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『小売の未来』ダグ・スティーブンス


小売の未来ということで、小売がこれからどうなっていくのかといったことが書かれています。

コロナ後の小売ということになどについても書かれています。

『小売の未来』ダグ・スティーブンス

『小売の未来』の目次

序章握手とハグが当たり前だった日々
第1章“基礎疾患"のあるブランド
第2章異世界へのタイムトンネル
第3章食物連鎖の頂点に立つ怪物たち
第4章大きな獲物が狙われている
第5章新しい時代を生き抜くリテールタイプ
第6章小売りの技を極める
第7章ショッピングモールの再生
第8章小売の未来

 


『小売の未来』ここに注目・言葉・名言

「生き残るブランドは、従来のマーケティング手法や販売戦術を抜本的に見直し、これまでとは違う新たな消費行動パターンに適応するはずだ。パンデミック収束後の世界にようやくたどり着いた私たちを待ち構えているのは、単にコロナ禍で加速されただけの小売業界ではない。それどころか、恒久的に変貌を遂げた産業や消費者がそこにいるだろう。」(p.125)

消費者の変化

コロナ後には、消費者が変わっているというのはありそうですよね。

元に戻るということはない。

混在するのかもしれませんが、今の消費習慣に慣れた消費者が出てきそうですよね。

リテールタイプと領域

「リテールタイプという原動力に加え、先ほどの4領域のうち、2つの領域で強みを発揮する3本脚として差別化を図り、ポジションを強化することだ。」(p.292)

4つの領域から2つを選ぶ

10のリテールタイプというものが紹介されています。

 

【本書で展開される10の「リテールタイプと消費者の問いかけ」】
1「ストーリーテラー」型→自分を奮い立たせてくれるブランドはどれ?
2「活動家」型→自分の価値観と一致するブランドはどれ?
3「流行仕掛け人」型→新しくてクールなものは、どこに行けば手に入る?
4「アーティスト」型→一番充実した体験が味わえるのはどこ?
5「透視能力者」型→自分のことを一番理解してくれているのは誰?
6「コンシェルジュ」型→最高水準のサービスはどこで受けられるの?
7「賢者」型→一番いい助言がもらえるのはどこ?
8「エンジニア」型→最高に作り込まれた商品はどこで手に入るの?
9「門番」型→必要な商品はどこで手に入るの?
10「背教者」型→この商品が欲しいけれど、もっと買いやすくしてくれるのは誰?

 

この中から、自社や自分に合ったリテールタイプをまず選んで、方向性を見つけるということです。

それから、4つの領域(カルチャー、エンターテインメント、商品、ノウハウ)から、2つの自社の強みを発揮できるようにする。

このリテールタイプと領域で、自社を差別化して、ポジションを強化するということです。

ポジション強化として、何をすると良いかの指針としてわかりやすいと思いました。

取り入れたいと思ったこと

このリテールタイプと領域は、わかりやすかったです。

自社がどこを強化していくと良いのか、その方向性がわかります。

目指すところがわかると、行動しやすいですよね。

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広告会社オグルヴィの英国支店の副会長、ローリー・サザーランド氏が、人の欲望や行動について、心理学や行動学などの視点を織り交ぜつつ、マーケティングの視点などが書かれています。

マーケティング担当などの方が読まれると参考になるはずです。

『小売の未来』ダグ・スティーブンス

 

おすすめ度

★★★★☆

小売の未来ということで、これからの小売について書かれています。

タイプや領域というものを選んで、強化するというのはわかりやすかったです。

小売やマーケティングに興味がある方が読まれると参考になると思います。

おすすめしたい方

マーケティング担当者。
経営者。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

消費者が変化する

消費者の変化を理解していますか?