『大人のための書く全技術』齋藤孝
齋藤孝の「書く技術」の集大成!! メールや企画書作りなど、社会人が仕事で成功するために必要な技術のすべてを、齋藤孝がわかりやすく詳しく解説します。終章には、書くために役立つ究極の40冊リスト付き!
本の目次
第1章 社会人こそ「書く力」が必要な理由
第2章 書き方を変えると生き方が変わる!――「書く力」を鍛える基本練習
第3章 仕事の成否は文章力で決まる!――ビジネス文書の全技術
第4章 文章の達人になる――ワンランク上の書く技術
第5章 「読む・書く・話す」の達人になる――言葉を磨く最後の全技術
終 章 私の「書く力」を鍛えた四〇冊
書く全技術
書くこと。
ネットが普及したからでしょうか、書くことが求められていますよね。
本書では、齋藤孝氏が、書く技術について書かれています。
▼ ここに注目・言葉・名言 ▼
「では読ませる文章とは何でしょうか?
それは書かれたことに“発見”や“新たな視点”が含まれている文章です。
言い方を換えれば、読んだ人を感動させる要素があるかどうか、書き手の「独自の認識」が反映された文章になっているかどうかだと言っていいでしょう。」(p.64)
読ませる文章とは?
書かれた文章に、発見や新しいことがあるかどうか。独自性があるかどうか。
ここが読ませる文章ということです。
読んで良かったと思える文章には、発見や新しい視点があるということです。
新しさが大切ということになりますね。これまでにないこと。
そういうことが含まれているかどうか。ここがポイントということです。
人間、知らないことを知りたいという欲求があるのでしょう。とくに、文章を読むということだと、そういうことがあるのだろうと思います。
だから、新しさがあると、読んでいこうと思うのでしょうね。
「書く力」のおおもとは「読む力」にある
「「書く力」のおおもとは、「読む力」にあります。
私は、たとえば本を書くとなると、本を100冊読んだからといって書けるものではないと思っています。
1000冊読んで、やっと一冊著書を出せるというのが、私の皮膚感覚です。つまり、その比率は1000対1です。」(p.208)
読むことが書く力につながる
人にわかるように書く。伝わるように書く。
なかなかむずかしいですよね。簡単なのであれば、このような本が売られることもないでしょうし、買う人もいないでしょう。
やはり、書くことはむずかしい。
1000冊読んで、1冊書けるぐらいということです。
そして、本を読むというのと合わせて、新聞も読むと、比較的ラクに読む量を増やせるとのこと。
たしかに、新聞だと、それなりの量を読みやすく書かれています。
新聞だと、ニュースや情報を得ることもできますし、一石二鳥でしょう。
そして、書くためにも、新聞や本を読みたいですね。
取り入れたいと思ったこと
新しい視点。発見。やはり、文章には、そういうものがあるといいですよね。
読む側からすれば、それだけの時間を使っているわけですから、そういうものが欲しいでしょう。
だから、新しい視点や発見、独自性。こういうことを取り入れたいと思います。
あわせて読みたい
『書かずに文章がうまくなるトレーニング』山口拓朗
書かずに文章がうまくなるトレーニング 文章を書かないで、文章がうまくなる。 その方法について書かれています。トレーニングをすることで、書くのがうまくなっていく 文章をうまくなりたい方が読まれると、参考になると思います。 読んでみてください。
『書かずに文章がうまくなるトレーニング』山口拓朗【書評】 - ビジネス書をビジネスのチカラに
文章は考えること。書く前の準備が大切。
書かずに文章がうまくなるトレーニングがわかります。
文章を上達したい。そういう方は、こちらも合わせて読んでみてください。
『大人のための書く全技術』齋藤孝
文章を書くというのは、意外とむずかしいですよね。
うまくなりたいと思っても、すぐにはうまくならないものかもしれません。
書く技術を改善したい方は読んでみてください。
おすすめ度
★★★★☆
書く技術について、齋藤孝氏が書かれています。
書くための基本的な考え方から、向上方法などがわかります。
書く技術を改善したい方に参考になると思います。
おすすめしたい方
書く技術を高めたい方。
ビジネスパーソン。
『大人のための書く全技術』齋藤孝
今日の「ビジネス書をチカラに!」
読ませる文章とは、書かれた文章に、発見や新しいことがあるかどうか
⇒ その文章に、発見や新しいことはありますか?