『TED TALKS スーパープレゼンを学ぶTED公式ガイド』クリス・アンダーソン
本の目次
[基本]
1 プレゼンテーション・リテラシー/2 アイデアを築く/3 よくある落とし穴4 スルーライン
[ツール]
5 つながる/6 ストーリーを語る/7 説明する/8 説得する/9 見せる
[準備]
10 ビジュアル/11 原稿を書く/12 通し練習/13 つかみと締め
[本番]
14 服装/15 メンタルの準備/16 ステージの設定/17 声と存在感18 フォーマット革命
[考察]
19 トーク革命/20 なぜそれが重要か/21 次はあなたの番
TEDのプレゼンを学ぶ公式ガイド
TEDのキュレーターである、クリス・アンダーソン氏が、TEDのプレゼンについて書かれています。
TEDのプレゼン術について書かれた本はいろいろとありますが、こちらが、公式ガイドということになるようです。
ここに注目・言葉・名言
「講演者のいちばんの使命は、自分が心から大切にしている「なにか」を取り出して、聞き手の心の中にそれをもう一度築き上げることだ。その「なにか」を、僕らはアイデアと呼ぶ。人々が拠りどころにし、持ち帰り、価値を見出し、ある意味で人生を変えるような概念だ。」
アイデアを伝える
自分が大切にしている「アイデア」を伝える。
アイデアというと、発想とかそういう話もありますが、ここでは、考えといったことでしょう。
価値があると思うこと、アイデアを伝えること。
これが、TEDに登壇する人が、まずは行うことだということです。
売り込みなどではないということですね。
説明とは?
「説明とは、だれかの脳のモデルに意識的に新しい要素を加えたり、今ある要素をより腑に落ちる形に並べ替えたりすることだ。僕が言ってきたように、優れたトークの目標がだれかの頭の中にアイデアを築くことだとしたら、説明はその目標達成に欠かせないツールになる。」(p.111)
聞き手の脳の中に、アイデアを再構築する
説明して、相手の頭のなかに、アイデアを再構築する。
これができれば、相手は理解してくれる。
できなければ、理解はされない。
そのために、どうやってプレゼンすると良いか。そういうことが本書では、書かれています。
TEDで素晴らしいと言われるようなプレゼンから学びたい方は、その技術などを知ることができるので、読んでみると良いですね。
取り入れたいと思ったこと
「人間の違いよりも共通点のほうが、はるかに意味があり、はるかに深い。
僕らはみんな原が減ったり、嘆いたり、苦しんだり、笑ったり、泣いたり、愛したりする。僕たちはみんな血を流す。夢を見る。みんな他人に共感し、相手の立場に立つことができる。そして先を見る目を持ったリーダーが、立ちあがってなにかを言う勇気を持つだれかが、みんなの中にある人間性を引き出し、育てることができる。」(p.336)
共通点を考える。
そして、それを引き出す。善性を引き出す。こういうことが大切ということを、TEDを通して実現したいのだろうということがわかります。
この本は、テクニックが多いですが、これが本書で言いたいこと、アイデアなのだろうなと思います。
あわせて読みたい
『TEDトーク 世界最高のプレゼン術 【実践編】』ジェレミー・ドノバン
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TEDのプレゼンを学びたい方は、こちらも合わせて読んでみてください。
合わせて読むと、より理解が深まるはずです。
『TED TALKS スーパープレゼンを学ぶTED公式ガイド』クリス・アンダーソン
TED。
TED TALKSということで、TEDのプレゼン術を学べる一冊です。
プレゼン術もですが、どのように人に伝えるかを考えたい方が読まれると、いろいろと考えられるので良いですね。
読んでみてください。
おすすめ度
★★★★☆(★4.3)
TEDの公式プレゼンガイドということで、TEDのプレゼン術について書かれています。
TEDのプレゼン術から学びたい方が読まれると、参考になると思います。
おすすめしたい方
TEDのプレゼンを学びたい方。
ビジネスパーソン。
『TED TALKS スーパープレゼンを学ぶTED公式ガイド』クリス・アンダーソン
今日の「ビジネス書をチカラに!」
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