企業やチームの文化について書かれています。
人が集まると、不文律のルールのようなものができたりしますよね。
そんな文化をどう考えて、どう作るのかという話です。
『Who You Are(フーユーアー)君の真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくる』
目次
日本語版序文 辻庸介
序文 ヘンリー・ルイス・ゲイツ・ジュニア
イントロダクション
第1章 文化と革命 トゥーサン・ルーベルチュールの物語
第2章 ルーベルチュールのテクニックを使う
第3章 武士道
第4章 もうひとつの武士道 シャカ・サンゴールの物語
第5章 サンゴールのテクニックを使う
第6章 チンギス・ハン 多様性の達人
第7章 現代社会の多様性
第8章 自分らしい文化をデザインする
第9章 境界事例と見せしめ
第10章 まとめ
『Who You Are』ここに注目・言葉・名言
「優れた文化が成功を確約しないとしたら、どうして文化を気にする必要があるのだろう?社員の記憶にいつまでも残るのは、プレスリリースでもなければ賞をもらったことでもない。四半期業績が上がったとか下がったかということなど、すぐに忘れてしまう。自社のプロダクトのことだってもしかすると、あやふやになってしまうかもしれない。
でも、そこで働いたときにどんな気分になったかや、そこで働いたことで自分がどんな人間になったかはいつまでも残る。社員の心から離れないことがひとつあるとしたら、それはその会社特有の気質と気風だろう。物事がうまくいかないとき、その気質や気風が人々をつなぐ拠り所になる。それが日々の小さな判断の道しるべになり、それが積み重なってある種の目的意識が生まれる。」(p.35)
文化が判断の基準になる
会社の「文化」が、判断基準(のひとつ)になるということです。
そうなると、判断によって行動が変わって、結果に影響がありますね。
文化が結果に影響する。
だから、文化を考える必要がある。
意思決定の文化
「あなたが下す決定は、ほかのどんなものよりあなたの企業文化に影響する。また同時に、その意思決定のプロセスも文化の核になる。リーダーの意思決定には3つのスタイルがある。」(p.268)
1 敵か味方か?
2 全員参加。
3 みんなの意見を聞いて私が決める。
意思決定の3つのスタイル
こういった3つのスタイルがあるということです。
そして、ビジネスでは、3つ目の「みんなの意見を聞いて私が決める」が、たいてい一番うまくいくということです。
そうなると、このような意思決定をして、文化としていくと、ビジネスもうまくいきやすいのでしょうね。
意見を聞いて、トップなり意思決定者が決める。
取り入れたいと思ったこと
上の意思決定は、まず取り入れたいですよね。
そして、「言行を一致させる」(p.96)
言ったことをやる文化にしたいなら、これは取り入れたいというか、やりたいですよね。
あわせて読みたい
『How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)―私たちの働き方とマネジメント 』
エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ
こちらは、Googleの働き方、マネジメント、仕事のやり方について書かれています。
グーグル現会長で前CEOのエリック・シュミット氏と、前プロダクト担当
シニア・バイスプレジデントのジョナサン・ローゼンバーグ氏の著書です。
Googleの働き方から、仕事のやり方を考えたい方が読まれると、
参考になると思います。読んでみてください。
『Who You Are(フーユーアー)君の真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくる』
おすすめ度
★★★★☆
企業の文化について考えたい方が読まれると参考になると思います。
どうやって文化を作るのか。
考えて、行動できると良いですよね。
おすすめしたい方
人事担当者。
経営者。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
文化が判断の基準になる
文化をどう作りますか?