情的な痛みに引きずられそうになっても、「大丈夫、ひとりぼっちじゃないから」と実感できること。右脳の〈キャラ3〉と〈キャラ4〉は、集合的な意識のなかに存在しているため、孤独を感じることはありえません。「ホール・ブレイン 「脳の作戦会議」の習慣をつけることで、より脳全体を活かした人生が送れるようになると断言できます。」(p.192)

「脳の作戦会議」を開く

これら4つのキャラで、「脳の作戦会議」を開くことが、脳全体を活かしていくことにつながるということです。

とくに、右脳の「キャラ4」が、脳の作戦会議に参加することで、心の平和に繋がりやすいとのこと。

「脳の作戦会議」を開くことを習慣にできると良いと思いました。

まずは、時間を決めるなどして、自分の中で、それぞれの「キャラ」で考えてみる時間を作ると良さそうですね。

1日の中で、そういう時間を意図的に作りたいものです。

取り入れたいと思ったこと

「脳の作戦会議」のやり方などについて書かれています。(p.201〜)

そのやり方を取り入れつつ、「脳の作戦会議」をやってみたいと思いました。

「脳の作戦会議」を習慣にできるようにしたいですね。

あわせて読みたい

『ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である』ジョン メディナ

『ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である』ジョン メディナ - ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ

www.biztikara.com

こちらの『ブレイン・ルール』は、脳の健康などについて書かれています。

脳を健康にしたい、そんな方に参考になります。

脳を若く維持したい方などは読んでみてください。

『WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方』

おすすめ度

★★★★☆

脳全体を活用することで、心の平和などを得られるということが書かれています。
脳全体を活用したい方が読まれると、参考になると思います。

おすすめしたい方

脳全体を使いたい方。
ビジネスパーソン。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

脳の4つの部分を協力させる

脳の全体を活用していますか?