「Z世代」や「年上部下」など、どんな部下でも成長させるリーダーがどんなことをやっているのかといったことが書かれています。
部下のいるリーダーの方などが読まれると、参考になることが見つかると思います。
『リーダーシップは「見えないところ」が9割』吉田幸弘
目次
第1章 リーダーシップは「見えないところ」で差がつく!
第2章 できるリーダーは部下の「ここ」をこっそり見ている
第3章 リーダーのフィードバックは「準備」が9割
第4章 上司や他部署に味方されるリーダーの「気づかい」
第5章 リーダーが「見えないところ」でやっている仕事の工夫
第6章 リーダーの「自分を整え、高める」秘密のルーティン
第7章 チーム力を高めるリーダーの「見えない」習慣
『リーダーシップは「見えないところ」が9割』のここに注目・言葉・名言
「「マーケティング部に行くには、〇〇さんとつながっておくといいぞ」
かつて言われていたこれらのアドバイスは、Z世代には通用しません。
Z世代は会社を超えて通用するスキルを身につけたいと思っているからです。できるリーダーは、そのことをよく理解しており、1o1ミーティングをする際も、「将来、マーケティング部に行くには?」ではなく「マーケティングの専門家として業界で通用するには?」、「営業成績をアップさせるには?」ではなく「どんなモノでも売れる営業マンになるには?」といった形で話しています。」(p.51)
Z世代は会社を超えて通用するスキルを身につけたいと思っている
昔から、会社に関係なく通用するスキルを身につけている人は強いというのはあると思います。
ただ、最近は、一つの会社でずっと働くということも減っているところもあるでしょうし、副業・複業などをしたいという人も増えているでしょう。
だとしたら、どこにいても通用するスキルを身につけるには、といった話をしたほうが良いのでしょうね。
相手が求める情報を伝えるリーダーであれば、少なくとも話は聞いてくれるのではないでしょうか。
クールダウン
「心を切り替えるクールダウンの「儀式」
このように、常に平常心であることを求められるリーダーは、何かあった時、心を整える自分なりの「儀式」を準備しているものです。それが「クールダウン」の儀式です。
クールダウンとは感情が乱れた際に冷却期間を置くことです。冷却期間といっても、数分で十分です。」(p.147)
平常心でいるために
信頼されるリーダーとなるには、まずは落ち着いているというのは必要かもしれません。
いつも慌てている人を信用するという人は少ないでしょうから。
そういう意味で、平常心でいるということは必要なのかもしれません。
だとすると、感情が乱れた際に、整える時間や儀式があると、心を落ち着かせやすくなりますね。
コーヒーを淹れる、ガムを噛むなど、自分が落ち着く方法を見つけて、実践したいものです。
取り入れたいと思ったこと
「昨今、離職率が高い職場の特徴として、「きつすぎる職場」と「ゆるすぎる職場」があります。
「きつすぎる職場」ではメンタルが崩壊したりするのに対し、「ゆるすぎる職場」は成長できない環境になっています。リーダーは
チームがこのような雰囲気に陥っていないかを常に気にかける必要があります。」
(p.190)
ゆるすぎるのも、また離職率が高くなるということです。
成長できないからということのようです。
難しいところですが、ちょうど良いところを探りたいですね。
あわせて読みたい
『伝え方でいつも得するリーダーなぜか損するリーダー』吉田 幸弘 - ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ
こちらは、リーダーの伝え方などについて書かれています。
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『リーダーシップは「見えないところ」が9割』吉田幸弘
おすすめ度
★★★★☆
リーダーシップは、どういったところを押さえると良いのか。
最近のリーダーに求めれることなどを考えたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。
おすすめしたい方
ビジネスパーソン。
リーダー。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
Z世代は会社を超えて通用するスキルを身につけたいと思っている
リーダーとして、どのように部下と接していますか?