プロのビジネスリーダーとは?
経営改革/企業再建プロフェッショナルの小早川鳳明氏が、プロのビジネスリーダーがどのようにマネジメントをしているのかといったことを書かれています。
どこを押さえて、リーダーシップを発揮すると良いのかということがわかります。
『日本人が知らないプロリーダー論』小早川鳳明
『日本人が知らないプロリーダー論』の目次
従来の日本のリーダーが通用しなくなった
外国人プロリーダーが送り込まれてきた
チームを掌握するために必要なことは?
チームメンバーが明日やる仕事はどう決まるべきか?
逆転の発想ができればチームを加速させられる
やる気を引き出す予算数値の作成方法とは?
自身の経験を最大化するプロリーダー術とは?
成果を出すためにリーダーが知っておくべき知見とは?
メンバーのやる気を引き出す数字を使ったプロリーダー術
正しく部下の評価をするために、リーダーが持つべき考え方とは?
できなかったら理由をとことん追求するプロリーダー術
リーダーが一人で多数のチームメンバーを同時に動かすスマートな方法
本当のリーダーだけが持っている力
『日本人が知らないプロリーダー論』のここに注目・言葉・名言
「プロリーダーとは、営業利益に貢献できるチームをつくることにとことんこだわるリーダーです。そして実際にチームを率いて、営業利益に貢献できる成果を会社に提供し続けます。
プロリーダーは成果を出すための方法論を習得しているため、どのような環境、どのようなチームメンバーを率いたとしても、必ず営業利益に結びつけることができるのです。」(p.032)
営業利益に貢献できるチームをつくる
プロリーダーは、営業利益に貢献できるチームをつくるということです。
これが、目標、目指しているところということですね。
他はどうでもいいというわけではないでしょうけれど、このために、チームメンバーをコントロールするなどしているということです。
ビジョン・目標を語ることが大切
「着任したリーダーは、真っ先に自身のビジョン・目標を語ることが大切
ビジョンで大まかな方向性を示し、象徴的な数値を含んだ目標で、ビジョン達成のためにどの程度頑張ればよいかの距離感を伝える」(p.50)
リーダーが、まずやることとは?
では、そんなプロリーダーがまずやることとは、何かというと、ビジョン・目標を語ることということです。
ビジョンで方向性を示して、実際にどんな数値目標を達成するのか。
これを伝えるということです。
ここができないと、何をどうするかも考えられないですよね。
だから、まずは、ビジョンと目標を伝えるということです。
取り入れたいと思ったこと
「このようにKPIを設定することを通じて、チームメンバーに最も注力してもらいたい領域を示し、その領域に集中するよう促すことができるのです。
そして、チームメンバーの頑張りを明瞭な評価基準で評価し、賞与を支払えるようになるのです。すなわち、KPIを用いれば、チームメンバーの行動をコントロールすることができてしまうのです。」(p.185)
KPIを設定することで、チームメンバーの行動を変えることができるということです。
何をキーにするか。
これが、まさに鍵なのだと思います。
ということで、KPIは、しっかり考えて、求める目標にあったものを決めたいですね。
あわせて読みたい
『最高のリーダーは何もしない―内向型人間が最強のチームをつくる!』 - ビジネス書の書評ブログ:ビジネス書をビジネスのチカラに
『最高のリーダーは何もしない―――内向型人間が最強のチームをつくる!』藤沢 久美
こちらの『最高のリーダーは何もしない』は、リーダーは何もしないけれど、メンバーがチームの目標を達成していく。
そういうチームを作るには、どうしたら良いのか。
こういったことに興味がある方が読まれると、参考になると思います。
ビジョンがチームを引っ張っていく、ますますこれからそういう時代になっていくのでしょうね。
『日本人が知らないプロリーダー論』小早川鳳明
企業のリーダーとして、どういうリーダーが、プロリーダーなのか。
それがわかる本です。
どのように営業利益に貢献できるチームをつくるとよいのか。
そんなことを知りたい方が読まれると参考になる一冊です。
おすすめ度
★★★★☆
企業のプロリーダーは、どんなリーダーなのか、どう考えて動くのかといったことが書かれています。
リーダーとして、どうすると良いか考えたい方が読まれると、参考になるはずです。
おすすめしたい方
リーダー。
経営者。
『日本人が知らないプロリーダー論』小早川鳳明
ハーバード・MIT・海外トップMBA出身者が実践する 日本人が知らないプロリーダー論
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
営業利益に貢献できるチームをつくる
営業利益に貢献できるチームをつくっていますか?