『新聞の正しい読み方:情報のプロはこう読んでいる!』松林薫
新聞の読み方
新聞、読んでいますか?
新聞をなぜ読むか?どう読むか?といったことが、本書では書かれています。
新聞の読み方を改善したい方が読むと良いでしょう。
ここに注目・言葉・名言
「エリート」はなぜ新聞を読むのか
「どんな仕事もそうですが、政策決定や大きなビジネスの場では、個人間のコミュニケーションが非常に重要になります。互いの距離を縮めたいとき、「共通の話題」は欠かせません。これは、だれもが日常生活で感じていることだと思います。相手と親しくなるには、顔を合わせた時のちょっとした会話が重要です。「昨夜のテレビドラマ、面白かったね」といった話題は、その典型でしょう。この場合、テレビというメディアが話題提供の役割を担っているのです。
政治やビジネスの世界では、この役割の一部を新聞が果たしています。」(p.125)
共通の話題としての新聞
新聞が、共通の話題になる。
こういうことはありますね。最近では、売れなくなってきているとはいえ、
やはり、日経新聞の話などにはなります。
共通の話題から、その先につながっていくというのはあるでしょう。
そういったところからも、新聞を読むというのはありますね。
過去・現在・未来の視点を持つ
「新聞は情報リテラシーを高める最高の教材です。実際、ここまで説明してきた知識を実践するだけでもかなりの効果が出るはずです。この章では、更に上を目指した情報分析に向けて、角度を変えて考えてみます。具体的には、縮刷版の過去記事を読むことを通じて、予測や変化、記憶について自覚を深める方法や、冷静に記事を読むことで客観的な視点を維持するための練習方法について説明します。」(p.198)
未来の視点を持てる
縮刷版の新聞を読むことで、未来の視点を持てるということです。
時系列で新聞を読むと、変化を感じられるというのがあります。
過去から、現在までを読んでみると、この先どうなっていくのか、あくまで予想ではありますが、見えてくるというのはありますね。
仮に、新聞トップの1面だけでも縮刷版で追っていけば、今の日本の状況などもそれなりに把握できるでしょうし、今後の日本の景気なども考えられたりもするでしょう。
取り入れたいと思ったこと
情報分析の3点について書かれていました。
表現、立場、動機。
この3点で、情報は分析すると、その情報の意味が見えてくるということです。
取り入れたいですね。
あわせて読みたい
『こころ動かす経済学』 日本経済新聞社 (編集)
心と経済学。 その関係などについて書かれています。 経済と心の関係に興味がある方が読まれると、興味深く読むことができると思います。 読んでみてください。
『こころ動かす経済学』 日本経済新聞社 (編集) - ビジネス書をビジネスのチカラに
こちらは、日経新聞で連載されていたものをまとめたものです。
内容は、経済学と心というものです。こういった連載物を読むというのも、新聞の楽しみの一つですね。
『新聞の正しい読み方:情報のプロはこう読んでいる!』松林薫
新聞は、最近は読む人が減少傾向にあるといいます。
一方で、ネットでは、新聞の情報も提供されています。
そう考えると、新聞の情報に触れる機会は、減ってはいないのかもしれません。
そんなことも含めて、新聞の読み方について考えたい方が読まれると、参考になると思います。
おすすめ度
★★★★☆
新聞の読み方について書かれています。
新聞をどう読むか、ということに興味がある方向けの本ですね。
新聞をもっと活用したいという方が読まれると、参考になると思います。
おすすめしたい方
新聞の読み方を知りたい方。
ビジネスパーソン。
『新聞の正しい読み方:情報のプロはこう読んでいる!』松林薫
今日の「ビジネス書をチカラに!」
共通の話題としての新聞
⇒ 過去・現在・未来の視点を持っていますか?