『伝え方でいつも得するリーダーなぜか損するリーダー』ということで、リーダーの伝え方について書かれています。
伝え方に悩むリーダーなどの方が読まれると、参考になると思います。
『伝え方でいつも得するリーダーなぜか損するリーダー』吉田 幸弘
目次
第1章 なんでも言い合える「信頼関係」を築く
第2章 部下に「嫌われない」マネジメント
第3章 自ら考えて動く「部下の育て方」
第4章 上司を味方につける「会話術」
第5章 横のつながりをつくる「巻き込む力」
『伝え方でいつも得するリーダーなぜか損するリーダー』のここに注目・言葉・名言
「ほめるよりも大切なのは、変化や成長に気がつくことです。
たとえば、次のように伝えてみてはいかがでしょうか。
「資料の作り方、変えたんだね。目次を入れたことで、資料の全体像が一発でつかめるし、レイアウトも余白の使い方を工夫したことで、圧迫感がなくなった」
できるだけ、解像度の高い言葉を意識して伝えましょう。
森を見るでも木を見るでもなく、枝を見るのです。」(p.36-37)
ほめるよりも大切なのは、変化や成長に気がつくこと
褒めて育てようと言ったりします。
そういう方法もあると思いますが、なかなか難しいところでしょう。
変わったところや良くなったところを指摘する。
それだけでも、言われた側は「見てもらえている」とわかります。
認められていると感じられるのではないでしょうか。
Where(どこ)が原因かと聞く
「問題解決をするには、まずは問題の原因を広げて考えさせることが大切です。ミスの要因を考えられるだけ部下に挙げてもらい、その選択肢から狭めていく、という順番を取る必要があります。
そこで、「どこ」(WHERE)を使います。「どこに原因があるのか、一緒に洗い出してみようか」と声をかけてあげるのです。」(p.58-59)
なぜ?ではなく、Where(どこ)が原因かと聞く
問題が起こったら、なぜ問題が起こったのかと言いたくなるというか、原因を追求するというのはありますね。
ただ、なぜ?と問うと問い詰められていると感じる人もいるでしょう。
そこで、Where(どこ)が原因かと聞いて、問題を洗い出してみる。
そこからどうしたら解決できるかを考えていくと、問い詰められている感じが少なく会話などをしていくことができるということです。
取り入れたいと思ったこと
「落としどころの見つけ方」(p.170)について書かれていました。
大事なのは、提案前に「譲れない条件」を聞くことだということです。
それ以外であれば、打開できる可能性があるからと。
たしかに、すべてを満たせれば良いわけですが、なかなかそうはいかないから問題になったりするわけです。
そういう場合は、譲れない条件は何かを聞いてみると、それを満たせれば、問題解決に進めそうですよね。
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『伝え方でいつも得するリーダーなぜか損するリーダー』吉田 幸弘
おすすめ度
★★★★☆
リーダーの伝え方などについて書かれています。
伝え方に悩むリーダーの方などが読まれると、参考になることが見つかると思います。
おすすめしたい方
伝え方に悩むリーダー。
経営者。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
なぜ?ではなく、Where(どこ)が原因かと聞く
どこ?が原因と聞いていますか?